サーフカヤックを作ろう。 その2

          名前
       海馬WO

          これはトドと読む
          W はウッド
          O はおやじ仕様


今回の目的
1  
太平洋のダンパーきつめの波に乗れること。
   
(ロッカーの大きさとロッカートップの位置を考える)
2  
沖だしが少しは楽に成るようなノーズとテールの形にする事。
   
(ノーズの形を工夫する テールにボリュウムを持たせる)
3  
小回りが出来なくても良いから安定性が有ること。
   
(ロングボードやファンボードの様に少し幅広に作る)
4  
操作性がロールを含めて楽なこと
   
(デッキの形とコーミングの形を考える)
   

船底のベースを切り出しました
この状態で計ると
長さは2400ミリ
幅は615ミリ
厚さは4ミリ。
センターのストリンガーを切り出しました
3ミリのベニヤを3枚エポキシで貼り合わせ
ロッカーの形にカットします

センターストリンガー
長さ2400ミリ
幅12ミリ
高さは30ミリ有ります
右側がノーズ
ノーズロッカーは220ミリ
テールロッカーは120ミリ
ロッカートップはノーズ側から900ミリ前から8分の3の
位置に有ります
ロッカートップとは図面上のベースラインから
0ミリの位置です。
センターロッカーに合わせてサイドのパネルを切り出した
センターロッカーは上から見たら直線、サイドパネルは
曲線で曲がりが一定じゃないから合わせるのが難しい。
でも私には秘奥義が有る アチョー?アタタターッ
サイドパネルを後ろから見たところ
テープの貼ってあるところは後からバット・ジョイントする
スカーフジョイントはしないシヤークランプするときに
曲線を出すから良いのだ
センターストリンガーの貼り付け
エポキシパテを使用している
表側は銅の釘で15p間隔で留めてある
この時点で全体の長さは4センチ短く成っている
横から見たノーズロッカーの曲がり具合
横から見たテールロッカーの曲がり具合
ロッカーの角度が狂わないように紐で引っ張っている
ノーズ側から見たところ
ノーズロッカーは結構きつい
エポキシパテで貼り付けているが
この後グラステープで補強する
再びエポキシでフィレットを作りストリンガーとの
接続部分の角を丸めてグラステープが張り付きやすくする
簡単に言えばパテをたくさんくっつけただけです
1b170円のグラステープ
端を止めてあるので毛羽立たず隙間が出来ずらい
エポキシでグラッシングしたら
隙間無く綺麗にくっついているのがよく分かる
サイドパネルを補強するために2p×1p×180pの
松材を買ってきました
長さが足りないのでスカーフカットして継ぎ足します
厚さの6倍の長さで斜めにカット
左のは4枚まとめてカットしたところです
サイドパネルのバッドジョイントと同じ場所に成ってしまった
態勢に影響無いと思うけど後でクロスを貼っておこう
2枚まとめてクランプしてある
ノーズ側
綺麗に付いているのが良く分かる
テール側
サイドパネルの取り付け
仮付けしてみたら全体のボリュームが
上がりすぎる事が分かったのでサイドを
加工しなおした
ノーズの加工
Rがきついので非常に加工が面倒だ
左右の他に上下の加工が必要なのです
そこで長年の経験でつかんだ秘奥義で
チョチョイのチョイである
グラステープを貼り付けました
その後エポキシパテで補強しました
ノーズを真正面から見たところ
エポキシパテの厚塗り
強度を出すためにグラスファイバーの粉を足しています
固まったら少し紙ヤスリを懸けます
テールも同じようにグラステープを貼り付けて
パテで補強しました
真後ろから見たところ
銅の釘を打ってある
この辺は大工さんみたいです
斜め後ろから見たところ
サイドに白く見えるのはバットジョイントを
パテで補強してあるところ
斜め前から見たところ
フィンボックスの作成
簡単に言えば四角い箱を作りくっつけただけです
外れないようにエポキシパテで固定してから
グラスシートを貼り付けてエポキシをグラッシング
その後同じ作業をもう一度繰り返す
強度を出すためにエポキシとグラスファイバーの
粉末でパテを作りカドカドを補強しました
センターフィンの前のデッキ部分が若干色が濃いのはグラスシートを全体的に貼り付けグラッシングしてある
シートのベースを作成しました
加工する前なので背もたれ部分は大きめに
切り取ってある
底面(お尻の大きさ)に合わせてベニヤを
銅線で固定します
その後エポキシパテで(白い部分)カドに
丸みを付けながら補強します
その後グラステープを貼り付けて
エポキシでグラッシングします
後ろから見たところ
下に貼り付けたときに使った銅線が見えます
銅線は背もたれのベニヤが割れないように
全体的にすこしずつ慎重に絞めながら
Rに合わせてきっちりと締め付ける
堅くて曲がりずらい時は水をスプレイして
ベニヤを曲がりやすくする
シートの底面
上面と同じ作業を繰り返す
シートの形を整えたところ
背もたれ部分も補強してある
斜めから見た感じ
横の高さの有るところはコーミングに合わせて
後で切り取るため余分に残してある
下から見たところ
横の白い部分は銅線で縛った後切り取らずに
そのまま残しパテで補強してある
シートを固定しました
浮力体も兼ねているので中に水が入らないように
パテとグラスシートで丁寧にくっつけました
シートの後ろに隔壁を取り付けました
カヤックに乗り込むときに尻を乗せるので
頑丈に作っています
テール部分を後ろから見た全体
この部分は浮力体を兼ねています
水が入ったり空気が漏れないように
特別丁寧にパテで密着しています
デッキを貼り付けようとしているところ
山なりに成っているのでセンターでつなぎます
少し大きめのだいたいの形に切り取って作業をしやすくします
Rが有るので紐などで丸めながら
だんだん小さくしていきます
ベニヤを丸めることでデッキの強度を出すので
股の間のデッキを支える支柱が要らなくなります
今回はRが小さいので合わせ目まできっちりと
切り取る予定です
この部分は舟の形が前回と違うので合わせるのが
大変です
コーミングを合わせながらぎりぎりまで切り取ります
デッキの貼り付け
Rに沿って曲げるためにバンド等でキッチリと締め付ける
その後 銅の釘を等間隔に打ち付ける
バウも同じように作業する
ちょつと違うのはこちらの方がRがきつい
Rの違うデッキを中央で合わせる
ここはちょっと苦労します
センターの合わせ目は内側にもう一枚貼り合わせて
接着します
コーミングの切り出しを終えたところ
ベースが1枚(3ミリ)
高さを出すため用が合計12枚(3ミリ×6枚×2)
スカートを引っかけ用の最上部分が1枚(6ミリ)
全体を組み立てて見たところ
ベニヤの貼り付けが完了したのでクロスを
巻き付けました
シワにならないように所々をガムテープで
引っ張り加減に貼り付けます
テール側も同じように貼り付けます
今回はクロスの下に名札を入れました
デッキ側から見たところ
是から逆さまにして弛んでいるところを
キッチリと引っ張り貼り付けます
1回目のグラッシング
デッキ側
名前が浮かび上がってきました
コーミングの所はグラッシングしません
切り取っておいて後で何かに使います
ノーズの先端です
ノーズを下から見たところ
ガムテープで隙間無く引っ張っているのが
よく分かります
舟底は先にクロスをグラッシングして有ります
たれたエポキシが付かないように幅広のガムテープで
キッチリ養生してあります
コーミングのベースをクランプしました
エポキシを両方に塗っているのでツルツル滑ります
Rが違うので隙間無く綺麗に合わせるのは
至難のワザです。
コーミングの中です
デッキを補強するビームとサイドを補強するシヤー材が
よく見えるので写真をUPしました
コーミングの貼り付けに失敗しました
強引に取り外してもう一度貼り付け直しです
取り付け部分をサンダー掛けし直して上記の作業を
もう一度やります。
シートの加工に入ります
自分のお尻に合わせて底の部分を切り取ります
切り取って隙間が出来た部分を発泡スチロールで
埋めてからエポキシパテで整えます
お尻が痛くないように滑らかに成るまでパテ塗りします。
その後エポキシで海水が入らないように綺麗に上塗りします
お尻が痛くないようにパッドを貼り付けました
フットブレースとニーブレースは足の長さ膝の高さに
合わせてエポキシとグラスクロスで加工します
膝かあたっても痛くないように内側にパッドを貼り付けます
船底にフィンを付けました
取り付け位置は前に加工した時にドリルでベニヤを貫通して
印を付けておきました
ピラニアソーで丁寧に切り取ります
白はサイドフィン 黒はセンターフィン
サイドは17p センターは25p
フィンは大きいのを付けている
フィンも手作りです
カヤックの搬送用に前後にアイストラップを水が入らないように丁寧に取り付けました
真上
真下
真横
斜め横上から
前後から

