日本一周 44日目 黄金道路

            2016/10/10(月) 午前 8:00

 

5:45 起床。今日も強風。そして目的地の襟裳岬は年間260日が強風。そこにはゲストハウスや野宿の場所は無く、唯一キャンプ場しかない。7:00 出発。

8:30 帯広方面との分岐点である浦幌町に来た。道の駅はまだ開いていない。10月だというのに、手はかじかみ、スマホを使うにも感覚が無い。襟裳岬への最終ガソリンスタンドに寄る。ここで今日のミス(1)ガソリンのコックを予備にしたまま走っていた。予備を使ってもこの町のスタンドへはギリで厳しいと予測していたのに、、。

休憩したり、サイドスタンドを修理していたら、この町で1hrも費やしてしまった。マァ、駐車中に風で倒れて隣の車を潰したら悲惨だから修理が優先する。

「さぁ、出発!」・・で、ポケットテェックなどしていたら、「アッ!今買ったビールは何処だ?落ちてもいないし??」でよく見たら、エンジンガードのコンビニフック?に掛けたままだった。アブねぇなぁ〜。

財布と携帯を落としてからは毎日野菜ジュースを飲んでいるが、思考が弱まっているらしい。

途中で「ナウマン象の化石」の表示があり、国道から500mなので、今日の走行には影響は少ないとみて寄ってみた。なるほど、日本にもゾウが居たんだ。

広尾町でスタンドを発見。トイレ中にそこでまた手袋を風に飛ばされる。しばらく探したり、もう一方の手袋を風に飛ばさせて何処へ飛んで行くのか見たりしていると、スタンドに良くある排水溝に隠れていた。「手袋君、頼むから、タノムから、単独行動は止めてくれー」。

中学生の社会科だったかで習った”黄金道路”へ来た。ここは是非通ってみたかった。さぞや断崖絶壁を走る道だろうと思いきや、景色の良い普通の海岸線である。落石を避ける覆道が道路の殆どを占めているので、最初の工事は大変だったのだろう。その覆道は今は閉鎖してトンネル化された所も多い。「黄金トンネル」は北海道最長で4941mもある。



12:30襟裳岬に到着。ここもまた強風であったが、岬は特別強く吹いており、バイクを停めると風で支えられない。コンクリートの手すりにタイバンドで縛って停めた。

灯台の近くの"風の館"\300は展示が子供向けだが、ガラス張りの展望所はスケールが大きくて立派だ。まるで水族館の巨大水槽だべ。沖の岩に居るアザラシが望遠鏡で見えるのも、水族館とは違った面白さがある。


 パノラマ写真です。


 望遠鏡越しの写真です。

昼食は”岬定食”にした。焼きシャケでボリュームが有り、品数が多く満足。

14:00 出発。

後は苫小牧郵便局で自宅から来る冬物衣類を受け取れるかどうか?・・だ。

苫小牧にはライダースハウスも泊まれそうな健康ランドも無い。隣の千歳市のライダーズハウスに予約をして、安心して苫小牧郵便局へ向かう。局では冬物が届いていた。交換の準備をしていなかったので、届いた荷物も一緒に積んで、ゆっくりと千歳に向かった。積載量が今回の中で最高です。

19:30 ライダーズハウスに着。一般家庭の様に綺麗なハウスだ。近くの銭湯に入り、夕食は一昨日のステーキと1週間ほど前のヒジキ煮だ。


 豪華な夕食です。

このライダースハウスは風呂・シャワーが無いだけで、他は完璧だ!近くに銭湯が有るので問題無い。良い所を書いたらきりが無い。その位オモテナシ度★5個だ。他所の物置き同然で整理整頓されていないライダーズハウスとは大違いだ。

荷物の入れ替えと返送の準備して23:15 就寝。

今日はピッタリ12hr走行だ。本日の走行距離はナント407km。流石に北海道だネ。



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