2006年4月新着。ローライマ州北部(ボア・ヴィスタ近郊)産のC. クリムメニー(C. crimmeni)に似ていて違うコリドラスだと思われます。コリドラスに詳しい店員さんの判断により、ここでは「sp.
クリムメニー」という仮名で掲載します。灰褐色の地色(←明るい底砂では、上の写真よりも白銀に輝くような色彩になっていました。)、体側の整ったメラニンパターン、太いアイバンド、良く伸びたノーズ(ノーズにメラニンスポットが入る個体も多い)、背ビレの根元からエラ蓋の後ろが薄く暗色になること(←左上の写真で明瞭)が基本的な特徴。背ビレに黒斑が入るメラニスタイプは個体数が少なく、後頭部に薄いオレンジ色の半月円が認められます。体型にもやや個体差があり、大きめな個体では、ノーズが良く伸びて、体型が細長い(エフィピフェールや「sp. スピルルス」のような体型)タイプもいました。「sp. スピルルス」という名前での入荷で、そのまま販売されていたところもあります(「sp. スピルルス」(アマパ産)とは全くの別種です)。
その後、この種とともにショートノーズタイプも4尾だけ入荷がありました。体側のスポットや、ブラックトップの入り方など、各個体ごとに相違があり、カネイのようなタイプから、「sp. ニュースーパーポタロ var.」という名で販売されたブラックトップのコリと全く同一の個体まで、様々でした。ローライマ州のリオ・ブランコは、ネグロ河本流に途中で合流する河ですが、双方の水系に棲息するコリドラスの特徴を感じられる面白い個体群であるような印象があります。
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