県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

『インターハイ2回戦VS相武台(6-0)』

雨の中のゲーム。グランドを大まかに分けると、3つのコンディション。状況に応じて

プレーを選択していく。

@     水たまりでボールが動かないところ

→ボールを蹴りにいかず、体をいれながら両足でボールを運ぶイメージ。相手が蹴ってき 

 たところを、両足でブロックしながら、前に進む。

A     土に水が含み、ボールも止まりやすく、スパイクがめり込み足を取られるところ

→踏み込みを弱くし、体重を乗せないようにしながら、蹴り足はボールの下に入れて、

 足の上にボールを乗せて、蹴るイメージ。

 攻撃側は、守備者が滑りやすいのでドリブルが有効。自分の足元にボールが入らないように注意し、つま先でボールの下側を突っつきながら長めのドリブルをする。

B     グランドが固く、表面に少し水が浮いているが、ボールが動くところ

→普通にプレーできる。ゲームの中でロングキックが増えるため、キックモーションをするとDFが飛び込んでくる。キックフェイントからの切り返しが有効。

参考まで。。

シュートに関して少し。

この試合のゴールは、コースを狙った、いいシュートが多かった。また、ゴールとならなかったシュートの失敗も多かった。ゴールに入るシュートにはやっぱり理由がある。

シュートの瞬間、いい体勢(ゴールに入る体勢)で打っているか。シュートの寸前で、ゴールに入るための体勢を作れるかどうか。横着せずにいい体勢をつくるための動作をしているか。ボールの置き方、ボールへの助走の角度、ミートする場所。キーパーに弾かれないボールの軌道。

そういう意味では、ゴールとなった場面、さらに失敗した場面を何度も思い起こし、自分の動作をコマ送りにし、イメージトレーニングをして欲しい。ゴールに入ったときの一連の動作(必ず同様の場面がまたくる)、失敗した場面の一連の動作(どうしたらゴールにいれられたのか?)。

公式戦の真剣勝負の中のプレーは、体に刻みこまれやすい(特に成功体験がね)。何度も何度もイメージして次に生かしていく。そんなことを繰り返していくと、いつのまにか上手くなっている。