2024年12月8日 メッセージ要旨 | ||||
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アドベント第二週 メッセージ 丸山豊牧師 インマヌエルとなられた救い主 マタイの福音書 1章23節 |
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「見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。 マタイの福音書 1章 23節 |
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2024年現在、世界には着の身着のままの居場所を失った戦争避難民が1億2,000万人おり、その内の4,330万人が子供で、避難所で生まれた乳飲み子もおりますが、救い主イエスキリストもまた、「...これらのわたしの兄弟たち、それも最も小さい者たちの一人にしたことは、わたしにしたのです。」(マタイの福音書25章40節)と言われたように、ヨセフとマリアのインマヌエルとなられ、最も小さい者として、最も低い所にお生まれになり、ヘロデ大王が死ぬまでエジプトで不便な避難生活を送り、ナザレの村で、<神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背丈も伸びて行>きました(ルカの福音書2章52節)。 このマリアとヨセフと幼子のように、「神と人とが互いにとどまり続ける」ことで成り立つのがインマヌエルで(ヨハネの福音書15章4節・ヨハネの手紙第一4章12節・16節・エペソ人への手紙3章16~17節)、救い主がこの世に来られても、信じる人、迎える人、守る人、伝える人がいなければ、人は神の愛と恵みに与かることはできません。 「罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ人への手紙6章23節)とありますように、人はいつか必ず、自分の居場所を失う日を迎えなければなりませんが、主イエスは、「あなたがたのために場所を用意しに行く、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。」とお約束くださって、滅びに定められた世から一人でも救い出そうと、人と同じ弱さをもって受肉なさり、「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕する所もない」(マタイの福音書8章20節)という生涯を送り、生活、罪、病、死の苦しみをすべて知り尽くして、ご自分を全きいけにえとして神にささげ、私たちの贖いとなって死んで3日後に甦って天に昇り、ご自分を救い主と信じる者に天の居場所を備えて下さいました(ピリピ人への手紙3章20節)。 そして今も、世界中の人がキリストのいのちに生きることを願って、あなたの心の戸を叩いておられます。(ヨハネ黙示3章20~22節) 救い主のご降誕を最初にお祝いしたのは、当時最も身分の低いとされていた羊飼い達と、救い主を求めて遠い国からやって来た異邦人の博士達でした。 まだ、イエスキリストを信じておられない方がおりましたら、「イエス様、あなたを私の救い主と信じます。どうか私の心にお宿り下さい。」と、心の戸を広く開けて、インマヌエルの救い主にとどまっていただき、自らも主にとどまり続けて、永遠の憩う神の国の住まいへと導いていただきましょう。 (丸山豊牧師) |
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