紙の貼り合わせ法(主翼補強などの) 上さんの方法

平らな台の上にポリエチのフィルムを広げる
貼り合わせた主翼部分を置いて、上側にも
ポリエチをかぶせる。

私の場合は、競技会にエントリーの目的が無い場合は、接着剤にエポキシ系の30分硬化型
を使用している。 その理由は硬化後の変形が殆ど無い、作業に適当な硬化時間である事
等が主な理由です。具体的な貼り付け作業をご紹介しましょう。

用意する物:
 接着剤、 ポリエチレンフィルム(スーパーのレジ袋で可)、使えないサインペン
(これはローラーとして使うので、リポビタン等の空き瓶でも良い)、平らな板、目玉クリップか
洗濯ばさみ 4個、 5cm角程度のケント紙の端紙、 爪楊枝 数本、 カッター、紙ヤスリ。

具体的な手順:
 主翼、主翼補強の切り出した物を準備する。 このとき主翼補強は主翼より、翼弦方向を
僅かに(3−5mm)大きく切り出しておく。
両方とも上半角を付ける(僅かに大きく折る)、折り目を合わせて重ねる、左右の対称を確認
して、片側を洗濯ばさみ等で数カ所クリップする。以上で下の参考写真の状態になる。

30分硬化の接着剤の場合、約10分から15分(気温が高いと早い)で、残りの接着剤を
爪楊枝で突いてみると、少し硬くなっている筈です。
この時を半硬化(プリキュアー)状態と言います。
このタイミングで上半角、キャンパー、全体の状態等を希望の形に修正します。
合わせ目にはみ出している接着剤はこの時点で、カッターの刃先か或いは爪楊枝の先端で
丁寧に取り除きます。

直ちに、取り出してスクイーズした時のズレを
直しておく。
直したら、クリップを今貼った方に移し替える
同じ要領で、残りの側を貼り付ける。

ローラーを転がして(一方方向に)余分な糊を
スクイーズして出す。

接着剤を準備する: 主剤A、硬化剤Bを等量
端紙上に出す、爪楊枝や付属のへらで充分に
混ぜる、色むらが無い程度によく混ぜる事。
この時、少しもったいないが残る程度に多めに
混ぜてください。

その後、最低2時間は静かに保管して、硬化を
促進させます。1時間以上たてば残りの接着剤
を楊枝で突いても、変形しない程度に硬化してます。 硬化していない場合は接着剤が劣化しているか、混合が悪かった場合です。

充分硬化した翼の補強のはみ出しをカッターで
主翼に沿って切り取ります。

カッターを長く出して、上半角折り線をカッターの刃の上に乗せます、左右の重量バランスが解りますから、バランスするように、調整します
調整にはサンドペーパーで重い方を輪郭に沿って削ります。

主翼のクリップしない方を少し広く開ける、
主翼補強の合わせ面に平均にむら無く
接着剤を塗布する。
だまにならないように、充分塗り広げます。