C. amapaensis Nijssen, 1972 paratype from Oiapoque river system
(C. "スーパーソロックス" and "スーパースピルルス")
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Type locality |
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この長い顏と長〜い体。どうしてこんな風に生まれちゃったの?コリドラスはコロっとしていて「かわいい!」が基本だったし、セミロングノーズの方は、コリドラス飼育を始めた最初から違和感なく大好きだったけど、なかなかこの手の真正ロングノーズ・コリドラスには目がいかなかったような。それがある時、ショップで確か「フォーレリー」という真正ロングのコリドラスがたくさん入荷している様子を見て、見る目が変わっちゃいました。ちょうど餌の時間で、底砂を豪快に掘って、エラからペッペと砂を吐き出しながら、まるで掃除機というか除雪機?のように砂を掻き分けていく様子!水槽内を所狭しと、尾ビレを左右にフリフリしながら地を這うように泳ぎ周り、時折、仲間同士で小競り合いする活発さ!どれもこれも意識して見なかった時には何とも思っていなかったけれど、ショートノーズ種では味わえない新鮮な感動でした。
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産地 |
ブラジル・アマパ州〜仏領ギアナ:オイヤポッキ河 |
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と言っても私が実際に飼育したことがある真正ロングは数少ないのですが、写真はそのうちの2匹。1枚目が「スーパーソロックス」、2枚目が「スーパースピルルス」という呼び名で販売されるコリドラスです(分類上の学名はアマパエンシス(C. amapaensis)になっているみたいです)。「スーソロ」とか、「スースピ」っていう略称が私は好きかも!魅力はやっぱり色!人気のショートで言えば、オイヤポクエンシスのような鮮やかなオレンジ色で、一見、シンプルな単色系なんだけど、以前に掲載したソロックスも含めて、個体によっては2重模様で細かい茶色のスポットのような斑が体側に入ります。オスの胸ビレ棘条は太く発達し、何よりも精悍な顔つきで、威風堂々とした姿は、水槽内で一際目立つ存在です!
実は・・・2枚目の写真のスースピ君を、2005年夏の海外出張の直前に亡くしてしまいました(大粒涙)飛行機に乗らなければいけない出発日の朝のことで、取り乱して、友達にもご心配をおかけしました。暖かいお言葉をかけて下さりました皆様、その節はありがとうございました。温度管理の厳しい夏場に出張が入ることが多いし、ちょっと気を使う真正ロングの飼育は無理にはできないな〜と思っているところですが、少数のゆったり飼育でお気に入りの種をまた飼育してみたいかな〜(^^)
真正ロングは、私自身が最初そうだったので、好き嫌いが分かれるところですが、コリドラス飼育の1つのカテゴリーとして、楽しみ甲斐は充分だと思います。
(2006年2月21日, かずみ&TA)
C.amapaensis(アマパエンシス)のホロタイプは、アマパ州アマパリ川産ですが、こちらはパラタイプとして記載されているオイアポッキ河産のタイプです。
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■スーパーソロックスの幼魚 |
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生後約2ヶ月経過 |
稚魚期には尾ビレにもバンドがあります。 |
BTも体の黒斑も出ていない個体 |
上3枚の写真:やんちゃさん |
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