江戸時代の「らんびき」を進化させた ハーブ蒸留器  
純引-1000
日本国製 尾張瀬戸
純引 参考データ:抽出一覧表

純引−1000  価格 43,000円

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お庭の花や葉で作る ・・・ ハーブ蒸留水

それは贅沢な家族全員のボディーケア
料理に昆布エキス、鰹節エキス、月桂樹エキス、ローズマリーエキス
虫避け わん仔ケア〜
日焼け肌ケア 、入浴剤〜 いろいろ〜


特許庁実用新案登録済 (U). 3122582号 JAPAN

植物塔にハーブを細かくして入れます
ラップをして1分ほどレンジ加熱 ラップを外し蒸溜開始
ゆっくり加熱します 〜
水蒸気は素材のエキスを吸い取って通過して行きます
トロトロ〜エキスを抽出〜
優しく静かに〜〜香りと共に〜ハーブ蒸留液が出来てゆきます
ドライ素材10g 〜約400g または フレッシュ素材剪定葉をいっぱいつめて
 目的の濃度を自由に作れます


↑画像素材150g 抽出途中300cc 、浮き出てしまう精油は漉して使用します
300cc約30分  500cc約60分




2つの蒸留法を使えます

水蒸気蒸留法・・・花びら、葉 
植物に水蒸気を通過させます。
植物の成分や香りは、水に溶けやすいということを利用した、蒸留抽出法。

直接蒸留法、ハイドロ式蒸留 (江戸時代の蘭引式、煮だし式、ハイドロ式と言われています)
抽出素材を水で煮出し、その蒸気の中に混ざった成分を抽出法

純引の特徴&個性
  純国産品 尾張瀬戸の美山窯、椿山窯2つの窯元の制作協力で作られます 
  一つの蒸留器で2つの抽出法を選べる
  植物精油付着の洗浄が簡単 
  扱いなれた陶製、管はガラス管13cmのみ
  陶製は植物の強酸に耐えられる
  陶製で安心は、金属を使用していないので酸化化合物の溶出がない
  新鮮なノンケミカルのハーブ蒸留水を作れる
  陶の遠赤効果で優しい蒸留水
  庭で育てた安全な植物を全部作れます
  季節毎のハーブ剪定葉を捨てる事なく全部使える 
  小型、コンパクトで収納が簡単

■■
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2008年5月 水蒸気式蒸留
生花薔薇コンパッション・・・
庭に咲いた薔薇で作ったローズウォーターをふんだんに使って〜神様に感謝!


植物塔いっぱい コンパッション、白モッコウ
薔薇それぞれの香りが個性的

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●製品説明  
●蒸留質問/「蒸留BBS」

蒸留器製作、実験に理解してくださった
目白陶幻倶楽部スタッフの皆様



■■■■■■■■ 制作記録 & 試作品ギャラリー ■■■■■■■■

純引 蒸溜器  価格履歴
2007年 63,000円 送料別価格
2008年 60,000円 送料着払いに変更
2009年 56,000円 制作リスク軽減第一達成
2010年 48,000円 植物塔サイズ変更、制作リクス軽減第二達成
2011年 43,000円 椿山窯(尾張瀬戸)制作参加。 制作リスク軽減第三達成、美山、椿山窯のご協力尽力により、原価低減。  


嬉しい年末の贈り物、神様ありがとう
2010年12月17日 新たに制作窯工房が加わりました
「椿山窯」加藤雄二さん 瀬戸
純引-1000は手のかかる仕事、引き受けて頂き,感謝です
何度も試作して頂き,晴れて引き受けてもらうことになりました
ありがとう感謝です
 


   2010年10月16日 小型蒸溜器 企画案 テスト終了
素材と抽出量のサイズを見つけるのに苦労、そして作ることの苦労... 技術不足なのに陶倶楽部スタッフの助言で完成しました。本日、ドライタイム10gから初め、蚊刺しカユミ止め液PH4.8を作ることに成功しました。満足の数値。今日は嬉しくて眠れないほど興奮しています。明日から、どうにか製品化に向けて頑張らなければ...

