2024年4月14日 メッセージ要旨 | ||||
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神の摂理にゆだねて 使徒の働き 23章11~35節 |
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あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。 詩篇 37篇5節 |
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主はパウロに、「ローマでも証しをしなければならない」(11節)と仰せになりましたが、ローマに行くどころか、命も危ぶまれるパウロ殺害の陰謀が企てられてしまいます(12~15節)。
しかし、神のご計画は何ものにもはばまれることなく、実現に向けて進んで行きます。この陰謀を甥から知らされたパウロは、甥を千人隊長に会わせるよう手配します(16~17節)。陰謀を知った千人隊長は、多くの護衛兵を用意して、パウロをカイサリアに送ります(23~24節)。このカイサリアでパウロはカエサルに上訴し(25章11節)、ローマへの旅に向けて一歩を踏み出すことになります。パウロのいのちをねらう陰謀があったにもかかわらず、彼をローマへと向かわせる神のご計画は、少しもはばまれることはなかったのです。 この箇所には、神の摂理が働いています。摂理とは、神の主権者としての働きです。神はパウロに対する陰謀を甥の耳に入れて覆され(16節)、多くの護衛兵によってパウロの命を守り(23~24節)、彼をカイサリアに送ってローマへ向かう道を前進させたのです。 「ローマでも証しをしなければならない」(11節)という主の命令とは一見相容れない、命が危ぶまれる状況を、パウロは不穏に思ったかもしれません。しかし、彼は甥を千人隊長に会わせるよう手配し、その先のことは静かに神の御手におゆだねしたのです。その結果、彼は多くの護衛兵によって守られ、カイサリアに送られてローマへの道が一歩前進しました。雲行きが怪しい不穏な時も、静かに神に信頼しておゆだねすれば救われるのです(イザヤ書30章15節)。 パウロを殺そうとする陰謀があったので、千人隊長はパウロをカイサリアへ送りました。もし陰謀がなかったら、パウロはカイサリアへ送られていたかどうか分かりません。陰謀という不穏な動きが、かえってパウロのローマ行きを一歩前進させたのです。神を愛する私たちのためには、マイナスに思えることも御手の中で転じて益となり(ローマ人への手紙8章28節)、ご計画のために用いられるのです。 マイナスをプラスに転じるみわざの最も良い例は十字架です。神は、最も忌まわしい、恐怖と屈辱の刑罰である十字架を、人々に救いの道を開く神の愛のしるしとされたのです。 主に信頼するパウロは、命が危ぶまれる陰謀があったにもかかわらず、主の仰せのとおりにローマへの道が開かれて行きました。私たちも様々なところを通されますが、神の摂理に信頼してゆだねれば、みこころは成し遂げられます(詩篇37篇5節)。そのことを覚えて歩んでまいりましょう。 |
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