<個人山行報告>
2004年1〜3月 ・武奈ヶ岳 ・甲武信岳 ・雪の小女郎峠
小女郎ヶ池に遊ぶ  ・西吾妻山
霧氷を求めて
< 武奈ヶ岳 >
日時:2004.1.9(金)晴れ
                                   武 藤:記
コース:比良リフト山麓駅〜山頂駅〜八雲ヶ原〜イブルギのコバ〜武奈ヶ岳(1214m)往復

リフトから望む「堂満岳

リフトから望む「蓬莱山」

スキー客のいない比良スキー場

コヤマノ岳分岐手前から見た「武奈ヶ岳」

「武奈ヶ岳山頂の霧氷」

「武奈ヶ岳山頂の雪庇」

北比良峠展望台(999m)から望む「武奈ヶ岳」
*一口感想

 あまりに天気が良いので写真を撮りにリフトで上がったが、結局山頂まで登ってしまいました。山頂には、前日に「八雲ヶ原」にテントを張り、登っていた若い男女二人だけが居ただけでした!山頂には、素晴らしい「霧氷」がありました!
*登りに利用した「比良リフト」は今年3月末で閉鎖されました。
<個人山行>
奥秩父: 甲武信岳
 1/3(土)米原10:04発「特急しなの」に乗車。
 塩尻・小淵沢と乗り換え15:52信濃川上で下車。バスで登山口の梓山へ、旅館泊。

 1/4(日)7:00宿の車で毛木平まで送っていただき7:25歩きはじめる。辺りは登山靴がもぐるくらいの積雪があったが年末からの好天続きで踏みかためられたトレースが続いていた。
 11月に歩いた道なので気分的にもゆとりがあった。
 緩い登りなのでアイゼンは付けなかったが所々、凍っている場所もあり恐い思いをしたりする。12:25千曲川源流の碑に着く。
 ここで沢沿いの道は終わり、水流の湧き出し点から先には白い斜面だけが広がっていた。晴れてはいたが日陰で寒すぎるので休まず斜面を登った(小屋着時の気温は−7°Cだった)帽子からはみ出した髪の毛は朝から凍ったままだった。12:50稜線の分岐に。
 ここから1時間もあれば小屋着なので日あたりのいい暖かそうな場所でコーヒーを沸かしたりして一休み。13:40発で甲武信岳14:10着。甲武信小屋には14:40に着いた。今日で小屋締めだったが宿泊は私と山梨県側から登った男の人と二人だけだった。 岳人1月号に今回のルートが載っていたので人が多いかも・・と思っていたが31日と1日が殆どで後は少ないそうだ。

 1/5(月)素晴らしい日の出が約束される夜明けだったが頂上には登り返さず、小屋横の巻き道から6:15十文字峠に向かった。
 三宝山着、7:25途中、振り返れば赤く染まった甲武信岳の後ろに同じ色をした大きな富士山が・・11月の時には天候が悪く見られなかった景色があった。誰もいない・・ひとりだけの雪山は多少の心細さはあるものの・・この晴天の木漏れ日や群青の空がなによりもやすらぎを与えてくれた。
 唯一、気がかりだった大山からの短い岩稜の下り(岩の間が凍結していた)も無事通過し11:20 十文字峠に・・小屋は2日で終了していた。
 ここからは、のんびり下るだけ・・なのでホット安心。
 五里観音13:10 毛木平には13:40着。今夜も梓山の旅館泊なので高原野菜畑の風景を眺めながら宿まで歩いた。(所用:30だった)
 その後、6日・7日と小諸の近くの布引温泉で湯ったり過ごし8日JRにて帰途についた。                      記:山本 綾
<個人山行・ 小女郎ヶ池に遊ぶ> 
日時:2月1日(日) 快晴

