2020年9月6日 メッセージ要旨
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                     神に信頼する者の全き平安

                                            イザヤ書 26章1~6節
                                                                                                                                   
     
 志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。
                        
                                     イザヤ書 26章3節
 
  預言者イザヤが活動した時代、パレスチナはアッシリアの勢力に脅かされていました。そのような中、南ユダの王ヒゼキヤの治世に、エルサレムはアッシリアに包囲されてしまいます。しかし、神はご自分に信頼して拠り頼むヒゼキヤを(列王記第二18章5~6節)、アッシリアの手から救ってくださったのです(36~37)。そのように、神はご自分に信頼する者をあらゆる脅威からお救いくださるのです。

神は城壁と塁で二重に防御して私たちを救ってくださいます。神の都は強い都なのです(1節)

アッシリアがどんなに高くそびえ立とうとも、神は高ぶるその都を地にまで下らせます(5節)。同じように、私たちを悩ます問題が高くそびえ立とうとも、神の救いによって、それらはちりに等しくされ、苦しむ者、弱い者である私たちの足が、それらを踏みつけることになるのです(6節)

一時の信頼ではなく、どのようなときも、常に、生涯を貫いて主に信頼すべきです。神はいつまでも信頼できる方です。この世のものはいつの日か崩れ去りますが、主は、とこしえの岩、いつまでも崩れることのない救いの岩なのです(4節)

神は城門を開けて、キリストの十字架によって罪赦された私たちを、神の都に入れてくださいました。まだ救われていない多くの人々のためにも、城門は開かれています(2)。その人々が神に立ち返って救われるために、私たちが神に信頼する生き方を示して証しとならなければなりません。

使徒の働き12章に、牢に入れられたペテロが、四人一組の兵士四組によって厳重に監視され、二人の兵士の間で鎖につながれていたにもかかわらず眠っていたことが記されています。明日は殺されるかもしれないという危機にあって、そのように安らかに眠っていられたのは、神に信頼するペテロが、全き平安のうちに守られていたからです(3節)

神は私たちが恐れるあらゆることから私たちをお救いくださいます。神に信頼して、全き平安のうちに歩んでまいりましょう。