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2008年2月29日(金)
フラクタルな雪の結晶

今日は2月29日だ。4年に1度しかない。儲かったと思う人、損したと思う人、いろいろあるだろう。月末が締め切り日の人は前者、月給をもらう人は後者か?

雪がちらちらと舞っているのに、日が差し込んでくるときがある。これが雨ならば、狐の嫁入りというのだが。とにかくこんなときには、雪の美しい写真が期待される。写真は典型的なフラクタル図形であるコッホ曲線を思い起こさせてくれる。フラクタルとは、マンデルブローによって命名された言葉であって、部分を拡大したときにもとの形が再現されるような図形のことをいう。

写真下は、正確には写真上の拡大ではない。しかし、雪がフラクタルであることがよくわかるであろう。よく見ると、ひとつひとつの雪の結晶が確認できる。


2008年2月28日(木)
苔の塊り
同じく散歩途上で。道路上に苔の塊りがばらばらと転がっていた。みずみずしくてとても美しい(写真上では再現されていない)。山肌をモルタルで固めた壁(写真下)に苔の塊りが成長し、それが、先日の積雪による雪崩のためにそぎ落とされものだろう。

もったいないから拾って帰って、家の植木鉢に埋め込めば、ずいぶん立派な装飾になるのだがなあと思いつつ、忘れてしまった。散歩から帰って、袋を用意して、改めて拾いに行くのはけっこう面倒くさいものである。

2008年2月27日(水)
注連縄

散歩の足が近所の神社に向くことがある。今年初めてのお参りであるかどうかは定かではないが、注連縄(しめなわ)が新しくなっていることに気が付いた。地元の人たちによって作られたものだろうか、真新しい注連縄はビニールひもを撚り合わせてできたものである。藁でこしらえるよりも長持ちするのかもしれない。

よく見るとおもしろいことに、注連縄を鳥居に固定する際に、どこにも結び目が見当たらないことだ。太い注連縄は端にいくに従って細くなり、ついに2本に分かれて鳥居を巻き込み、また注連縄に戻ってきてぐるりと巻いたあと、針金で留められているだけである。たぶん、船を係留するときに用いられる水夫結び(かこむすび)が応用されていると思われるが、詳しくは地元の長老に聞いてみないと分からないだろう。


2008年2月26日(火)
杉花粉
晴れた日、散歩をしないと損をしたような気になる。私の住んでる杉の木台では、さすがに杉の木に出会うことが多い。そろそろ杉の花粉を飛ばす用意がなされているようだ。

杉の木から飛び出す花粉は、風のない日に朝霞のようにモアーっと空気中を漂うそうだけれど、まだそれを見たことがない。

下の写真は、杉花粉の製造器(?)と真ん中の大きな丸いものは昨年種をばら撒いた後の、松ぼっくりに相当するものだ。杉花粉製造器は、おもちゃの「杉鉄砲」の弾にされていたものだ。杉鉄砲売りは、小学校の帰り道の露天でござを敷いて待ち構えていた。細い竹の鉄砲に針金で杉弾を押し込んで、ぺチンと音をさせて飛ばしていた。1つ5円か、10円かだったかな、憶えていない。


2008年2月25日(月)
おもちゃのテントくるま
百円均一ショップで、なんと1500円(+消費税75円)のおもちゃのテントくるまが売られていた。テントくるまの枠はスチールの板バネでできており、ネットから取り出したら写真上のように開いてしまう。ご覧のように、子供2人が入っても十分なスペースがある。

問題は、これを片付けるときだ。これはパズルだ。無理やり丸めると、大きな力がかかってしまい、板バネを変形させてしまいそうになる。うまくできたときには、きれいに丸まってくれる。うまく丸めることができたなら、写真下左のように付属のネットに収めることができ、写真下右の31×33×6.5センチの箱に入ってしまう。

