2020年9月20日 メッセージ要旨
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                     苦悩の中にある主の導き

                                            詩篇  25篇1~22節
                                                                                                                                   
     
 主よあなたの道を私に知らせあなたの進む道を私に教えてください。
あなたの真理に私を導き教えてください。あなたこそ私の救いの神私はあなたを一日中待ち望みます。
                                          詩篇 25篇4~5節
 
  自分の力と責任で進んでいくこの世の道とは違い、主の道は恵みによって生かされる道です。偽りの多い世にあって、主の道はまことで、人を真理に導きます(10節,5節)。

 神が人の罪を思い起こされるなら、御前に立つことのできる人はひとりもいないでしょう。すべての人が罪ある者だからです。十字架の上で私たちの罪を負われたキリストによって、私たちは罪赦され、主の道に歩む者とされました。神はそのいつくしみのゆえに、十字架にあらわされる恵みによって、私たちを覚えてくださいます(6~7節)。

 いつくしむ深く正しくあられる神は、罪人をあわれんで、正しい道を教えになります(8節)。
 神は貧しい者を正義に歩ませ、貧しい者にご自分の道を教えになります(9節)。神は低い者に目を留めてくださいます。高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられるのです(ペテロの手紙第一5章5節)。
 主を恐れる人は、神との親しい交わりを得(14節)、選ぶべき道を教えられ(12節)、幸せの中に宿ります(13節)。
 そのように、主の道が恵みに満ちていることを覚えながらも、この詩人は試練に苦しんでいます。人は、悩みの中ではひとりで立たされます(16節)。
るに見える境遇がすべてなのだとしたら、福音宣教のために囚人となったパウロは哀れな存在です
(コリント人への手紙第一15章19節)

 しかし、どんなに苦難があふれていようとも、彼は主を仰ぎます(1節)。神に信頼する彼が敗北して、恥を見ないようにするためです。神に信頼する者の勝利の歩みを示すことができるようにと、彼は祈っています(2節)。

  神に敵対する世には、裏切りや(3節)、憎しみがあります(19節)。しかし、いつも主に目を向ける人は、この世の罠から救い出され(15節)、誠実で直ぐな心が保たれます(21節)。

  苦悩の中、先が見通せなくとも、道である主に信頼してついていくなら、
恵みとまことに満ちた主の道を進むことができます。主に信頼する私たちが勝利して、主が証しされます。そのことを期待して、主を待ち望んでまいりましょう(4~5節)