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2007年5月31日(木) |
ムーブフォーム |
明後日の手づくり教室のタイトルは「ムーブフォーム」である。Mさんから大量にいただいたテレフォンカードを用いてこしらえる。
図1.ムーブフォーム
はと目で8箇所とめる。これを変形させて、いろいろの形をこしらえる。
図2.いろいろの形
もっとたくさんの形を工夫してこしらえてみよう。
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2007年5月30日(水) |
この木なんの木 |
毎週F大学に非常勤講師として通っている。構内に珍しい木がある。種がおもしろいのだ。
図1.木の種
一つの種子に2枚の羽根をつけたものが1本の糸でぶら下がっているようだ。秋になると褐色になって風に乗り、くるくると舞い降りる。大きな目玉をしたハエのようにも見える。木の全体像を示そう。
図2.この木なんの木
結構大きな木であり、ヨーロッパの街路で見かけたようでもあるが、名前がわからない。原色牧野植物大図鑑をぱらぱらと繰っても見当たらない。しかし、案外有名な木であるにちがいない。
この木の名前をご存知の方はお教えください。
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2007年5月29日(火) |
戸を開けよ |
外はすでに昼だ
夜は明けている
戸を開けよ
そういうのを
念仏というのである
安田 理深
お借りしている駐車場から手づくりおもちゃの科学館へ通う途中のお寺に、月に一度くらい新しい標語が掲げられる。
図1.戸を開けよ
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2007年5月28日(月) |
かたくりの種をプレゼント |
かたくりの群生地が自宅のすぐ近くにある。先日、そこを訪ねると、ちょうど種を落とす時期にさしかかっていた。とりあえず、地面に落ちる前の種を採取した。もちろん、1箇所でたくさん採ってしまわないように配慮した。一つの花から採れる種の数は
10〜20 個くらいだった。
図1.かたくりの種
左から種がはじける直前、種を出したあと、種
そこで、読者の方にかたくりの種をプレゼントしたいと思います。直接手づくりおもちゃの科学館にお越しいただくか、または、郵送いたします。郵送を希望の方は、返信用封筒に住所、氏名をお書きの上、80円切手を貼ったものを科学館宛にお送りください。一人当たり、約20粒ずつお送りします。種がなくなってしまった場合には、この日記にてお知らせいたします。なお、かたくりの花を観賞するためには、2葉が出てくる2年から7,8年(平均5年くらい?)待たなければなないので、気の短い人向きではありません。
かたくりの種のまわりに蟻が群がっていた。エライオソームというアミノ酸、ショ糖を含む物質のせいであるそうだ。私の直感では、アミノ酸や糖類だけではなくて、蟻の好むフェロモンを含んでいるものと思う。蟻の巣に運んでもらって発芽するのが最適なのであろう。であるから、種はあまり乾燥させずに、すぐに、浅く蒔いた方がいいのかも知れない。直射日光の当たらない場所で、乾燥しないように注意が必要だろう。鱗茎(根茎)は毎年更新し、古い鱗茎の下に新しい鱗茎ができる。古い鱗茎になると、地下20〜30センチの深さに達する。鱗形の大きさ、形は子供の小指の先ほどである。昔は、この鱗茎から片栗粉を精製していた。
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2007年5月27日(日) |
計算尺2 |
昨日の教室には、F高校の物理部の学生11名と引率の先生が来られた。計算尺は先生の年代でも手に触れることはなかったそうだ。私の年代の少し後の人たちが計算尺のご厄介になったのであろう。計算尺を用いて加減・乗除の計算のやり方を学んだ後、3組にわかれて「ルートキーのない計算機でルートを計算する方法」「ネイピアの計算棒を用いた掛け算のやり方」「ロシア農民の掛け算」の説明を行ってもらった。みなさんの熱心に問題に取り組む姿に感動を覚えた。 |
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2007年5月24日(木) |
計算尺 |
明後日の手づくり教室のタイトルは「計算尺を作ろう」だ。
図1.計算尺
私が小学生のときにはそろばんを、中学生のときには計算尺の基本的な使い方を、学校で教わった。大学でも実験で使用した覚えがあるが、あまり精度が出ないので手計算を多用していたように思う。丸善で「7桁対数表」なるものを発刊していたが、それもあまり利用した覚えがない。親父は技術屋なので、いろいろな種類の計算尺を愛用していたようだが。