 2010年2月 純引-1000 蒸溜器 完成
制作開始から10ヶ月、お待たせしました

2009年5月 新作 小型蒸留器 「純引」1号 製作開始
植物テスター蒸留器・・・50cc前後作ってパッチテスト用にほしかった蒸留器
濃いミルクティーを作るように簡単に作れるものを考えてみました 

2009年5月 「新純引-1000 」製作開始・・本年 初冬入荷予定
抽出を深めてゆくと、「純引の雫塔」は高性能であることがわかって、植物塔を使いやすい大きさに、
そして少量素材でも優秀な蒸留液が作れるように工夫しました。テスト抽出も良い結果がでて、製作を開始しました。
生花薔薇他フレッシュ素材を使う方は、別単品の植物塔を重ね使いで、素材を多く入れることが出来ます。

2009年8月 「純引」4号器製作開始
植物塔をさらにコンパクトに乾燥素材約20g〜200g
少ない素材でも良質の蒸留液が作れるように機能を高めました。
販売は秋ごろ・・・
少数生産なので美山陶房仕事の隙間にお願いしています。 

2007年8月30日 特許庁 商標登録
「純引」 じゅんびき 

植物の純粋な成分を引きいだす。という願いをこめて命名しました。
その純粋な成分が、私たちの生活に生かされること
家族の使う日常品が使い慣れた台所で、各家庭の特製スープのように手作りできる・・・・
安全で安心な植物利用が広まることを願って


2007年7月末
第一回製作 純引 
長い間お待たせしました。
ありがとうございました。


2007年6月28日 尾張瀬戸 陣中見舞い 
純引 素焼が終わり、素焼の状態を見るために、陣中見舞いに行きました。

寺田先生は何でも・・・お教室の皆さんと何度か抽出しているようで〜・・・
レモングラスを植えていました?! チョッと刈り取ったレモングラスを手にパチリ!
■7月3日〜約1ヶ月、先生はカナダのアトリエに篭ります。製品の発送他は寺田鉄平さん他お弟子さんの大きい本田さん、芦田さんがお手伝いしてくれます。
純引専用箱もできていて〜♪ 保管する時に便利な箱で気に入りました。 嬉しかったです。鉄平さんありがとうございます。


●寺田先生のブログ http://bizan.exblog.jp/から 2007年6月23日
昨年から試作を繰り返しているハーブ抽出機を
あと少しで完成のというところまでこぎつけました。

一番始めは私がろくろで制作しましたが、いくつか揃えた寸法が必要な事と
抽出液がスムーズに出る事などから、型を使って制作する事にしました。
焼き物の型作りはとても難しく、まずは原型作り。
どんな土を使って完成品にするかをその時決めなくてはなりません。
なぜなら土は種類によって収縮率が異なるからです!

原型作りが終わったら、見本型といってテスト鋳込みをし、完成品を焼成してみます。
この時なら型の修正が出来ます。
良しとなったらケースと云う型を作る為の型を作ります。
これは費用も掛かるし大きく立派なモノです。
これさえあればいくらでも反復生産が出来るのです。

ケースが出来上がったらそれを使って使用型と云う粘土を鋳込む型を作ります。
使用型は素地屋という、鋳込んでくれる場に運びます。
ハーブ抽出機は形が複雑なので幾つものパーツに分かれています。
それ等を接着して完成品にしていくのです。完成したら素焼きをしてうわ薬を掛け
本焼きしてようやく完成です。

今は、最後のうわ薬を掛けて本焼きをした時の色具合と、
熱にどれだけ耐えられるかのテストです。

あと少しで完成品が出来上がります!乞ご期待!

# by teradabizan | 2007-06-08 11:00 | 日々の出来事


●2007年6月18日 テスト終了し、製造開始しました。 
約4回のテスト焼成、テスト抽出が終わり、本製造に入ります。
パーツ類も満足の行くものが揃いました。
愉しみです。


純引 junbiki 報告 2007年4月23日 web発売7月より
■ 「純引」の報告
当初は1点ずつ製作で、昨年のクリスマスごろと言うことでしたが、
製品化を進めるにつれ、より良いものを均一にとの想いから、
圧力鋳込み型製法に、さらに精密で品質の良い蒸留器になりました。
 
寺田先生美山陶房、川本製型所、パーツやさんの助言で、アラムシリコンゴム医療用を取り入れました。
純引使用説明書においては、本條さん、天野さんに校正をしていただき、
初めての方も、安心して作業できる解りやすい説明書が出来ました。
そして、登録いただいた皆様の励ましで、製品を完成することが出来ました。
純引製作に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
 
