県立鎌倉高校サッカー部
<コラム> 『KSリーグ開幕』 いよいよKSリーグがスタートし、初戦の川崎フロンターレとの試合が行われた。 U-17の3部→2部→1部、そしてU-18のKSリーグとこの3年間で順調に階段をのぼり、KSリーグという、神奈川のベスト8程度のランク。立ち位置というか目線というか神奈川のトップを本当の意味で意識できるところまでやってきた。鎌高が神奈川の高校サッカーの表舞台に帰ってきたといえそうだ。 それに呼応するように、今年も“サッカーをやるなら鎌高で”という少年達が、大きな夢を持って、鎌高の門をたたいてくれるだろう。3年前に目指した環境が整いつつある。 (4月14日のコラム 湘南地区の高校サッカーとこれからの鎌高サッカー) 反対に、同じ夢を持ち、大きな足跡を残してくれた青年達が鎌高を去っていった。志半ばというところか。私自身も久しぶりに彼らを見ると、色々なことが頭に浮かんだ。 ところで、KSリーグに入るまでの道のり中で、私の中で印象的なゴールがあるので紹介しておこう。 U-17 3部にいた頃、12月にあったフットワーククラブとのゲーム。勝たないと昇格も難しくなるゲームだった。膠着してなかなかチャンスを作れない中、0-0のまま後半の残り時間も少なかった。中央左に左サイドバックの選手がオーバーラップしていき、ボールを受けた。ゴール右にボールを流しこんだ。一瞬の出来事。彼の公式戦のゴールは他に記憶がない。大きな一発だった。この後、昇格戦に進み、苦しみながらも2部昇格を決めた。 KSリーグに来るまでに試合に出て戦ってきた選手達、試合には出られなかったけれど練習を頑張りチームを支えてきた選手達、その選手達を応援してきた父母達。 そう、KSリーグで試合をできることは自分達だけの力ではないし、これからの試合は自分達だけのものでもない。先輩達、そして鎌高サッカー部に携わり関係する(してきた)全ての人達の思いが詰まっている。 自分の思いプラスそういった人々のためにグランドで戦って欲しい。それが、大きな力になると思う。 OB方々や父母の方々、ぜひともグランドに足を運び、エンジのユニホームを応援していただきたいと思います。
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