2024.4.15
作品の制作総数が1,000作を超える
1,000作を目前に控えた頃は、ひとつの節目として割と意識していたのだが、いざ達すると、意外とあっさりとしたもんで、特に感慨深いとかそういう気持ちもなかった。
というのも、自分の場合は、毎回ひとつの作品を一から仕上げているというわけではなく、それこそアイディアを描きとめただけの線描から完成間近のものまで数百はある制作途中の下絵の中から完成に持っていけそうなものをその時々で選び、仕上げていることから、これが何作目とかいう意識もほとんどなく(完成した作品はナンバリングしているが、削除したものあり、抜けている作品ナンバーも割とある)、同時に仕上げに取り掛かっていたいくつかの作品を完成させたらそこで1,000を超えるだろうなといった程度の認識の中で制作していたからで、実際、制作中は、どれが1,000作目かという意識もなかったのだった。
とまぁ、そういうやり方で制作していいるということもあって、仕上げていく作品の時系列もバラバラで、作品のスタイルも割と頻繁に変わっていたりするのだが、自分にとっては、それが刺激にもなり、モチベーションといった気持ちの部分でのマンネリ化を防いでいるようにも思っている。
一般的には自分なりの作風やスタイルを持っていた方が良いとする見方があるのも理解できるし、それを否定する気もないのだが、自分はそういったものにはあまり興味がなく、自分のスタイルを築こうとは思っていない。ただ、そういった強い意志があってそうしているということでもなく、色んなスタイルでやることの方が楽しいからそうしているというだけではある。まぁ、そういった意味に於いては、気持ちの部分では永遠の初心者なのであろう(笑)。
しかしながら、自分としてはそれを卑下しているというわけではなく、自分が興味を持って制作をし続けられる理由はそこにあると考えていることから、自分はそれでいいと思っているのだ。こんなことを言うと変かもしれないが、この先、どんなものに興味を示し、どんなものが作れるかと思うと、自分でも結構楽しみなのである。
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