皆様に蒸留液、植物力の体験をして欲しい、私が感じた驚きを味わっていただきたい
と言う思いで今日に至りました。
 
それにもまして特に感謝していることがあります。
密かに一人、小宇宙でコチョコチョと愉しんでいたことに、
皆さんが関心を持っていただいたこと ・・・
そのことが何にも代えられない喜びで、心から感謝しています。
 
■「純引」 
製品は、試作品実験で得た物を全て集約しました。
@ 使い安さ
A 陶器製の優しさ
B 安全な純粋な抽出物 
C 大量抽出
D 素材に応じて、3つの抽出法を選べる
E 江戸時代蘭引きを越える蒸留器
F 抽出時間の短縮
 
・・・・これらの全てをコンパクトにまとめることが出来ました。 
 天然古瀬戸透明釉薬 極わずかに黄土色の自然な色が有ります。
 製品は 右側 釉薬になります。 こだわった別部品の↓すのこ板。


2007年4月20日 尾張瀬戸F 土、釉薬 最後の素材テスト
土と釉薬…最終テスト焼成
組み立てて、焼成棚に3個乗りました。焼き上がりを待ちます。
土はニュウボーンという純白の土。固くしまったキメの細かな土です。
釉薬は天然釉薬、古く尾張瀬戸に伝わる釉薬です。
天然釉薬であることに満足しています。
最後の仕上げ削りに参加したかったのですが… 触らせてもらえません〜〜
新幹線の中で、コートを脱ぐと作業着・・・ちと恥ずかしかった。

尾張瀬戸は八重桜が満開になる気候。東京より遅いと言うと、都会は暖かい・・・・・・
山は萌黄色。爽やかな日でした。

   


2007年3月10日 テスト用 見本 届く 
届きました♪
早速箱を開けて、テストの準備を始めると・・・
ああ〜 今日はお散歩ないの・・・
ジョナハナは諦めてスタコラ〜


■鍋蒸気式テスト
※精製水使用は精油が出やすい
※飲用水、井戸水は精油が溶け合ってよう蒸留液になると感じる

ドライラベンダー150g。精製水使用 、抽出液300ccで火を止め余熱冷ましを待って抽出液325cc。精油7cc。残り水150cc。PH4↓

植物毎に油分の違いがはっきりと出ます。 ラベンダー7ccからローズマリー6cc、レモングラス2cc、レモンバーム採集できない薄い膜でした。〜抽出液はクリアになって行きます。
 
■ハイドロ式 
ハイドロ式の場合、PH値、精油の量、水溶液色別測定はほとんど変わらないのですが、PH試験紙の色合いが少し違いました。古来から伝わる蒸留法ですので蒸気式と成分が多少異なるかもしれません。いつか専門機関で成分分析をしたいです。
ハイドロ式精製水使用量・・・これが問題でしたが、約100gまで可能。
木の根などの固い素材の抽出につかいます。



2007年3月3日 尾張瀬戸 見本型焼き上がり E
3月3日 ひな祭り 
サイズはぴったりに焼きあがっていました。 蒸留抽出他も順調な型でした。
みんなにっこり♪
一つ、耐久性、温度変化に強いなどで選んだ土は、色の問題が残り、
白の仕上がりにするために検討する事になりました。
抽出素材の色の変化や、浸出液の色を見るためには白くする必要が有ります。
型は成功しましたので、もうすぐです。



2007年1月23日 尾張瀬戸 型屋さん D
1月23日 尾張瀬戸 型屋さん
素晴らしい石膏の型が出来ていました。
技術の高さを感じました。
私がコツコツ作ったら、10年は掛かりそうな精密度でした。
打ち合わせでここは数ミリ削って・・・すぐにぴたっとした形に上がってきました!!!@@!
私が思い描いた物が見事に再現されて、幸せな気持ちになりました。
3月ごろに焼成確認が出来るのではないかと思います。
帰路、新幹線ではグ〜スカ〜 すっかり疲れも取れました♪
トボトボ〜家路・・・今夜は上弦の三日月が霞んでいました。
全てに感謝して、神様ありがとう。


