何なんだろう、これ


いきなり訳の分からない絵ですみません。
このガラクタのような列車は、夢で見たものです。
インドだかビルマだかから中国へ向けて、大戦中にイギリスの工兵隊が「こさえた(建設した、でも敷設した、でもなく、あくまでも、こさえた)」軽便鉄道。あと岩を一つ発破で吹き飛ばせば完成という所で戦争が終わったので、未完成のまま使用されている鉄道です。
路線は、もうお話にならない位深い峡谷の断崖にへばりつくようにして走っていました。所々線路が外れていました。終点は、国境の峠。目の前に高さ10メートルはあろうかと言う大岩に塞がれた、岩の散らばる不思議な岩棚で、砂利に埋まるようにしてプツリと線路が終わっていました。
車両はご覧の通り、ミカン箱に漁船のエンジンを積んだシロモノが、リンゴ箱のような「客車」を牽いています。
私が乗せて欲しいと頼むと、インド人の運転士は断りました。そこで客車の乗客に相席を頼むと、メキシコ人の夫妻が乗っていて、派手なジェスチャー付きで断って来ました。冒頭の絵の通りです。
イタイ夢でしたが、模型化しようと図面を引いた事も。