日付 | 2009/10/11(日)-12(月) |
天候 | 11日 快晴 12日 快晴 |
パーティー構成 | いいづか・さんべ・おれ(CL) |
アプローチ | JR国府津駅[22:30]==[1:30]唐沢鉱泉 駐車場(幕営) |
ルートと所要時間 | 11日 唐沢鉱泉-[1:50*1]-黒百合平-[1:05*2]-稲子岳南壁左カンテ取付-[2:00]-終了点-[2:00]-唐沢鉱泉
(*1ルートミスあり *2読図あり) 12日 小川山 妹岩 フリークライミング |
ルート情報 | ・3級+(5P)のルートは3人つるべでも2時間弱。ガシガシ登ろうと思っている方はかなり拍子抜けしますので、お気軽モードに切り替えたようがいいです。 ・名前通りカンテ沿いにルートがあるが、高度差がそれほどないため見晴らしのよい高度感ってカンジで気持ちよい。 ・基本的にカンテの稜上かカンテ左側をルートが通る。カンテ右に回りこむとなにもないかも。 ・ルート全体に渡り浮石が目立つ。かなり大き目な岩も体重を掛けるとグラつくものもあるので、前後左右十分に確認してからホールドとして使いたい。岩自体は脆くはなく、硬く快適でフリクションは申し分ない。 ・今回は西側唐沢鉱泉からのアプローチとした。中山峠下から稲子岳へのトラバース道は踏み跡も明瞭だが、つい最近おこったらしい幅20mほどの土砂崩れのためその現場では踏み跡が途絶されている。中山峠側からは気持ち下方に、稲子岳からはその逆に進めば踏み跡に戻れる。 ・登攀中に左右の壁にリングボルトが多数確認できるほど多数のルートがある。(内容は不詳) ・唐沢鉱泉からナメ滝に向ってしまうとルートミスとなる。読図ができれば樹林を突破して一般道に戻れますが、素直に引き戻り橋を渡りましょう。 ・写真で受ける印象よりピッチ間の距離は短いです。実際、あれっ?ってカンジです。 2013.05.26最新情報はこちらへ |
報告&感想 | 日本登山大系ではV級+、ネットのサイトではW級の登攀グレードと記されているが、まさにその通りで秋晴れ&ほぼ無風での登攀となった今回は爽やかな登攀日和でV級程にしか感じなかった。あまりの簡単さにルートの状況をあまり覚えていませんでした(汗 |
唐沢鉱泉 駐車場 |
今年初の霜 ダウンジャケット忘れたのは手厳しかった。 |
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[5:30]起床[6:18]発 |
一般道だから呑気に歩いていたらルートミス!
リカバリーのため読図で左岸の支尾根登りの一コマ(汗 途中の橋を横目に沢沿いをナメ滝上部まで詰めてしまったためでした。いきなり踏み跡がなくなります。 |
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コンパスとGPSで一般道に復帰 20分ほど浪費してしまった。 |
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[8:09] 黒百合ヒュッテ ここでは初氷 |
小屋泊は120名だったとか。 テントもかなり張ってありました。 |
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中山峠から急な下りを10分程で稲子岳への踏み跡に分け入ります。針金が張ってありますので一般道ではないらしいです。 |
基本的に水平にトラバースして稲子岳基部の急登が始まる直前まで。明瞭な踏み跡がありますが読図は行った方が良いと思います。途中の意味ありげな銀の金属テープがありましたが、特に意味なしでした(笑 |
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基部に分け入り振り返る。 |
東天狗岳 |
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薄い踏み跡が続きます。 |
10分程でそれらしい壁が見えてきます。 中央のルンゼは下降ルート |
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こちらは左フェース |
凹状壁ルート |
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凹状壁が見えたら左上気味にもう一段草付を登り、カンテ状基部を左に回りこむと左カンテの取り付きになります。 |
[9:30] 取り付きはこんなテラス |
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[10:30] 1P目 3級 30m こうの カンテ左のチムニー状 出だしの残置ピトン以降は潅木とカムでランニングビレイ |
1P目ビレイ点から |
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リングボルトが3つありました。 |
2P目 3級 30m さんべ 凹状から階段状 フォロー中のいいづかさん |
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2P目 フォロービレイ中のさんべさん |
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見晴らしが良く紅葉が素晴らしいです。 |
3Bさん、ナイスビレー また言ってしまった(笑 |
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3P目 3級 25m こうの 凹状から左に乗越えて階段状 乗越しでホールドにした大き目の岩がグラつき、嫌な汗がでました。確認した方向と違った方向に力が掛かったのが原因。 |
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凹状右側の壁 リングボルト多数あり |
3P目ビレイ点から 凹状を乗越すと残置リングが2つありますが、もう少し先にも残置支点あり |
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硫黄岳と東天狗岳 |
川上村方面 |
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3P目ビレイ点 残置リング2つとビレイベンチ(笑 |
3Bさん、ナイスフォロー(謎 |
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4P目 3級+ 30m いいづか 凹角からかぶり気味の壁を越えてピナクルでビレイ 手前の赤みが掛かった場所は足を乗せるだけでガラガラ崩れますので、稜上を進みましょう。 左の岩峰が最終5P目なんです。距離近いでしょ。 |
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かぶり気味の壁に残置スリングが掛かっていましたが、逆になんで掛かっているのだろうと疑問が沸きますよ。簡単なんですって。 |
かぶり気味壁の直下からの左カンテと下降ルンゼ すこぶる気持ち良い高さでウッヒョー! (あえて高度感とは書きません) |
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下降ルンゼ ここは落石の巣ですな。 |
ハングにはツララがありました。 |
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4P目ビレイ点からも歩いて山頂まで行けます。 |
左手はエギーユ直壁(?) |
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フォローのさんべさん |
5P目 3級 20m さんべ ワイドクラックだけ |
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なんだ?(笑 |
5P目ビレイ点から 4P目ビレイ点はすぐ下です。 |
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アンザイレンを解いてザレ場を山頂へ コマクサの保護区域なので慎重にお願いします。 |
カメラ構えてたら右から登ったいいづかさん(笑 |
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[12:05] 終了点から稲子岳のピークへ |
[12:45] 下山開始 |
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一般道から黒百合平へはここの橋を渡りましょう。 |
[14:55] 唐沢鉱泉で入浴後、小川山に移動(幕営) |
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夏の快適さはなく、ひたすら寒かった(涙 |
龍の子太郎 5.9 5.8 NP 3Bさん このあと、3人で2P目まで攀じりました。 ワイドクラックの2P目はなかなか手強かった。 |
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みんなで終了点に(笑 終了点で景色を見たりルートを語ったりと、1Pのみのフリークライミングには味わえない楽しさがありますね。 |
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