2006年12月6日 瀬戸 型屋さん打ち合わせ C
12月6日、尾張瀬戸12時半着〜16時。打ち合わせ。
いろいろと型の基本条件を理解出来てきました。
デザインの変更・・・圧力スチーム塔を加えて、考案の完全な形を作ることを決心しました。
費用が大変なことになっていますが、頑張ることにしました。

変更●付属品、「圧力スチーム塔」を加え「兼用型」とする。

★※寺田先生を取材中の菅原さん、ハワイ島でダイビングショップ&700m高地でセミナーハウスのオーナー&水中カメラマン)が同行。なぜか?寺田先生の日々を撮影している??)・・・有名な方らしいので、型屋さんで記念撮影・・・チョッとミーハーしてみました。 カメラマン 菅原真樹さんサイト




 2006年11月22日 尾張瀬戸B 型やさんに行く 
    早朝新幹線に乗って尾張瀬戸へ向かう 駅にお弟子さんが迎えにきてくれて陶房着。 
打ち合わせた予定と違う?案の定来客があって予定が狂っている。忙しい毎日のようです。 
来客が押し寄せる陶房を抜け出して昼食「巴屋」へ向かう。
加藤唐九朗や巨匠達が昼食をとって休んだという由緒あるうなぎやさん。 
その中の東屋は一般の人は使わせてもらえないらしい・・・先生は時々訪ねて食後昼寝をして過ごすそうです。
瀬戸の巨匠達も代々、昼寝していたとか。
紅葉が目に眩しいくらい真っ赤でした。

  型やさん
代々受け継がれた技を持つ・・・精巧な型の型を作る、石膏の匂いと白いシャツが眩しかった。 
蒸留器の構造の説明・・・大変興味深く聞き入ってくれました。
皆さん笑顔の素敵な方たちでした。ハーブウォーターを作るに相応しい爽やかな方でした。
次に鋳込みやさんに向かいご挨拶・・・

陶芸家一族〜
少しずつ先が見えてきて、ワクワクしてきました♪


2006年11月11日  公開抽出 報告
気温16度 ドライラベンダー100g 精製水500cc 抽出液230cc 残り水120cc 冷却水合計8リットル 熱源コイル電気コンロ
鍋式抽出。 作業は順調に進んで、無事に抽出が始まりました。 
最初にポコポコ出てきたときに拍手を戴きました。ありがとうございました。
抽出構造の説明。 5cc容器にお持ち帰りいただいて、皆さんしっとりすることに驚いてました。 
調度、乾燥する季節になって、効果がはっきり解るので幸運でした。
多くの人から、早く抽出される、簡単そう、使い勝手もよさそう〜と感想をお聞きできて、嬉しく思いました。 
雨の中をご足労戴いて、 ありがとうございました。


2006年10月24日〜  製品製作は当初から、規格品製作に入る
試作品の製作過程から、意外と複雑な構造で1点ごとの製作は大変時間が掛かることがわかり、急遽、規格品の型をおこすことになりました。11月6日まで小屋にて、夜な夜な規格品の製図作業・・・必要な厚みなど指示していただき作成しました。  
私の目的・・・  良質の蒸留器 は精密な製法で確かなものを作りたいと思っています。
クリスマスに間に合わせたい〜という思いで頑張っています。
それにしても型代の工面・・個人資本のため、正直大変です。 どうしましょう〜〜・フ〜〜頑張らなくっちゃ!


2006年10月23日 美山陶房 蒸留器打ち合わせA
寺田康雄先生のアトリエを訪ねる
数点試作品が出来たよー ということで、伺いました。
轆轤で出来た作品はまん丸で綺麗〜ぴったりと納まって、感激しましました。
細かな部分のチェックなどをして〜 満足して帰りました。
英国ロンドンのアジア展と個展から帰国する11月半ば〜 本格的な製作に入ります。
愉しみです〜〜〜
先生も、よいものを作りたいね〜 と 嬉しいお話をしていただいて〜♪