このテントに似たものをどこかで見たように思うが、どこで見たかは憶えていない。

2008年2月24日(日)
ホッチキスキューブ18
以前にパズル愛好家のNさんからホッチキスキューブをいただいたことがある。そのうちに挑戦しようと思ってカラーの針を買っておいた。ところが、先日紹介した岩井政佳さんのホームページにその作り方が公開されていた。早速作ってみたのが右の写真である。丁寧な説明がついていたので、意外にたやすく組み立てることができた。けっこう頑丈である。これをいくつか繋げて、長いものや大きな立体(例えば2×2×2など)をこしらえることもできるようだ。
2008年2月23日(土)
組み込みパズル
パズルコレクターになるつもりはない。自分の解けないようなパズルを持っていてもしようがない。ところが、ときどき衝動買いをしてしまうことがある。チェコ製のこのパズルは10個のピースを枠内にはめ込むだけのものであるが、解答書を見ないとなかなかうまくいかない。

VIN & CO によってデザインされたもので、各ピースは直角二等辺三角柱を2つずつ接着したもの。写真上はバラバラの状態、写真下はケースに収められたものである。


2008年2月22日(金)
パズル会2008用のパズル

パズル会で催されたパズル解き大会で、「早解き部門」と「じっくり部門」ともに完敗であったが、遠方からの参加者であるということで、参加賞をいただけることになった。9片の木片を3×3×3の箱に収めるパズルである。

2008年2月21日(木)
卵落し大会

パズル会のイベントで、生卵落下テストがあった。卵を厚紙、普通紙、新聞紙などでくるみ、4階建ての建物の屋上から落下させて、割れないで落ちたもののうち、包装重量が小さいものが勝ちというルールだ。ただし、包装にはのりや輪ゴム、糸などの使用は許されていない。飽食の時代、卵は安くて栄養価の高い食品である。その卵を遊びに使うなどはもっての外、とお叱りをこうむるかもしれないが、パズル性は十分にあると思う。

約40名のエントリーがあったが、すばらしいアイデアや創造性豊かなものがたくさんあった。
写真上はエントリー作品群。中ほどの6枚羽根は切り込みによって組み合わされたもので、見事にくるくるとヘリコプターの羽根のように回りながら落下した(もちろん、中身の卵は無事であった)。全部で7個の卵が壊れなかったそうだ。写真下は落下風景。


2008年2月20日(水)
立体ステープラー
何号のステープラーかは知らないが、幅12ミリ高さ10ミリ、15連で長さ10ミリくらいの針である。これを24個組み合わせたもので、頑丈な構造となっている。いつか挑戦してみようかなと思って買ってきた。最後の針はどうやってはめたのかは謎である。

これを基本形として、いくつもつなぎ合わせておもしろい形にしたものも展示してあった。手にとって見せてもらったが、ずっしりと重く頑丈なできであった。
2008年2月19日(火)
組木風折り紙
パズル会でFさんからプレゼントしてもらったもの。この組木風折り紙の正式な呼び方を知らない。飾り障子などに用いられている組木模様のようで、非常に美しい。1枚の紙を根気よく折って作られたもの。しっかりと折りこまれているので、少しくらい引っ張っても簡単には壊れない。
2008年2月18日(月)
マッチ箱パズル

パズル会で相部屋だったDさんは、オスカーのマッチ箱パズルを、なんと、木でこしらえてきた。1つプレゼントしていただいたが、精巧に仕上がっている。パズル好きのOさんや、Nさんからマッチ箱製のものは以前にもいただいたことはあるが、木製品のものはなかなかの珍重品である。木工細工が得意のOさんは早速挑戦してみたいとのことだ。

2008年2月17日(日)
同じ材料でふたつの異なった知恵の輪

今朝外へ出て、またまた驚いた。積雪が40〜50センチもある。気温が高いので、どんどんと融けているのにもかかわらずである。道理で、夜中に除雪車の音が聞こえたはずだ。

