ブラジル・アマパ州と仏領ギアナの国境に流れるオイヤポッキ川がタイプ産地のソロックスです(オクトキルルスの名称で販売されることもありますが、スリナム産のオクトキルルス(C.
octocirrus Nijssen, 1970)は別種です)。アイバンドは薄く、後頭部から背中にかけて鮮やかな赤みのある体色を持ち、胸鰭近くから尾鰭まで暗色の太い帯が入ります。写真の個体では、頭部から体側に細かなスポット模様も見られます。写真左がオス個体で、右奥のメス個体と比べて、胸鰭の棘条が太く発達するという特徴があります。体側の暗色帯が尾鰭から体の半分位までしかなく、地が小豆色のコリドラスを、アマパエンシスと呼んでいますが、以前はソロックスと名前が逆になって流通されていたこともありました。
馬面で体が細長い真正ロングノーズ種を雑誌で初めて見たとき、「何これ?こんなのもコリドラスなの?」と思わず引いてしまいましたが、ショップで豪快に砂をホリホリする様子を見て魅了されました。水槽全体を這うように活発に動きますので、ショートノーズ種とは違った楽しみがあります。大きめな水槽で悠々と泳がせてあげたいですね。
ちなみに右側が以前に病気を克服した子です。
(2005年3月14日, かずみ&TA) |
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