2020年8月9日 メッセージ要旨
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                     主の救いを見よ

                                            マルコの福音書 4章35~41節
                                                                                                                                   
     
  この戦いは、あなたがたが戦うのではない。堅く立って、あなたがたとともにおられる主の救いを見よ。
                        
                                   歴代誌第二 20章17節(抜粋)
 
 イエス様に従うことは、弟子たちのようにイエス様と同じ船に乗り、その運命をともにすることです。

 イエス様がともにおられる舟は、困難もなく、平穏無事かというと、そうではありません。イエス様を乗せた弟子たちの舟は、大きな嵐に巻き込まれ、今にも沈みそうになったのです(37節)。

 眠ってしまわれたイエス様を起こして、「私たちが死んでも、かまわれないのですか」と言って恐れる弟子たちに対し(38節)、イエス様は、「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか」と答えておられます(40節)。弟子たちがこのような嵐に見舞われたのは、彼らの信仰が欠けていることが明らかにされるためだったのです。

 イエス様が風を叱りつけ、湖に「黙れ、静まれ」と仰せになると、嵐は止み、すっかり凪になりました(39節)弟子たちは、「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどなただろうか」と言っています(41節)。自然を支配するお方は、神以外におられないからです。風や湖を制する力を目撃したことで、弟子たちのイエス様に対する信仰はさらに深まったことでしょう。弟子として従うことは困難が伴いますが、それは、その嵐のような困難からお救い下さる主の御業を仰ぎ見ることで、信仰がより深まるためなのです。

 主に従う私たちには、さまざまな試練や困難が伴いますが、危うく見えても主がともにおられる舟は決して沈むことはありません。風や湖を制する主が、私たちを悩ます嵐からお救い下さるのです。

 私たちは自分の力で困難に立ち向かうのではありません。ともにおられる主が私たちを嵐からお救い下さるのです。私たちは堅く信仰に立って、私たちとともにおられる主の救いを仰ぎ見ることができるよう、歩んでまいりましょう(歴代誌第二20章17節)。