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快適なチャプターマーカーの打ち方
iMovieはiDVDと連動する機能があって、DVDを観る際に便利なチャプターも打ち込むことができる。
チャプターの位置や数によってDVDの使い勝手や快適性に大きな差が出るので重要なポイントだ。
市販のDVDソフトではやたらに細かくチャプターを打ってあるものが多いが
実際それだけ打ち込む必要はない。
たとえばアニメの場合。ほとんどが30分枠だ。
その中身は、オープニング、前枠、Aパート、Bパート、後枠か次回予告、そしてエンディングの6つ。
市販のソフトでは各個にチャプターが打ってあるが、たかだか30分の枠で
スキップボタンをポチポチ連打する人はいないし、あまりチャプターにこだわると
編集作業が繁雑になって長続きしない。
極端な話、オープニングのアタマの部分にひとつ打っておけば殆ど用が足りる。
1時間枠のドラマやバラエティだったらおよそ10分おきのキリのいい場所で。
2時間の番組であれば大体15分間隔の重要な場面で打っておけば、それで十分だ。
ざっくりと大まかに、なおかつ本当に必要なポイントだけに絞って打ち込むのが
チャプターの賢い使い方だ。
編集の段階で途中に真っ黒の画面を入れている人は、その真っ黒の画面のアタマでチャプターを打つ。
DVDプレーヤーによっては再生時に数フレームだけ画面が乱れることがあるが
これを真っ黒の画面からスタートさせることで大幅に軽減でき、観る側もイライラしなくて済む。
それと、これは意外と忘れがちなのだが、iDVDを起動させる前に必ずiMovieでチャプターの位置を確認すること。
時々iDVDでチャプターを確認しようとする人がいるが、フレーム単位でリアルタイムの確認はできない。
特にマシンの処理速度が遅い場合はスキップボタンすらまともに動かない可能性もある。
iDVDはメニュー画面のデザインとMPEG2圧縮をするためだけのものと割り切り
動画とチャプターの確認はiMovieで済ませておけば、変なイライラや見逃しをしなくて済む。
全ての確認が終わったら、チャプター設定の画面からiDVDを起動させる。
iMovieのデータからチャプターマーカーが生成され、DVDの編集作業に入る。
iDVDが起動したら、iMovieは終了させても良い。