今回は、定規を2つ用いた、加減算専用の計算尺にも親しんでもらおう。
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2007年5月23日(水) |
城山2 |
城山のもう一つの登り口から登ってみた。城山の北側からの登山道は、見つけにくかった。
図1.城山登山口
こちらからは頂上まで731メートルである。100メートル毎にプラスティックの看板が立ててある。最初の400メートルは急な斜面の直登なので、あっという間に頂上に達する。こちらのコースの方が植生が豊富なように感ずる。花の後のオウレンにも出合った。
地元の言い伝えによると、戦いに敗れた残党(朝倉家の者?)がこの山の中腹に篭っていたとのこと。2月15日にぜんざいを振舞ったところ、馬が死んでしまったそうだ。今でもこの日にはぜんざいを食べないことにしているそうだ。
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2007年5月22日(火) |
PDFファイルの転送 |
PDFファイルの転送方法を忘れてしまい、数日間おろおろしてしまった。ようやく転送の方法を見つけて、「教材開発研究会」と「過去の手づくり教室」を見ることができるようになった。
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2007年5月21日(月) |
蟻の行列 |
梅雨に入る前には蟻の行列をよく見かける。なにかをくわえているので、蟻の卵だと思っていた。
図1.蟻の行列
写真に撮って拡大して見ると、卵ではなくて蟻の幼虫のようである。巣ごとの引越しか、さもなければ略奪であろう。他の種類の蟻の幼虫を捕まえてきて、自分たちの面倒をみさせる蟻がいると聞いている。
たくさんの蟻が同じ経路を通って往復している様子を見ていると、いつまでたっても飽きない。蟻同士が出会うと、必ず触覚をちょんちょんと合わせて挨拶を交わしている。経路の確認などのためにフェロモンを確かめ合っているのだろうか。もちろん、経路にもたっぷりとフェロモンを浸み込ませていることだろう。
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2007年5月20日(日) |
第3回教材開発研究会 |
昨日は第3回教材開発研究会が行われた。9人の参加者が、一人当たり20〜30分の発表を行ったので、予定の2時間を大幅に超えて3時間を上回ってしまった。それだけ熱が入っていたということだ。
図1.教材開発研究会
研究会に反し昼間の手づくり教室の方は、せっかく材料を用意していても入館者がさっぱり来ないので、張り合いをなくしている。
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2007年5月19日(土) |
蕗 |
先日、知人から立派な蕗をいただいた。早速佃煮にして、いただいている。蕗には、普通の蕗(山蕗・キク科)、つわぶき(石蕗・キク科)、みずぶきなどあるが、みずぶき(ウワバミソウ・イラクサ科
)はまったく別の種類だ。
図1.山蕗
土地が肥えていると、立派な蕗がとれる。新芽は蕗の薹とよばれ、山菜として珍重されている。
図2.つわぶき
つわぶきは、秋に美しい花が咲く。佃煮の伽羅ぶきとなる。山蕗もつわぶきたんぽぽと同様に綿毛の種を飛ばす。
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2007年5月18日(金) |
城山 |
自宅から徒歩で30分ほどのところに標高202メートルの城山という山の登山口がある。足羽高校のすぐ近くだ。
城山は「しろやま」ではなく「じょうやま」と呼ぶ。城山は北陸道を望む軍事上の重要な拠点であり、200年毎に築城をくり返された。1度目は木曾義仲の家来が、2度目は楠木正成が、3度目は朝倉家の家来が篭ったという。
頂上まで30〜40分、速い人で20分くらいで登ってしまう人もいるそうだ。天気の良い日の散歩には手ごろの山だ。
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2007年5月17日(木) |
カライドサイクル |
今週の手づくり教室は「いろいろなカライドサイクル」だ。
図1.カライドサイクル
くるくると回していくと、絵がどんどんと入れ替わる。基本的には4面体を6個、8個、・・・と偶数個つなげたものだ。すなわち、4種類の絵を楽しむことができる。初級者用には、平面的な六角返し(絵が3面出てくる)に絵を描いてもらおう。