2006年9月28日 瀬戸 美山陶房@  寺田康雄先生を訪ねる

9月28日浜名湖泊  朝陽を久々に見ました〜 あまりの明るさに目が覚めて〜 

新宿〜瀬戸まで約362km 快晴の素晴らしい天気でした。
せと赤津インターを降りると直ぐに陶土採掘の山々〜 歴史を感じるゆったりとした土地です。

窯元「美山」到着、ジョナハナ、お孫さんに対面〜宜しく〜
足を舐められてもキョトン? 面白かった。

山の上に陶房はあって、今は住宅が山の上まで押し寄せています。
昔あった登り窯は住民から排煙のクレームが起きて現在は、ガス、電気窯を備えています。
それでも火の魅力は断ち難く、世界中に窯を作っておられます。
カナダの窯から帰国し、ロンドンで開かれる個展の合間にお邪魔しました。
アトリエのキッチンで抽出を見ていただきました。

「よくてび練で作ったね〜フフ〜轆轤なら簡単なのに!〜」・・・私はまだ未熟者で轆轤が上手くできませんのよ〜
抽出が始まると 「〜ン〜もう出てきた!〜なかなか〜面白いね!」
「O.Nちゃんが生きてたらそりゃア喜んだと思うよ、こういうの大好きだった!」
「それと何時も蚊に刺されてぼやいていた」

少しすると、お弟子さんやら入れ替わり現れて「すごい香り!〜外のほうが強く感じる」 
皆さん興味持ってくれました♪香りの力は偉大です!! 

11時から5時まで〜説明をしながら、100g抽出、50g少量抽出、先生のアイデアで抽出後の「ハーブにまだ香りが残ってるよ」それで、150g2回目250ccぐらい抽出実験、香りは希薄ですが手につけるとサラサラと気持ちがいい♪十分スキンケアになると感じる。・・・ラベンダー合計340ccPH3、・・・精油が出てしまう。かなりの量でスポイトで吸い取る。「なんで取るの」「強すぎて少し危険なの〜」・・・「危険なら100gで400ccぐらいが良いと奨めたほうが良いね」
〜気に入ってくれたようです。

使った市販精製水1000cc・・・ハーブウォーター合計590cc 精油4cc でした。
ジョナハナは床でごろりん〜寝てました♪

商業ベースに乗らないで適正な価格で、希望する人に渡したい。
 それには製造〜販売までがシンプルでなければならないことも解ってきました。


  
釉薬の色〜いろいろ綺麗〜〜?
  
 蒸留器試作品達
7号機まで、途中に2点破壊したものを含めると9点の試作品。
 抽出テストのデータを基にプランをまとめました。 私の全ての希望が叶う、蒸留抽出器が出来ました♪  
後はプロが作ってくれるのを待ちます〜〜♪


2006年9月15日 QQQ■250g容積を希望しています。 
●蒸留器の予約登録の皆様へ
■蒸留器ハーブ量について
ローズマリー、レモングラスなど:レモンバームやドクダミ、薔薇:タイムなどの繊細なもの・・・・種類によって容積が随分と違います。
蒸留器サイズを決める際、この点で私はとっても、悩みました。

■鍋式植物塔 容積基準に使用したハーブは自家製ドライハーブで、市販品ハーブと異なりふわっとしたものです。市販ドライハーブはメーカーにより梱包圧縮や粉砕状態が様々で、基準には出来ませんでした。

★何時も新鮮なハーブウォーターを使うには、本来は50g100cc抽出ぐらいが扱いやすいと思いました。しかし薬用入浴剤利用の場合300ccぐらいは一度に作れると便利と考えて、ローズマリー、レモングラスが約150前後入る大きさに決めました。

AAA■ハーブ種類をお聞きできると注文品で植物塔を作成できます。
★注意★ 大量のハーブを使うと純粋精油が抽出されてしまう時があります。精油は大変高濃度で危険です。浮いているオイルをスポイトで別容器に取り除きます。 石鹸作り、アロマポットで利用できます。


2006年9月11日●8月末、製品製作、寺田康雄陶芸家がカナダからやっと帰国しました。9月末、具体的な作業に入ります

2006年8月6日●問い合わせありがとうございます。関心を持っていただいて、とても嬉しいです。私とおなじ思いの方がいるので嬉しくなっています。陶器製は身体に優しく、心から安心して使える蒸留液ができます。毎日、蚊避けやスキンケアに、幸せな日々をすごしています♪
★メールから★
初めまして!石けんや化粧品等を手作りしている主婦です。
以前からハーブ蒸留器を探していたのですが、なかなか良い製品に巡り
会えず悶々としておりました。野口様のサイトを拝見(発見)して「欲しい〜!」と初めて思った製品 でした!  そこで確認したいのですが、ハーブ蒸留器は他社製品では価格が1万
円〜十何万円もする物があります。  タイプ(型)が違うと価格がかなり異なるのでしょうか。どの型を購入するかはまだ迷っている状態です。心が揺れているのは兼用型です!