パズル会に参加した理由の一つは、「知恵の輪読本」や「キューブパズル読本」などの著者、秋山久義氏と出会えることであった。署名入りの著書を割引価格で購入できた。

また、秋山講師による
「作って楽しみ、解いて遊ぶ知恵の輪工房」では、同じ材料でふたつの異なった知恵の輪作りの講習があった。写真右はアフリカンボールを応用した玉の移動パズルであり、左は同じ材料を用いた、板からひもをはずすパズルである。後者はかなり難しく、はずすことができても再び元通りには戻せない。


2008年2月16日(土)
枯木に花

一昨日から降り続いた雪が、今朝になって積雪20センチを超えた。今日も運動のために家の周りの除雪を行った。その後、今冬3度目くらいの除雪車が入って、道路をきれいに掃除してくれた。除雪車が入ると、圧雪が家の前に残るので、それをまたスコップで取り除いてやらないと車を出せない。

風はなく湿った雪なので、木の枝に重たくのしかかっている。まるで枯枝に花が咲いたようだ。大雪で木の枝が折れるのは、このような状態なのかもしれない。

そういえば56豪雪のとき、電線が雪で太って直径30センチくらいの丸太のようになっていたのを思い出した。そのでき方を考えてみよう。まず、電線の上に雪が降り積もる。上の雪は重みのためにくるりとひっくり返って、電線の下側にまわる。これを繰り返して電線はどんどんと太っていく。56豪雪時には、雪の重みのためにかなり断線が生じた。

昨日紹介した岩井政佳様のブログを見て、トランプ輪ゴムの立体を真似して作った。正四面体の各辺に1枚ずつ縦に折ったトランプを配置する。あとは輪ゴム4本を各面ごとに掛けていけばいい。



2008年2月15日(金)
トランプホッチキス立体
2月も中旬になってから、これほど雪が降り続けることも近頃珍しい。昨日は積雪5センチ、今日は10センチ。久々に雪かきの運動ができた。

パズル会での収穫の一つは、トランプホッチキス立体を教えていただいたこと。「いわい」「まさかさま」という、姓名ともに不思議な回文名前の人。詳しくは、
http://masaka.seesaa.net/article/83688273.html
をご覧ください。

写真上は、会場でいただいたトランプ6枚使用の正四面体。
下はトランプ30枚張り込んで作ったサッカーボール。桜の花のような感じで美しい。

2008年2月14日(木)
マス型組木
オークションで、たまたま山中組木のマスが出品されていたので、手に入れることにした。パーツの数は全部で39本もある。

あれー、パーツの数を数えていたら、元に戻せなくなってしまったぞ。これは困った、今日一日がつぶれてしまいそうだ。
2008年2月13日(水)
箱根からくり箱

箱根といえばなんといってもからくり箱ですね。寄木細工の1種で、秘密箱ともいう。強羅の駅で登山鉄道を待つほんの少しの間にあわてて買い込んだもの。小さいながら、7回操作しないと蓋を開けることができないものだ。

2008年2月12日(火)
パズル会 2008 in 箱根

2月9,10の両日に箱根でパズル会が催された。この会の存在をNさんから2ヶ月前に聞いて、すぐに参加を決めた。会の主催はパズル懇話会で、後援は関西ぱずる会と小田原・箱根「からくりパズル」を広める会だ。2年毎に開かれるそうなので、いいタイミングで参加できた。

会場の強羅までは6キロほどを箱根登山鉄道で行くのだ。連休の最中だったので、非常に込み合い、最初の列車には乗ることができず、次の列車でも座席にはありつけなかった。登山鉄道としては世界で2番目の急勾配(80/1000)を3度もスイッチバックをするので、40分ほどもかかった。半径が30メートルという急カーブを古い車両で廻るときには、キーという音も発する。あったかい格好をしていったところ、列車の中で汗だくだくになってしまった。


