県立鎌倉高校サッカー部
<コラム> 『インターハイ3.4回戦』 3回戦VS横須賀工業(1-0) 4回戦VS七里ガ浜(1-0) 両試合とも試合の終盤で得点し勝利した。苦しみながらも、結果として勝っていること。いい経験をしている。モノ事は簡単には進まない。でもいま進んでいる。 この2試合では守備の意識が違う。よくなっている。さらにもっともっと。守備は、自分がやるのでなくて、人にやらせるもの。人を動かして自分がラクをするもの。いくら自分が一生懸命やっても、いい守備とは言えない。自分が必死にタックルしなくても、相手のパスが勝手に自分のところにくるようにする。そのために、MFはFWを、DFはMFを動かしていく。 FWは人に指示されて動くのでなく、“自ら”守備の仕事を探す。ボールがひと転がりする。また次の守備の仕事を探す。攻守の境い目もない。“予測”という神経を研ぎ澄ます。判断材料は、相手の状況・モーション・視線・ボールの位置・技術・利き足・周りの状況。判断するために「みる」こと。毎日言われていることやな。 経験がある選手もいるかと思うが、守備がうまくいっていると何ともいえない感情が湧いてくる。相手のやろうとすることが手に取るようにわかってきて、相手が困っているということが満足感になってくる。(将棋で、王将を詰める2.3手前の状態、オセロでカドを取って大逆転をする前の状態かな)
|