ぬくもり通信　No５０

第十一回総会を終えて

理事長　 矢澤健司

『ぬくもり』は平成八年三月一日に発足して十七年目になりました。
平成十四年四月五日よりＮＰＯ法人として発足しましたが当初の助け合いの精神を継承し、さらに法人として社会的責任をもって活動してきました。自費によるたすけあい活動に加え、市の生活支援を平成十四年四月から始め、平成十五年二月からは介護保険事業を始めました。障害者自立支援事業も平成十八年四月から関わり、公的な仕事を始めてから十年になります。
二十三年度の活動内容は介護保険が全体の四十一％（介護予防十三％を含む）でした。自費（家事援助、身体介護、子育て支援）が二十一％と昨年の三十二％に比べ減少しましたが、相変わらず大きな比率を示していることは、介護保険ではできない部分を、自費で対応する必要になった為だと考えます。この他、病時保育への出向、及び市生活支援は一％でした。障害者の支援については、利用時間も三十五％で、昨年と同程度で大きな割合を示しています。
平成二十四年四月より介護保険法及び障害者自立支援法の一部が改定されました。介護保険は、介護時間が大幅に短縮されたり、又、障害者自立支援も費用の面で変更があり、事業者・利用者・ヘルパー共に、対応に戸惑っています。
しかし、ぬくもりとしては、設立当初のたすけあいの精神を大切にし、一人ひとりがこころ豊かに、暮らしてゆくことのできる地域作りを目指しつつ、活動して行きたいと思います。

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会員数
（2012年７月現在）
利用会員　　 　65名
正会員　　　　　45名
賛助会員　　　 15名
計　　　　　　　 125名