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2007年5月16日(水) |
小さな蛙 |
先日はなした小さな山の登山口に、湧き水が流れ込む溝がある。そこには小さなおたまじゃくしが群がっており、やがて梅雨時になると黒い小さな蛙になる。どれくらい小さいかというと、体の長さが1センチに満たない、せいぜい7から8ミリ程度しかない。以前に生物の専門家に聞いたところ、がまがえるの一種だそうだ。
図1.小さな蛙の小さなおたまじゃくしの群れ
蛙になると山に入ってしまい、姿を消してしまうそうだ。
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2007年5月14日(月) |
ギンリョウソウ |
昨日は天気がよかったので、近くの山に登った。標高が202メートルの小さな山で、30分くらいで頂上にたどり着ける。天気のいい日には、ひとあせかくのに丁度いい。登山道も地元の有志がきれいに整備してくれているので、なかなか快適である。途中でギンリョウソウ(銀竜草)に出会った。
図1.ギンリョウソウ
ギンリョウソウは腐生植物の一種で、みずから光合成をせず、菌から栄養を得ている。その姿は不気味でもあり、神々しくもある。
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2007年5月13日(日) |
マーフィーの法則 |
物事の起こりうる方法に幾通りもある場合、確率的に起こるのではなくて、最悪の方法で起こる。というようなことが「マーフィーの法則」といわれている。
昨日の琵琶湖の分割についての日記を書く際に、新聞記事を探したのだが、なかなか見つからなかった。探しているうちに、新聞の中の1枚だけ紛失していることに気づいた。そういえば、雨で靴をびしょびしょに濡らしたときに、新聞紙を丸めて靴につっこんで、その後ごみ箱に捨ててしまったのを思い出した。幸い、まだごみ箱に残っていたので調べて見ると、まさに、くしゃくしゃになったその新聞に探していた記事が載っていた。つまり、全部で数十枚におよぶ新聞の中から、例の1枚だけが消えてしまうという、確率的には非常に稀な最悪の現象が起こったということである。
物事を悪く、悪く考えていくと、まさにぴったりとマーフィーの法則が当てはまってしまうのである。しかし今の場合でも、ごみの収集日後であれば、その新聞記事を探すのにもっともっと手間取ったであろう。また、人間は、確率的に稀な現象についての記憶をことさらに強調して考える傾向があるので、マーフィーさんを喜ばせることになるのであろう。
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2007年5月12日(土) |
琵琶湖の分割 |
数日前の新聞に、琵琶湖が14に分割されるというはなしがのっていた。なんでも、地方交付税の割り当てが目的らしい。その分割方法は各市町村の沿岸から同じ距離の点を結んで引く「等距離線主義」を用いているそうだ。形の科学会でよく問題にされる、ボロノイ分割法を連続的に用いたもののようである。この場合、狭い水路に面しているよりも広い湖に面している方が分け前は大きいし、竹生島など陸地から離れた島を所有している市町村は有利になることだろう。
分割によって入る交付税は 100万円〜7,700万円だそうだが、広い湖の環境問題にもそれに比例して取り組まなくてはならないだろう。浄化問題、外来魚対策などの統合性はどのようになされていくのだろうか。
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2007年5月11日(金) |
セパ・タクロー |
昨日からプロバイダーへの接続ができなくなっていた。理由がわからなくてNTTさんに来てもらったのだが、ADSL のせいかどうかもわからない。検討してもらったところ、光ファイバー契約だけをして、配線の契約をしていなかったのが原因だった。恥ずかしいミスをやらかしてしまったおかげで、昨日はお手上げ状態だった。
明日の手づくり教室はPPバンドを用いた「セパ・タクローを編む」だ。
図1.PPバンドを編んだ作品
写真前列左がセパ・タクロー、右がかみつきへび、後ろはサッカーボールだ。他にもおもしろいものがあるかもしれない。また、材質を変えてセパ・タクローを編むと、おもしろいものができる。
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2007年5月9日(水) |
アケビの蔓 |
ネットで山菜の項を見ていたら、アケビの蔓が販売されていた。アケビならこの辺りにたくさんあるし、蔓も伸び放題である。