AAA■鍋型、兼用型・・・使い勝手や、少量抽出したい〜いろいろ悩んでコンセプトを絞りました。
★50gの少量でもしっかり抽出できる…★もっと多くを抽出できるもの。★植物槽を一つ代えるだけで、鍋、圧力鍋兼用できるもの。また、大量に抽出する場合植物槽を増やすだけで対応できるものなど・・・・とても欲張りなことを考えて、考えて〜・・・

主婦の私が、いろんな調理器具で、長年不満だったこと、応用性が無い道具、場所ばかりとって使いにくい・・・・・そういう声が出ないようにしたい〜・・・必要なものだけ揃えられる・・・鍋が優しくていい〜圧力鍋になじみの無い方〜いろんな意見を参考に決めました。みなさんの希望の形かチョッと不安ですが、必ず、使い慣れ愛され、気に入ってくれると思います。
力持ちの男性が考えるとこうは行かないのでは?と自信作です。

★価格は窯元と検討中です。 誰でもキッチンで使える価格で〜というのが私の希望です。ガラス管だらけのものでなく、扱いやすく、見た目にもやさしい、遠赤効果で身体にも、お財布にも?優しいのがいいですね!

※どこのご家庭でもある16cm鍋または圧力鍋で使える蒸留器です。


2006年7月27日 最後の実験 ハイドロ式蒸留抽出
約1時間30分…水1000cc ハーブ50g ウォーター140cc 水から30分 PH4.5…やはり径16cm鍋では、沸騰液が膨らみ、抽出液に混ざり透明液が取れない。ハーブ100gで200ccの抽出液をとる場合、約24cmの鍋に2000ccぐらいの水…ぐらいになるでしょうか。コンパクトではない大きさになります。コンパクトに簡便にがテーマ…
そして、気になっていた残り水の中の成分。PH約5。市販製清水で作る場合を考えると、85%は捨て水になってしまう。不経済。  この結果、ハイドロ式を奨めることは中止しました。

残り水の状態を見て、ハーブを育てている私にはチョッと辛かった。

今年、1月27日、初めて蒸留装置で抽出成功した記念日、モーツワルトの生誕記念日、実母の誕生日 それから調度6ヶ月。最後の実験をしたのも何かあったのかなあ〜?・・・今日は7月27日は義父の旅立った日・・・フ〜〜ン・・・・最後の実験は終わり、最終のデザインに入ります。



2006年7月16日●素晴らしく便利な、特許庁のネット検索
ハーブ蒸留器の実用新案申請・・・
特許庁の登録考案は今は簡単にネット検索で調べます。この蒸留器も長い時間をかけて調べました。現在市販されている蒸留器を調べ・・・申請、登録、公開という順序で進められました。

江戸時代、蘭学が日本に入り「蘭引」が日本で考案されました。 その陶製装置(ハイドロ式)は医学の分野で使われていました。
現在市販されている「蘭引」は、博物館の複製品レプリカ飾り物で使用不可能なものです。http://www.phyton-cide.org/library.alambique.html  http://www.umakato.jp/archive/coll/05_03.html 

江戸時代から現在まで、誰かが作り続けて改良していたら、私の構造に辿り着いていたと思います。
私は、現在市販されている銅製(ハイドロ式)は使いたくなかった、
ガラス管が一杯の(蒸気式)も、大きくて高価な製品で使えない・・・それで陶器で手作りしました。 


2006年7月18日 ご質問のお答え
QQ■蘭引が使われなくなったのは〜なぜでしょうか?
AA■私も知りたい所ですが、江戸時代はお医者様の道具でした。大変少量の抽出装置でした。・・使われなくなった理由・・ン〜・・・・単純頭で想像すると〜・・薬草学は医者の学ぶもので、一般に普及していなかった・・・産業改革後、アスピリンが広まり、世界中でケミカル志向に走った・劇的に効果のあるケミカル薬品が広まり、蘭引で薬を作る医師が居なくなったのじゃないかしら? 
現代では広く一般にハーブ、薬草の知識が広まり、認識されてきています。ミキサー、ミルサー,オーブン、圧力鍋、電子レンジ、冷蔵庫…江戸時代の蘭学者達が現在の台所を見たら、すごい研究室装置!と絶叫するのじゃないかしら? 


