2021年5月16日 メッセージ要旨
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                     信じて主の救いを見よ

                                          歴代誌第二 20章1~30節 
                                                                                                                                   
     
 この戦いは、あなたがたが戦うのではない。堅く立って、あなたがたとともにおられる主の救いを見よ。
                                  
                                        歴代誌第二 20章17節(抜粋) 
 
 モアブ人やアンモン人などの大軍が攻めて来ると(1節)、ユダの王ヨシャファテは恐れます(3節)。この大軍がユダの力では及ばない脅威であったからです(12節)

 しかし、神はこの大軍をはるかに上回るすべての王国の支配者です。究極的な力は、すべての統治者である神の御手にあります。神に立ち向かえる者はだれもいないのです(6節)。ヨシャファテとユダの民は、主の助けを求めます(3~4節)

 ヨシャファテは神の約束に基づいて、アブラハムの裔であるイスラエルの民にこの地をお与えになったのではありませんかと祈ります(7節. 創世記12章7節)

 ソロモンが神殿を建てた時の祈りの要約は(9節. 6章14~42節)、ダビデとソロモンに対する神の約束に関わっています。

 そのように、ヨシャファテは神の約束を拠り所にして祈っています。その約束のみことばが、祈りを聞いてくださる神の意思を保証しているからです。

 神が出エジプトした民に攻め入ることをお許しにならなかったアンモン人、モアブ人、セイル山の人々が(10節)、今は御民を追い払おうとしてやって来ていると、ヨシャファテは訴えます。神が御民に相続させてくださった神の所有地ではないですかと、主導権は神にあるとヨシャファテは訴えているのです(11節)

 信仰の道にはさまざまな苦難があります。私たちの力でその苦難を乗り越えよ、というのではありません。御国の民として召してくださった神が、私たちを勝利に導くために戦われ、その救いを見させてくださるのです(15節.17節)

 私たちのすべきことは、神を信じることです。神を信じることで、私たちは堅く立つことができ、勝利を得る者とされるのです(20節)

 私たちの信仰を阻むのは恐れです。迫り来る大軍を見ていては、恐れに飲み込まれてしまいます(15節)。恐れに打ち勝つには、絶えず主を仰いで祈ることです。ユダの民が、神を賛美する者たちを先頭に出陣すると、勝利が与えられました(21節)。そのように、主を仰ぎ見ることで、堅く信仰に立つことができ、主の救いを見る者とされるのです。

 私たちを召してくださった神が、私たちに勝利を得させてくださいます。ともにおられる主の救いを見ることができるように、堅く信仰に立って、絶えず主を仰ぎ見て、歩んでまいりましょう。