図1.アケビの蔓
先の方の、柔らかそうなところを摘んで賞味して見た。名古屋の赤味噌をつけて食べたところ、少し苦味があり、まずまずの味であった。 |
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2007年5月8日(火) |
ボールの衝撃 |
昨日の衝撃の話の続き。5月5日のこどもの日、企画Y商店から突然の電話が立て続けに3度もあった。子供向けの企画において、野球のボールの衝撃の強さをどう表現したらよいか、というもので、例えばボーリングの球を1mの高さから落下させたときの衝撃の強さと比較したいそうだ。そのとき、野球のボールの速さを時速100キロとして計算して、とんでもない値が出たということである。当然、比較するものの単位系をそろえる必要があるのに、ボールの速さをかたや
m/s を、かたや Km/h を用いたのでははなしにならない。普通はSI単位系を用いて、衝撃の大きさは
N・s (ニュートン・秒)で表すとよい。
ちなみに、野球のボールの衝撃の強さは、1m の高さから落としたボーリングの衝撃とは比べ物にならないくらい小さい。1Kg
程度の重さ(正確には質量)のボーリングの球があれば丁度よいのだが。もっとも、ボールの跳ね返り方にもよるのだが、あまり細かいことにはこだわらない方がよいだろう。
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2007年5月7日(月) |
1トンの衝撃 |
連休中にプロバイダーへの転送ができなくなったのを幸いに、日記はサボりを決め込んだ。使用可能なメモリーの容量を超えてしまったためらしい。5Mbアップしたのだが、半年毎にアップしていくのではたまらないので、日記の書き方を変える必要がありそうだ。
A新聞の相撲に関する記事で「立ち会い、1トン超の衝撃」という記述があった。衝撃(撃力)は運動量変化なので、その次元は
[質量・長さ/時間]、[質量・速度] または [力・時間] であって、トンの次元(千キログラム:
[質量])とは異なるので、物理的には間違った表現方法である。しかしながら、「1トンの衝撃」というと子どもにも分かりやすい表現になっているではないか。これを仮に「
500 N・s(ニュートン・秒)の衝撃」などといってもぴんとこないであろう。
では、1トンの衝撃とはどういう意味で使っているのであろうか。例えば1トンの鉄のかたまりをひもにぶらさげて、それを立ち会いの時間(0.5秒くらい?)だけ宙に浮き上がらせるだけの力を下から加えたときの撃力のことをいうのだろうか。それならよく分かる。
もう一つ気になる表現として、「体重125キロと135キロの力士がぶつかった場合、1056キロの衝撃が生じていた。」というものがあった。力というのは作用と反作用とから成り立っているので、弱い方の力士の体力だけで衝撃の強さが測られるはずである。すなわち、この場合「体重125キロ同士の力士がぶつかった場合」や「体重125キロの力士が壁にぶつかった場合」の衝撃とほとんどかわらないはずである。
力学というのは力の学問なので力士に当てはめると考えやすいが、相撲の世界は精神面や技術によるところが大きいので、上のようなことをぐだぐだと言ってもしょうがないのかもしれない。
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2007年5月3日(木) |
組み紙パズル4 |
組み紙パズル3の三角形版だ。
図1.組み紙パズル4
これを組むと、次のようになる。
図2.完成
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2007年5月2日(水) |
EJブロック |
昨日の延長EJブロックがうまくいかないので、悔しいからこんなものを作って見た。
図1.EJブロックの結合
見る方向をかえると、
図2.穴あきブロック
なんのことはない。
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2007年5月1日(火) |
組み紙パズル3 |
「組み紙パズル」の命名はかなり以前からあったようだ。例えばハマノズ・ペーパーキューブ(EJブロック)の浜野さんなども言っているようだ。先日、浜野さんのホームページで、延長EJブロックなるものを拝見したが、いまだに作ることができないでいる。次に示すのは6月に開かれる形の科学会の展示用にこしらえたパズルであるが、私のオリジナルではない。
図1.組み紙パズル3
これを組み立てると、
図2.完成図
完成図のようになる。
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