羽根鉄道輸送量概観・2
2、戦時体制~戦後(1935~1950)
旅客単位:千人 貨物単位:トン
年 度 |
定期旅客 |
定 期 外 |
合 計 |
貨物・薪炭 |
貨物・木材 |
貨物・其他 |
貨物・合計 |
備 考 |
1935 |
2 |
118 |
120 |
31,574 |
37,151 |
1,781 |
70,506 |
|
1940 |
2 |
202 |
204 |
43,350 |
29,155 |
1,910 |
74,415 |
ガソリンカーによる旅客列車増発 |
1945 |
1 |
467 |
468 |
24,545 |
22,206 |
445 |
47,196 |
8月まで軍需物資計上 |
1950 |
35 |
635 |
670 |
31,648 |
39,521 |
1,076 |
72,245 |
通学定期運賃設定 |
1940年代を通じて、貨物輸送量は限界に達しつつあった。同年の線路配置を見ると、羽根本町~羽根間に一本線路を増設して恰も複線のようになっている。これは積み込み待ちの空車を留置する為の線で、本線列車の出入りは図の下側の本線を利用していた。
1936年のガソリンカー導入で、それまで貨物専用であった羽根駅は、同年9月から旅客扱いを開始している。
新制高校が沿線に開校した1950年から、割引率が高い通学定期の扱いを開始した所、定期旅客は一挙に増加し、この後10年以上に亘って羽根鉄道は深刻な旅客車不足に見舞われる事になる。