ミカン山の軽便鉄道・瀬島軌道
このみすぼらしい軌道は、瀬戸内海(のような穏やかな海)に浮かぶ瀬島(せしま)の港、「宿(しゅく)」から、ミカン畑の斜面を登り丘の上の「農協集荷場」までを結ぶ延長3.3キロの本当に「みすぼらしい」軌道です。
考案は中学3年の頃。東海道線の車窓から見える「ミカン山のケーブルカー」に触発されたものと思われます。
図は、字が多少読めますので恐らく高校に上がってからでしょう。
車両は、旅客用に日車製の単端式ガソリンカー2両(内1両はヤードの草の中)。貨物は、堀之内軌道にいた、オーベルウールゼルのオットー機関車。内務省あたりから流れて来たと言う想定だったと思います。
このオットーは私のお気に入りのカマで、銚子の醤油工場で実見しています。高校の頃、何とかHOナローのサイズで自作出来ないものかと、あれこれ工夫していた事が思い出されます。