2020年5月24日 メッセージ要旨
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                     あなたの心を見守れ

                                            箴言 4章20~27節
                                                               丸山豊牧師
                                                                      
     
 何を見張るよりも、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれから湧く。                         
                                   箴言 4章23節
 
 「あなたの心を見守れ」とあります。なぜ、私たちは自分の「心」を見守る必要があるのでしょうか。

 創世紀65節には、「主は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になった。」とあって、私たちがどのように生活するかを広範囲に及んで指図するのが、「心」と訳されたヘブル語の「レーヴ」です。

 ですから「心」が否定的な考え方であれば、否定的な生き方をする事になり、肯定的な考え方であれば、肯定的な生き方をする事になります。

 人の心のあり方次第で、人生そのものが大きく変わってしまいますので、悪に感染しないよう(ローマ人への手紙12章2節)、人間の知恵や知識のみを頼みとせず、主のことばに聞き従っていのちを保ち、常に癒やされていく必要があります。

 この度、目に見えない新型コロナウィルスに自分が感染しないため、そして、周りの人に感染させないために、世界中の人々が、多大な犠牲を支払って注意しました。

 「何を見張るよりも…」とありますように、心を見張ることも、からだの健康や美容に留意する以上に大切で、私たちには出来るはずです。

 福音は、普通の人で臆病な弟子たちが聖霊に満たされることで大胆で勇敢な宣教師と変えられ、半世紀程で、全く新しい文化を創造し、一切の西方文化を改変する程の影響を世界中に及ぼしました。

 新型コロナウィルスも、三ヶ月程のうちに世界中に広がり、社会構造の在り方まで変えてしまいました。

 ですから、現代のような社会に生きる私たちの心が、まっすぐ神に向き、聖霊が臨めば、福音は半年も待たずに世界の隅々にまで伝播され(使徒の働き1章8節)、神のみ旨がなされる神の国実現の日も近いことを思います(マタイの福音書24章14節)

 人の心を詮索し、見張り、注意するのではなく、自分の心を、意図的、自覚的、主体的に耳を神のことばに傾け、くちびるを正しく制御し、足を悪から遠ざけ、目を信仰の創始者であるイエスに向けて参りましょう。

 「平和の神ご自身が、あなたがたを完全に聖なるものとしてくださいますように。あなたがたの霊、たましい、からだのすべてが、私たちの主イエス・キリストの来臨のときに、責められるところのないものとして保たれていますように」(テサロニケ人への手紙第一5章23節)と祈っております。                          (丸山豊牧師)