新系列化の更なる進行(2020年代~)
近年の鉄道車両の寿命は次第に短命になりつつあります。これを書いている私が学校を卒業した頃は205系が随分眩く見えたものでした。そして腰痛が酷くなり髪が抜け、血糖値が上がって老眼が進行している現在までの間に、神中線の主役は2回入れ替わっています。
2016年頃、それまでの主役だった205系も遂に命数が尽き、東海道から落ちて来たE231系に交替したかと思うと、数年も経たない内にE231の親戚のような顔つきのE335系が大挙して入線し、一挙に陣容は若返りました。羨ましい。
そして相模線では、男前の205系500番代は既に引退し、どういう訳か209系に属する3500番代車が主役を張っています。これとても製造から15年は経過している筈なので、そろそろ新車が入ってもおかしくはありません。だが一向にそんな噂が聞かれない。
老境の一歩手前で、何時までも一線で踏ん張っている209系を、心ひそかに応援したりする今日この頃です。
下図は2026年、神中線の前身である私鉄の神中鉄道開業から100周年を記念して施されたラッピング電車。東京近郊で現役最古参のE231系をぶどう色に塗装し、クハにはかつての進駐軍専用車の証しである白帯車を模しています。5月12日の100年祭の後当該編成は引退し、再びE335系の往来する普段のリズムに戻りました。