神楽と言うと、神の郷とも神楽発祥の地と言われる所の高千穂神楽、迫力の有る大蛇退治で知られる山陰の
石見神楽が想いますが、秩父神社の神代神楽も日本三大神楽の一つに上げられると聞きます。昭和54年には
国の重要無形文化財に指定されています。

 恒持神社神楽は、秩父神社系の神代神楽を継承しています。この神楽は恒持神社を経て、高篠三社の一つ、
定峰神社にも伝承されて居ます。高篠三社とは、恒持神社、栃谷の八坂神社、定峰神社を言います。因みに
秩父三社は秩父神社、三峯神社、宝登山神社を言います。また、秩父神社系の神代神楽は秩父市の太田地区
にも伝承されています。伝承された神楽の保存団体は地元の神社以外にも神楽奉納をする事が有りますので、
秩父神社系神楽を奉納する神社は秩父神社系の神代神楽保存団体より多い事になります。

 神代神楽の他に太々神楽と言うのも有りますが、神代神楽は古典的な神話に基づく物、一方代々神楽は江戸の
娯楽芸能の流れが有ると言われますが、地域、神社によって千差万別、ハッキリした事は分かりませんが、何処の
神楽も共通点が有ったり、近からず、遠からずと、言えると想います。

 古くは1曲1座で75座と称したそうですが、現在では1曲1座の35座と言われますが、私たち恒持神社では後継者
不足の関係で、更に少なくなってい居ますが、最近、後継者も増え幾つかの神楽を復活すべく継承しているところです。
恒持神社(神代神楽)
恒持神社神楽の年間神楽奉納 予定

恒持神社    11月23日近辺 未定 秋祭り(新穀感謝祭)新嘗祭は1年を締めくくる祭りですが、私たちの神楽は再開の祭りになります。

恒持神社    12月31日〜1月元旦 年越し神楽  (2002年の大晦日から始めました。)  除夜の鐘の鳴り始める頃、年を跨いで奉納します。     

秩父神社     1月20日       恵比須、大黒祭(商売繁盛、福を祈願する祭り。福引きが行われます。) (2006年以降は未定です。)
                     
恒持神社     2月節分の日       節分祭                               
  
恒持神社     3月第2日曜日    恒持神社春の例大祭・山田の春祭
        
愛宕神社(大野原)4月24日      愛宕神社春の例大祭(昼間は神楽を奉納、夜は演芸と盛大な花火が奉納されます。)
                                                             この祭りが終わると神楽は春じまい、暫く休みになります。

    (神楽衣装の虫干しは、8月の多忙な時期を避けた好天の休日に行っています。)