これですべて完成です
ボリュウムが有るので安定性は良いのですが乗っていて
面白くないので改造する事にしました
船底の形も変えることにしました
バラバラになった海馬の写真 コーミングの拡大写真
サイドの角度を変える為切り取るところ 切り取った後
切り取った船底部分とサイド 角度を付けて張り替えた
前から見たところ サイドの立ち上がりを付けたところ
ノーズのアップ テールも角度を変えて短くした
強度を出すため補強した サイドのボリュームを減らすために白い紙の部分をカットします
左側から見たところ ボリュームを減らす為と船底との
つなぎを良くする為でもある
切り取った写真 全体的に見たところ
中のシートとストリンガーが見える 切り取ったところを貼り合わせグラスを貼り付けました
内側の両面をグラッシング 外側も両面グラッシングする
余分なグラスを切り取ったところ 1回のグラッシングではデコボコしているのでサンダー懸けします
前から見たところ下の隙間はこれから塞ぎます サーフ用のフィンも手作りします
今回はロービングクロスを8層して作りました
これから仕上げの研磨をして止め金具のアルミ棒を差し込んで仕上げます
2分割ウッドパドルの荒削りが終わったところ形はワーナープレイヤーのコピー 材質はタモの集成材
全体にエポキシを浸透させて耐水性をあげてからブレードにグラスの薄いのを貼り付けました金具を入れて1200cです
ボリュームを減らすためデッキをカットしました ベニアを銅線で固定していきます
銅線で全体的に固定したらエポキシパテで周りを接着します 一度全体にエポキシを塗ってからグラスを貼り付けます
エポキシが乾いたところ
きれいに透明に成っています
テール側も貼り付けるために土台となるベニアを取り付けます
クランプが効かないのでガムテープで固定しています 上手く付きました
名前も貼り付けました
後ろから見たところ 船底の仕上げをしました
前からみたところ 後ろから見たところ切り詰めたところがきれいにくっついてます
フィンの仕上げをしました ベースの厚みが足りなかったので エポキシで厚みを増し全体的に仕上げ塗りを施しました フィン拡大写真
自分の動画を撮ろうとデジカメを取り付ける三脚を加工して取り付けた 上から
船首が細く成っている  
バウが大胆にカットされている
テールのボリュームを上げる為高くした
下から
サイド全体に角度を付けたそれとともにフィンがハの字に開いた
真横から
サイドも大胆にカットした

サイドのカットが良く見える
斜め上から
デジカメ三脚を取り付けた テールの後ろ側をカットしてある

トップに戻る

竹瀬商店