会にはいわゆるパズルコレクターや数学マニアなど、いろいろの分野の人が参加していた。しかし、初参加の私にも結構楽しめる企画が盛りだくさんであった。パズルなどのおみやげはあまりたくさん仕入れてこなかったが、そのうちの幾つかを紹介していきたいと思う。

2008年2月9日(土)
ストローエメラルド

今朝は結構冷え込んでいたようで、深い空き缶の水でも厚さが5〜6ミリの氷が張っていた。

一昨日に組んだストローをカットすると、ストローエメラルドが完成した。カット面は菱形で、全体としては菱形十二面体のエメラルド単結晶になっている。次回は一回り大きなエメラルドを作ってみよう。

2008年2月8日(金)
ぼたん雪2

今日もぼたん雪が降っている。木の枝に積もったばかりの雪を見ると、雪の結晶が非常にきれいに観察することができる。写真から、雪の結晶の一つ一つが粒々になっているのが分かるであろう。

2008年2月7日(木)
ストローを組む

ストローの組み方の続き。昨日の組み方の x,y,z 軸を三脚にして立て、下に押しつぶすと上下方向に六角形の穴があくので、その穴にストローを差し込んでいく。すると、4方向に対称な、堅固な構造が出来上がる。

実は、この作り方はストローエメラルドの作り方の途中の段階であって、AIST(独立行政法人産業総合研究所)のホームページからいただいてきたものだ。

2008年2月6日(水)
ストローの立体格子模様

これまでにストローをたくさん使ってきた。余ったストローで格子模様を編んでみよう。x,y,z 方向に互い違いに差し込んでみる。かなり頑丈な構造をしているようだ。

2008年2月5日(火)
ストロー相貫体6

新聞の天気予報欄を見ると、日本海側は雪だるまマークと傘マーク、太平洋側はお天気マークと雲マークの羅列、典型的な冬型の気圧配置だ。全天青空なので安心して傘を持たずに外出したら、ものの20分も経たないうちに真っ黒な雲に覆われて、雪や雨に襲われることがある。

今日の相貫体は二十面十二面体と菱形三十面体とでできている。もちろん、両者は双対関係にある。

2008年2月4日(月)
ぼたん雪

今朝、外に出ると、ものすごく大きな雪のかたまりがふわふわと降っていた。直径が5センチくらいもある、ほぼ平らな、典型的なぼたん雪だ。写真上はフラッシュをたいて撮ってみたもので、雪のかたまりをいくつか見わけることができるだろう。

この雪のかたまりは、けっこう大きな雪の結晶が集まってできている。かたまりの一つを受け止めて撮った写真下から、一粒一粒の雪の結晶が見分けられるかな。
福井の雪は落ちるとすぐに融けてしまうので、すばやく撮影しなければならない。

どちらの写真も未熟なものだが、メモリーがいっぱいになってしまったので、我慢するしかない。



2008年2月3日(日)
折り紙の正六面体2

前回の教材開発研究会で、I さんからきれいな折り紙のキューブの作り方を教わった。デザインはあまりよくないが、早速試作してみた。
RikaTan からのアイデアであったと思う。

2008年2月2日(土)
折り紙の正六面体

今日は土曜日だけれど、手づくりおもちゃの科学館はお休みだ。お客さんも激減したので、開館日を月に3度としたところ、精神的にもかなり余裕がでてきた。というか、もともとスローペースの自分に合っているのかもしれない。しかし、こんな状況では科学館を維持することは到底不可能であることも事実である。

ずっと前に作ったもの。小さな正方形の折り紙の四隅を折っただけのものを
6枚組み合わせた、きわめてシンプルな構造物。どなたかの作品を真似たと思う。

2008年2月1日(金)
土砂崩れの跡

一昨年の7月に杉の木台ゴルフ場の一角が土砂崩れを起こし、尊い命が失われた。当時は、あまりにも悲惨な現場の写真の掲載は載せる気にはなれなかった。

あれから1年半経った現在、まだ復興の途上にある。