日本一周 43日目 道央(4)

            2016/10/9(日) 午前 8:00

 

オイル補充をチェックし、ガソリンの予備タンク(3?)をチェックして9:00出発。今日は釧路を目指す。

9:40 "愛国駅交通記念館"に着。23分で来れるところをGoogleナビ画面の方向が分からず、南に行くべきを東に、西へ、北へと間違えた。

この駅は雑誌"アンノン"の頃は大流行りだったが、今日は汽車を見に来た母子とカップルが1組だけ。女房と自分にお決まりの”御守り用の愛国→幸福の切符”を買った。これは今では本物の切符ではなく、お土産品扱いとの事。壁に貼られているのは願い事が書かれた大小のキップです。


10:10 幸福駅着。コッチの駅は空港への道の途中であり、高速のインターもあるためか、地の利が良く、50人位の観光客が来ていた。ナント台湾からも来ている。こっちの駅でも切符は「愛国→幸福」??で売っていた。あえてツッコミはしない。
もうこうなると駅(交通記念館)ではなく神社だネ〜。


 幸福駅は盛り上がっているのに、愛国駅はどうして・・・。
 セットだということを知らないのかなぁ??? 

幸福駅の直ぐ近くから帯広まで高速の無料区間がある。さっき130km地点でガソリンをリザーブに切り替えたので、その後30kmしか持たない事は以前ガス欠のテストをしてみて知っていた。かと言って、Googleマップによるとこの辺ではインター付近にスタンドは無く、帯広から来た道沿いにもスタンドは無かった。・・ということは、ガス欠覚悟で高速を帯広まで戻るしかない。

高速に乗る。帯広まで28kmの表示。つまり運が良けれは帯広まで行ける。しかし、先日の高速での走行では燃費が悪くなっていた。マァ、今朝予備タンクを確認したので怖くはない。

帯広までなんとか持ちこたえた。途中のインターで降りてもスタンドがある風景ではない。帯広まで来たのは良いが、ここでもインターの近くにスタンドは無く、広々とした景色が続き、市街地まで8kmの表示が出る。全ての信号で止まるのでヒヤヒヤだ。やっとスタンドを見つけて給油。オドメーターは162kmを示していた。+2km走れたのは愛国駅の御守りのご利益か?

12:00 池田町のコンビニでオニギリ昼食。たまには弁当も食べたいが・・、よくこんなにお金をセーブ出来るものだと自分でも感心する。

コンビニの横の軒先で風を避けながら、自前の昼食用チェアーに座って食べる。お客さんが皆見ていくが、もう気にならない。

ふと見上げると、晴れた空に大きな雲が浮かび、北風に押されて早いスピードで流れていく。いつもの秋なら、高層雲とポカポカした陽射し・・なのだろうが、今の北海道は地元の人も普通ではないと言う。

またしても高速の無料区間で釧路まで走る。横風が本当に辛い。

15:00 釧路市街に入った。コンビニで食材を買い、宿に向かおうとするとグローブが片方無いではないか。風で飛んだと思い100m位先まで探す。無いので、諦めて出発。しかし、もう一度・・とコンビニに戻った。店の前のゴミ箱にゴミを捨てたのでソコを漁っていると、「何を探してるんですか?」ときた。訳を話すと「あそこのトラックの下に何か・・」と教えてくれて、見てみると確かに有る。トラックに行って取ろうとするが、下にもぐれない。運ちゃんはカーテンを引いてお休み中。店からモップの棒を借りて手袋を取り出した。同じ防寒手袋は2日後に届くが、この寒さではまた買うしかない。あぁ〜良かった。

宿に着いた後、コンビニで夕食を取った。帰り道に船が見えた。「そうか!海岸に戻ったんだ」。4日ぶりで嬉しい!。

もうビールを2缶空けて酔っているが、港に行ってみる。大きな遠洋航海の漁船が全部の電球を点けて漁の準備をしている。それがとても力強く見えた。「いくら見ても飽きないなぁ〜、まるで空港みたいだ」。

近くに”フィッシャーマンズワーフ”がある様で、元気を絞り出して行ってみる。そういえば、ツーリングで夜に町を歩く事なんてなかったよなぁ〜。


 全力で明かりを灯しているのが凄い!

 「力強いよね〜」

 「かっこいい〜」

フィッシャーマンズワーフ”は要はバスターミナルにある”デパ地下”の様な所であった。お土産品屋と炉端が続くのが日本のフィッシャーマンズワーフなのね〜。

アメリカのそれのホットドッグとか焼いた貝とか伊勢エビをパクつくイメージとは違ってました。

ここの良い所は和風で統一されているところかナ。

ここで凄い!のは”北海道でも珍しい、活毛ガニのUFOキャッチャー”がある事だ。やってみたが、故障中の様だ。中のカニは大丈夫か?可哀想に・・。

ここの海産物は他とは違う。他で見ない加工で種類も豊富。しかし、サンマが\2700/匹、「どんなサンマじゃア!!」。

殆どの店が18:00で閉まるのが残念。いつまでも見て歩きたい面白さ。大好きなサンマの料理も安価で、コンビニ夕食をしてしまった事が後悔される。

宿への帰り道にあるCrown Plaza Hotelを見上げる。「あぁ、少し前まではこんな立派なホテルに泊まってたんだよなぁ。今は・・」



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