2021年12月12日 メッセージ要旨
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                        主の臨在を求めて

                                            詩篇 4篇6~8節 
                                                                                                                                    
     
   主よどうかあなたの御顔の光を私たちの上に照らしてください。
                                 
                                       詩篇 4篇6節(抜粋)
 
 クリスマスがキリストの降誕を祝う日であることを意識している人は、クリスチャン人口の少ない日本において少数です。多くの人々が、主役のキリストを脇においてクリスマスを楽しんでいます。クリスマスの箱だけを楽しんで、中身を味わおうとしない、そんなクリスマスを世の人は過ごしています。

 「だれがわれわれに 良い目を見させてくれるのか」(6節)とあるのは、コロナ禍にあって困窮した多くの世の人の声でもあります。しかし、本当の意味で良い目を見させてくださる方がキリストであることを世の人は知りません。キリストが自分の救い主であることを知り、心にお迎えすることができれば、苦悩の中にある世の人は、まことの幸いを見るのです。

 世の救い主として来られたキリストは、神との間を隔てる罪から人々を救うため、十字架の上でその罪を負われました。そして、よみがえられ、信じる人々に、罪赦されて神とのいのちの交わりを得る救いの道を開いてくださったのです。

 キリストを心にお迎えする人は、クリスマスの箱だけでなく、中身を味わうことになります。クリスマスのケーキやごちそうやプレゼントにまさる喜びが、そこにはあるのです。いのちの交わりによって、聖霊によって注がれる神の愛は、物質的繁栄にまさる、境遇に左右されない、本当の喜びを与えるのです(7節)

 キリストを信じる人には、平安が与えられます。神がともにおられ、守ってくださり、安らかに住まわせてくださるからです。世の多くの人々が、明日はどうなるか分からないと心配しています。しかし、主に信頼する人は、すべてを主にゆだねて、平安のうちに身を横たえ、眠りにつくことができるのです(8節)

 主を信じて先に救われた私たちは、この祝福を十分に味わっているでしょうか。このアドベントに、主を待ち望み、主の臨在に満たされることを求めているでしょうか。

 年末は忙しい時期で、みな急いでいます。そのようなときは、主から心が離れやすいものです。私たちは御顔の光を、主の臨在を求めてまいりましょう。先に救われた私たち自身が、クリスマスの箱ではなく、その中身を、その喜びと平安を世に示すことができるよう、御顔の光に照らされて、主の臨在に満たされてまいりましょう(6節)