本文へジャンプする

ぬくもり通信 No45

二度の癌を体験して


正会員 田中 道子

今から二十年前、私は腎臓ガンで左の腎臓を摘出しました。 六年前には胃ガンが見つかりました。 初期で粘膜のガン病巣のみ内視鏡で切除しました。 今は年一回の検診に行っております。
初めて腎臓ガンと医師から宣告された時は死の恐怖と絶望感で涙が止まりませんでした。 退院してからは、ガンについての本を読みあさり、自然食品やマクロビオテック、民間療法、ヨーガ、気功など、良いと言われる事は興味を持って実践してまいりました。 岡山病院のガン専門の医師は、笑うことによってNKキラー細胞(マクロファージ)がガン細胞をやっつけてくれるという実験結果を発表し、全国に「笑い学会」という支部を作りました。 
都内の浅草に月一度参加して笑いのメカニズムや効用などの講義を聴き、時には落語を聴き大いに笑いました。 また、インドの医師が考案した「ラフターヨガ」に参加して、インストラクターと共に全員で日常の全てを忘れて約一時間ほど笑い転げます。笑い続けた後は心身ともに爽快感で一杯です。
自分の生命は自分で守ろうと言う前向きな気持ちでどんな病も受容してあきらめない心と自然界の中で共に支えあって生かされている今を感謝しております。 
私の場合、二度のガンは共に検診で見つかった早期ガン「ステージ1」でしたので抗ガン剤も放射線も必要ありませんでした。 検診の大切さを実感しております。

感染症の予防について


川口 薫

感染症は予防が大切です。
近頃、報道などで「多剤耐性緑膿菌」という名を耳にする機会が多いと思います。
最大の特徴は周囲に緑膿菌が生存しやすい環境があり、接触の機会が多いことで、病院などにのみ発生しています。体の抵抗力が弱まった入院中の患者に侵入すると肺炎、尿路感染症その他を発症します。
仮に通院で病院に行き菌と接触しても、自然に排除されるので普通に生活している人たちは恐れる必要は全くありません。
インフルエンザの流行に備えて予防接種を受け、重症化させない対策につとめたいと思います。