                   御渡りを楽しんだよ           やまもと:記

兎の足跡

権現山の頂上にて

御渡り
ひとこと感想 >
個人山行
   雪の小女郎峠  2月1日
 会のメンバー9名で雪の散策小女郎峠へ。
 ほとんど風も無く、青い空に白い雲、新雪をゴボッ!ゴボッ!と踏み鳴らし気分壮快な雪山歩きとおいしいチャンコ雑煮に心身共に栄養補給が出来ました。ありがとう。

    新雪の小女郎峠に炊く雑煮
       湯気の向こうに池も真っ白               
                            
                                     記:中西 怜
<個人山行> 
西吾妻山(日本百名山・2035m)
・日時:2004年3月31日(水)曇り時々雨〜4月1日(木)快晴
                                     記:武藤
・コース
 米沢駅=天元台ロープウエイ=リフト(北展望:1820m)〜かもしか展望台(1940m)〜梵天岩(2005m)〜西吾妻山(2035m)〜天狗岩(2005m)〜梵天岩〜かもしか展望台〜ロープウエイ(天元台高原駅:1350m)=天元台ロープウエイ駅〜白布森の館=米沢駅=東京=西大津駅

・3月31日(水):曇り時々雨
所用で東北に出かけた帰り、天気は4月1日が快晴の予報。早速、前日米沢に泊まる。
・4月1日(木):快晴
 朝一番のバスで米沢駅前から(白布温泉行き)で白布湯本駅に向かう。
 平日と言う事もあり、駅にはスキー客が数組いるだけで登山者は私以外一人もいない。
 9時に「天元台ロープウエイ」=「しらかばリフト」=「しゃくなげリフト」=「つがもりリフト」を乗り継ぎ「北展望台:1820m」まで一気に上がる。快晴で右後方に、昨年の夏合宿で登った「飯豊連峰」が真っ白な姿を見せている。
 9:35、いよいよ登りだが、雪の表面は風雪でトレース跡がはっきりしない。靴の踏み後が化石の様に凍り付き黒ずんで見える、スキーの跡もあり、それを頼りに樹林帯の中を歩き始める。昨日少し降った雪が新雪となり樹林帯は樹氷で美しく着飾っている。抜けるような青空とのコントラストが素晴らしい!道を失わない様ゆっくりと登る。
 30分程歩くと樹林帯を抜け「かもしか展望台」に出てほっとする。左の高台に「人形石」が右ほぼ北側の方に「梵天岩」が見える。「梵天岩」に向かい歩き始める。最初は、踏み後を探しながら歩くが、快晴で遮る物もなく、積雪3.5mを越えるというのに表面は、クラフトしておりアイゼンだけで雪に足を取られる事もなく目標目指して直進する。それにしても、たった一人の雪山・最初の不安も吹っ飛び、スケールの違う樹氷の中、雪山をただ真っ直ぐにつき進む快適な山歩だ!
  
吾妻山山頂の樹氷
  
吾妻山山頂にて
 「梵天岩」に10:45頃到着。前方に西吾妻山(2035m)が目の前に見える。西吾妻山に11:10頃に到着。山頂は樹林帯に覆われ積雪期のみ展望が楽しめ、飯豊連峰・磐梯山・吾妻連峰が近くにきれいに見えました。ここで、後から登ってきた山スキーの夫婦二人ずれと会話しながらの軽い昼食を取り磐梯山をバックに写真を撮る。
 帰路は、「天狗岩」を経由し、「梵天岩」〜「かもしか展望台」に、ここから下山路はロープに沿って「北展望台」まで下る。
  「北展望台」からは、登りはリフトが使えたが、下りは使えず歩いて「天元台駅(920m)」までゲレンデ内を歩く。
 ゲレンデ内は、雪も踏み固められており歩きやすく、平日でスキー客も少なく快適な下りで、一気に「天元台駅」に13:40頃着。14:00発のロープウエイで白布湯本駅に、下山後は、白布森の館で温泉入浴後、米沢までバスで戻る。新幹線(米沢17:09発〜京都22:20着)を乗り継ぎ、その日の内に帰宅。
山頂付近は平坦な為、視界が悪いと危険ですが、天候が良ければ快適なコースです。