<例会山行報告>
2002年2月 峰床山 大谷山 ・大谷山2
<例会山行報告>
<  北山・八丁平 峰床山(970m) >
日 時: 2002年2月9日(土)AM7時45分天 候: 小雨・時々曇り・晴れ
参加者: 土方(CL)、山田(Sし)、山本修、小原、山本綾、藤本、「小次郎」
 コース:右俣出合(9:00)→八丁平(10:25)→オグロ坂峠(11:05)→峰床山頂上(昼食)〜12:05発→右俣出合(13:40)

 土方さんと山本さんの車に分乗し、葛川小学校へ向かう。そのまま細い凹凸の林道を車進み、右俣出合に到着。積雪ゼロ、霧雨の中ワカン・スコップっをおいて、橋を渡り歩きはじめる。
 1時間程の急登のあと、雨もあがり道に雪がまばらに現れる。”中村乗っ越しを過ぎ、高層湿原・八丁平へ到着。
 

小次郎も仲間入り
 峰床山分岐まで進むと積雪5〜10cm、徐々に一面真っ白の雪景色が広がってくる。「40分くらいですけど、峰床山まで行きますか?」と言う土方さんの問いかけに「行こう!」と出発。
 オグロ坂峠(870m)〜峰床山(970m)、ザクザクと雪を踏みしめて進む道が心地よい。「この景色もいいねえ」「あっちもきれい・・」と景色を楽しみ、鼻歌など、口ずさみながら頂上へ曇り空で視界はないが、笹原と枯れ木(骨みたいな木)のある静かな頂上で昼食をとる。
 下りの雪道はあっという間。行き道で「雪があった、あった」と大はしゃぎで見てきた雪道を振り返りながら、一気に下り、再び霧雨の右俣出合へ、無事到着。
14:25〜るーむ「ぶな」でお茶して解散。楽しい一日でした。
                    (藤 本)
<例会山行報告>
< 大谷山 > 
 2月23日(土) 天候 晴天
参加者:CL小松 明美・SL山本 修・坪井 信子寺尾 宏子・沢崎 実・沢崎 絹子・藤田 悦史
  本田 英子・寺尾 宏子・小原 堅・新見 修・新見 澄代  (計11名)
 コースとタイム

 事務所(7:30)⇒大谷山ふもとのお寺(9:00)⇒勾配がきつくなるところでわかんをつける(9:20)⇒標高450メーター付近(10:20−10:30)⇒標高640メーター付近(11:10−11:20)⇒頂上の手前で食事(12:00−12:30)⇒山頂(13:00−13:15)⇒食事をした場所(13:40−13:50)⇒ふもとのお寺(15:40)

 当日は今までにない良い天気となって空は雲ひとつもない青空だ。参加者も11人の大きなグループになった。わたしは、冬はいつもフル装備で山に登るために、荷物の重さが身にこたえて、登るぺ−スはみんなについていくのが精一杯だ。
 最初の頃から、わかんを全員がつけての登山だ。雪の質がもうすぐ春のように水分の多い雪質なので、わかんで登るのが最適だ。何人かがそれをつけていても、ときどき深い雪のなかに足をとられながらの登山だ。本田さんは日焼けのために町のなかでは歩けないようなマスクをして、ユニークなファッションを楽しんでいた。

大谷山頂にて

マスクを外した本田さん
 雲ひとつなく、それほどの風もない冬山登山は久しぶりだ。山頂と帰る途中で食事をした場所の景色がすばらしいので、わたしはその時夢中でカメラのシャッターを切り続けた。春は、もうすぐ目の前にきているので、山頂の水分を多く含んだ雪が日の光を浴びて光り輝いて
いる様子は、カメラではうまく表現できないだうう。
 お寺に止めておいた3台の車で、途中で温泉にいこうか、いう話もあったのだか、結局は全員そのまま帰ることになった。全員冬のすばらしい山を満喫して、至福のひとときを堪能しながら、それぞれの思い出を持ち帰っていった。
 去年の秋に小原さんと、この大谷山に登ったときは、良い山だとの印象はあったのだが、あいにく雨の天気だったので、特別に深い印象はなかったのだけれども、今回のような天気が良いときには、淑賀県と福井県の県境にあるこの山は、自然がそのまま残っていて、それに触れるには、とっておきの山であることがわかる。山頂からは、琵琶湖と若狭湾の眺望が見渡せる。春や秋の晴れた日にもこの景色はすばらしいだろうから、またこの頂上にきてみたい。
 わたしが写したのはスライドフイルムだったのでプリントするには時間がかかったが、ようやくぞれがキャビネサイズの3枚の写真になった。この3枚の写真は、わたしにとって、とっておきの山に大谷山がなって行くように、とっておきの写真になっていく。
< ふたたび大谷山へ >
                  小松 明美:記
 真っ青な空にそびえる真白き頂、大谷山。
本田さんがぼつりと言った。「登ってもいいものだろうか?」思わず、そう言わせる程こその光景は気高く、神々しいものだった。
 登ってもいいものだろうか?そう思わせるほど美しいものであればあるほどに登りたいという思いも強く、こ登頂を確信した一団は、一歩、一歩樹林を抜け、雪の壁にステップを刻んでいく。

 期待通りの大谷山山頂。
 伊吹から、金糞、横山、ひときわ白く輝く上谷山。
 孤高の山、蕎麦粒。

真白き頂・大谷山
 いくえにも重なり合う山稜の向こうにさらなる山並みが脳裏に浮かぶのは私だけだろうか。いや、皆それぞれの思いを持ってこの頂に立ち、山にいる喜びをかみしめながら、生の実感を味わっているのだろう。

 北に続く稜線もまた魅力的である。寒風から粟柄、赤坂、三国、そして、新庄乗越を経て野坂へと続く稜線である。
 寒風からカネ坂を経て新庄側へ降りる尾根は黒々と、一目でブナの稜線とわかる程に私を引きつけてやまない。

 近江と若狭をつなぐこの峠みち、何時までも歩き続けたいものだと思う。文化、歴史、自然を大切にするということはそういうことではないのだろうか。

 次回は、大谷山から寒風を経てマキノに降りる例会にしようと約束して、後ろ髪惹かれる思いで、山頂を後にした。
 何度も立ち止まり、振り返り、駆け足でもう一度登り返したい! そう、何度思ったことか!

 今年は例年に比べ雪も少なめで、一度溶けたせいもあり、ラッセルに苦労す
る事もなく、無雪期と変わらない時間で登頂する事が出来ました。
 みんなのお陰でまた、すてきな思いでが増えたこと感謝しています。

               終始、最後を歩いていた、リーダーより