県立鎌倉高校サッカー部
<コラム> 最も気になっていたところに、岡田監督が手をつけた。小笠原選手の代表招集。 ドイツW杯後、オシム監督になって、日本人の特徴に合ったサッカーをしていくべきと方向づけをしてきた。その時に、以前このホームページで水を運ぶ選手と運ばない選手の話をした。(8月27日オシムジャパンの今後→http://www17.plala.or.jp/kamakura-soccer/column/20060827) 岡田監督はきっと呼ばないだろうなと思っていたので、今回の召集は少しビックリした。どうなるかなと。 小笠原選手は、昨年JリーグMVPに輝き、その能力に疑いはない。パスが上手く、体も強い。シュートが打てて、セリエAも経験し駆け引きも巧み。アントラーズを優勝に導くリーダーシップもある。私も好きな選手だし、自分が現役時代に目指していたサッカーの理想形だったように思う。 ただ、岡田監督が日本化を進める上では、その道からは外れている選手だと思っていた。 というより、オシム監督しかり、岡田監督しかり、代表に召集しなかったのは、“変わってくれ”というメッセージだったと思っていた。 でも、変化が見られないなぁというこのタイミングでの、今回の召集はビックリした。岡田監督は貫くのだろうなと思っていたので、他の選手に不満が出なければいいけど。 代表合宿の中で何とかしていくのか。。 こういう選手が日本化すれば、日本は強くなるのだろう。つまり、世界基準でみるとレベルが高い選手が、より日本人の強みを持っているということ。 そんな選手にたずさわるのはおこがましいが、鎌高の中でもそんな子供たちを育てていきたいと思う。日本サッカーを担う若年層を指導する立場として。 勤勉で、自分のためでなくチームのために本気でムダ走りができて、個の能力の高い選手。 残念だがベネズエラとの一戦で先発したが厳しいかなぁというのが感想。 ここにこだわるのは、自分の現役時代に変われなかった、そこに気づかなかった後悔、そして自己否定がある。 今後、個人的には楽しみなテーマだ。
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