2006年7月18日 ご質問のお答えです。
QQ■江戸時代の蘭引をどのように改良されたのですか?
AA■私は蘭引の知識が無かったので、改良品ではないのです。実験試作品を次々作り、抽出実験を繰り返し探して、、結果的に蘭引に似た形になりました。  違う箇所は、目的量の違いでしょう。

江戸時代の蘭引はその構造から推測できることは、大匙3杯程度の抽出液を採ることを目的としていたと考えられます。蘭引は、医療に使う道具でしたので、約30ccぐらいで薬を作ったと思います。ですので構造上は十分だったでしょう。

私の最大の目的は、私自身のアレルギースキンケアでした。台所にある器材で、少ない装置で簡単に抽出できる「アレルギースキンケア&虫除け&入浴剤&ドックケア」でした。短時間に品質のよい200cc〜400ccを抽出することを目的として創り始め、最終の形が出来ました。

たぶん、蘭学の基になった薬草学は今で言うアロマテラピーの書物じゃないかしら?既に多くの植物が試されてたくさん、オランダやあの大英帝国などのデータがあったと思います。
蘭学者たちは日本に自生する植物で研究を始め、渡来したアランビックを参考に小型で陶製蘭引を生み出したと思います。
昔のことに思いをはせ、想像してると、愉しくなります。
きっと〜♪私と同じように抽出液の香り…驚きと感激に震えていたんじゃないかしら〜♪

自分に合う植物力を探す・・・・愉しいです。


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昔々〜ハーブウォーターを知った日
ホテルOで友人K&Sの結婚式、私はロングドレスを着て出かけました。季節は2月。車のドアで指先に花火!バチバチ!「超強力静電気体質」の私は、受付に着くまでにドレスが足にまとわりついて、痛くて歩けない〜!大変!恥ずかしいやらどうしたらいいか解らずトイレに・・・鏡の前で足から剥がすとピチピチ静電気がおきています。 動かずにいるとおさまって・脚に水をピチャピチャ付けて・・・・・しかし、空調は強力、化繊の絨毯なのでしょう、強乾燥状態。トイレをでて数歩歩くとパチパチ!ぴたっと足に絡まって・・・トイレを出たり入ったり〜 祝宴は始まっているし〜アア〜どうしましょ・・・・・ 

外人がトイレに入ってきました。 
私に微笑みかけて「シュッシュ!!」
 いい香りの何かを吹き付けました。
「・・・・・!・・・!」
何か?言ってますが理解できない。
 ドレスがストンと足から剥がれました! 「まあ!」 
ちいさな容器を私の手の中において、彼女は出て行ってしまいました。 
私はお礼も言えずにポカン?!
それを良〜〜く見ると
 「イギリス製なのね〜ローズウォーター・・・・
薔薇水?・・・〜フ〜ン・・・」

思い出したこと・・・
会食中、またバチバチが始まって・・・
隣は運悪く、何時もご機嫌で浮かれてるM
 「純ちゃんなにやってんの?♪」 シュッシュ!「いい匂いだねえ!」
足元につけてるので 「 ○♪ したの?」
もう〜 ほっといて!馬鹿!
私のパンまで食べちゃって!
 

それから四半世紀が経って、1999年から伊豆で山を耕し、植物を育て、陶芸をするようになって、

チンキのお陰で存分に外を楽しんで〜 
でも・・・透明なものを作りたい〜  透明なハーブウォーターができたらどんなに幸せなことでしょう〜 
大掛かりなな機材ではなく、優しく簡単に抽出できないかしら〜〜〜・・・


2005年11月のある日 閃きました! 陶器ならかなり高温まで耐えられるから・・・可能だわ!作れる! 倶楽部スタッフに技術的なことをアドバイス貰い、試行錯誤して、製作、そして実験、PHを検査〜 愉しい月日が過ぎてゆきました。 

そして・・・完成しました♪



野口純