DMP-M400SD
手持ちの音楽プレイヤー(iAUDIO5)が、ジョギング程度の衝撃で電源が落ちるトラブルを頻発。音
楽がないと、色々と死んでしまう人間なので修理中購入することになった。しかし同じSDカードであるという以上の連携性をデジタルU4との間に持っている
わけではない(強いて言えば、ICレコーダーのエンジンを流用しているのか、プレイヤーながらファイルの削除やフォーマット機能がある)。
第一印象は、「どこかで見たようなデザインだな・・・」。
調
べてみたら、コレ(↓)だった。
SONY NW-MS70D
サイズやバッテリー寿命を一概に比較できないことは(多分電池に起因する)頭では 判っている。
○ 単四乾電池が使え
○ DRMと野良mp3の両対応で
○ 照らし方は貧乏でも一応バックライト付きな
○ 漢字表示モデルを
○ 適価で
となると、SDカード用の現行機種では本機が落とし所か。
それにしても、こうも似
ていると、コンセプトは正反対なのに(方や超廉価製品、方や超ボッタクリ製品)、思わず比べてしまったりして・・・
× コスト削減のし過ぎで同DMP-M700型(通称「棒」※)のようなカラフルなバックライト(NW-MS70Dはモードに合わせて青と緑の二色)や、ラジオ(これは、NW-MS70Dでもムリ)が付かなかった。
× ストラップ用ガイドが、取っ手というか家電製品然
(NW-MS70Dでは糸通しと感じさせない)。コレをクールとは、ちょっと言えないだらう。
× ヘッドホン端
子の出方・方向が美しくない(NW-MS70Dはネックストラップ型にも対応など、見た目がスッキリしてる)
× ウェアラブルとしてのデザイン(NW-MS70Dは裏返しても様になるなど、サイバーなペンダントとして身につけてみたくなる。が・・・)
× フタが安っぽい(し取れる)。同社のICレコーダーのミニSDスロットのように、カチャカチャ言わないだけマシにはなったが(NW-
MS70Dは、なんとプッシュボタンで開く)。
× とっても傷つきやすい(NW-MS70Dはチタンにイオンプ
レート処理)
※専用充電池では、ヘタッてからのランニングコストがかかりすぎて痛い目を見てきたので今回スルーさせて貰った。理想は、これもソニーのWM-WX1のような充電池と乾電池の両方が入る2電源方式か。
比較はこの辺にして、実用的なところでは
××× 再生ボタンでスグ再生しない(しかもプレイヤーで長押しときた)
再生ボタンを2秒以上押さないと電源が入らない、しかも電源が入っても、もう一度押さないと再生が始まらない。これ、プレイヤー専用機だよね?
ここはひとつ、再生をぽんと押しただけで再生して欲しい 譲って長押しにした場合でも、即再生して欲しい。でないと何のためにホールドキーが別にあるのか判らない。
× 再生ス
クロールが早すぎる というか液晶の応答速度が低く常時ピンボケに見える。そのうえ一定間隔でぎこちない。
× 曲間のノイズがヒドい(ファームウェアで改善)。
× 機能が連想できない割り振り(△の長押しが各種設定など)
× リメイン表示は欲しい(ラジオ番組や講演録りなど、この先何分~何時間続くのか判らない)
× 時計がない
× 音量調整は押しづらい
にしても、容量的に割高なメモリースティック、野良mp3の再生もできないボッタクリ
商品の方が物欲をそそったのは、何故だろう・・・? ※
(今、再生専用機に4万7千円は出せんが)。
※
しかし実際の所有者によれば、確かに表面は丈夫だがモノ自体が物理損傷や歪に弱い(文字化けは表示部を押して直すとか)、右チャンネル側に接触不良、内蔵
電池がすぐダメになる、専用コードストッパーを使うと断線する、雨に弱いなど、評価はあまり良くなかった。そのせいか現行機ではイオンプレーティング処理
や深絞り加工などはもう遣ってない模様。隣の芝は青かった?
有機ELよりLED派の私としては、バックライトが単色なのが返す返すも惜しいとこだが、まーどのみち次はワイヤレスと、周囲の騒音
を打ち消す機能、AMラジオのウィークリータイマー録音、flvやmpgファイルを出先で見られる機能(←音はどうした)がないと選ばないので、私的には最後の単機能音楽プレイヤーになるだろう。
(ここで独白)私が最初に使ったAIWAのウォークマン(名前はどーでもいい)は、単三2本でも10時間程度しか持たず、充電池を取っ替え引っ替えの日々だっ
た。そして最盛期にはPanasonicの110時間連続再生※を経て・・・本機でまた10数時間ごとに電池交換の日々に戻ってしまった、なんということだ。
※あまりの低電圧駆動のため、音質が犠牲になった。
追記:本機の型番で検索をかけると、単四電池では寿命が短すぎると本機を改造して使っておられる方を見つけた。やはり電池寿命は暫くネックになりそうだ。
戻る