「ショートノーズ・オルナータス」というような名前で、2004年の暮れから出回っているコリドラスです。
2005年夏に、旦那が長期出張に出ている間に購入し、旦那を驚かせようと思って、こっそり似たような模様をした「コルレア」と一緒の水槽に入れていました。私も旦那が帰国する頃には、長期出張で家を離れていたので、いつ気づくかな〜と楽しみにしていたところ、すぐに見つけてしまったようでちょっとがっかり。でも、とってもとっても喜んでくれました(^^)v 体側のラインが綺麗に揃っている子が多く見られますが、ラインが乱れてスポットパターン混じりになっているような個体も見たことがありますし(どっちかというと、こっちの方が数が少ないかも…)、物凄く2本のラインが太い子もいました。写真はラインが細めのタイプですが、私は太すぎるよりは、こういった感じの方がサッパリとしていて好きだったりします。
入荷数が増える度に販売価格が下がり、半年もしてようやく落ち着いてきました。でも、最初の値段の1/10以下にもなってしまうと、ちょっと値下がりが早すぎなんじゃって気もします。普及するのは決して悪いことではないですが、思い切って最初の頃に購入された方の気持ちを考えると(こういうことってこれまでもよくあることのような気もしますが…)、もうちょっと流通業者様全体で足並みを揃えていって下さらないかな〜って思ったりもします。とはいえ、実際のところ数回だけ入荷しただけで、その後は入荷がバタっと途絶えてしまう種というのもたくさんあったりしますし、タイミングを逃すと入手できなくなってしまうことも多いです。この種に限らず、購入のタイミングは本当に難しいですね。
先に一部のショップで「ニュースーパーシュワルツィ」としてわずかに販売されたコリドラスも、おそらくその後まとまって輸入されたタパジョス水系の「ショートノーズ・オルナータス」と同じだと思います。プルス水系のシュワルツィに良く似ていますが、体型の違いや、背鰭の第一棘条が若干黒く染まり、尾ビレに目立った模様が見られないことなどから区別できます。シュワルツィよりもちょっと胴体が長めかな。1999年にタパジョス河シリーズとして数匹だけ入荷した「SNオルナータス」(アクアマガジンPeeP8号, 164-165頁を参照)を実際に飼育している方からうかがった話しでは、今回入荷している個体群とは、後頭部にあるオレンジ色の半月円の色彩の違いなど、若干の相違が認められるということです。採集地が若干違うのかもしれませんね。
以前までは、入荷がなかったコリドラスなので、このまま入荷が続くのか、それともパタっと途絶えてしまうのか。白系の地色に2本の明瞭なラインが入る美しいコリドラスとして、今が旬なのかもしれませんね。
(2005年9月15日, かずみ、2006年3月29日追記, TA)
|
|