[産卵環境など]
産卵日: 2002年10月頃から2003年春
水槽:容量:約60 L (60 x 30 x
36 cm)
水温: 約24 度
底砂:ADAブライトサンド
ろ過:外部ろ過エーハイム2213+上部ろ過
餌:冷凍赤虫をメインで、グッピー用に顆粒状の餌
混泳魚:グッピー数十匹、コリドラス各種約20匹など
水草:アマゾンソード、流木活着ウィローモスなど
換水:週に1回、約1/2
雄:約 5.0 cm 雌:約 5.5 cm
比率:雄 1 対 雌 1
産卵数:1回の産卵で約30から50個
卵:約 2.0 mm
孵化:約 4 日 (孵化率 約50 %)
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卵発見!!
ウィローモスに産み付けられた卵。水槽内で1日過ぎて茶色くなっているので有精卵です。無精卵はカビが発生するので破棄しました。25度前後の水温で、約4日で孵化。 |
孵化後3日目 |
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まだ少しヨークサックが残っています。そろそろ初めての給餌開始。当時の餌は、基本的に市販のアルテミアを朝と晩の2回だけでした。 |
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孵化約1週間後
アルテミアを食べてお腹がオレンジ色になっているのが分かります。給餌の際には、一時的にフィルターを止めて、飼育水に浸したアルテミアをスポイトで稚魚の近くに与えます。 |
孵化約10日後
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少しずつ背ビレが形成されてきました。この写真の時の場合は、60cm水槽に取り付けた稚魚ケースで育児をしていました。フィルターから排水される水がうまく循環するようにしました。10L位の小さな水槽で育児をする場合は、2から4日ごとに本水槽の水で水換えしています。 |
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孵化約2週間後
背ビレから尾ビレにかけて薄い膜が繋がっていたところに、脂ビレが少しずつ形成されてきています。まだこの辺の段階では、どの種の稚魚だか分かりません。 |
孵化約2から3週間後 |
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少し体高が出てきたような気がしますが、まだ幼魚斑に変化は見られません。 |
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孵化約3週間後
背ビレから尾ビレにかけて、とぎれとぎれに黒い斑が現れてきました。同時期に育成していたアドルフォイの稚魚とは明らかに違います。 |
孵化約4週間後
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少しずつ黒斑がはっきりしてきます。この頃は模様の変化が日ごと面白いです。 |
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孵化約5週間後
黒斑が繋がって、はっきりとしたバンドになってきました。背ビレから尾ビレ下葉に斜めに入るバンドはデビッドサンジィの特徴です。 |
孵化約6週間後
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後頭部がうっすらとオレンジ色に染まり、それらしくなってきました。ここから少しずつ、幼魚斑が消えていきます。この頃までは尾ビレにも小さなスポットが入っています。 |
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孵化約4ヶ月後
途中の写真が抜けましたが、約2から3ヶ月で完全に親魚と同じ模様になりました。体長15mm(尾を含まず)を超えたくらいから、別の45cm水槽に移しました。アルテミアを中心だった餌を、冷凍赤虫中心に切り替えていきました。写真は体長20から25mmほど。ひとまわり小さいアドルフォイも写っています。 |
孵化約7ヶ月後 |
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順調に成長し、大きな成魚のいる水槽にも合流。60Lほどの容量の水槽で、約50匹の幼魚+成魚を飼育していたと思います。成長を促すために餌を多めにあげる時は水換え周期を短くし、逆に忙しい時は餌を少なめで水換え周期を延ばして調整していました。魚の様子を見つつ、感覚的にやっています。写真は体長30から35mmほど。 |
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孵化約1年後
産まれてから約1年が過ぎました。まだまだ子供ですが、夕焼け色をした綺麗なデビッドサンジィに成長しました。最初は成長が早く、後は少しずつ大きくなっていきます。写真は体長40から45mmほど。 |