主翼補強の形状と貼り付け方

主翼補強は、無くて済むなら、その方が重量も軽減出来て良いが、多くの場合避けられない
特にカタパルト発射を目的とする場合、初速がきわめて早いので、必要になる。
主翼形態によっても違いがあるので、どのような形が良いかは、一概に決定できないが、
形状に見合った、必要最小限に止めるのがベター。決定した翼型で実験して決めて下さい
色々経験すると、この翼型には、このような補強を、と貴方なりの方式が出来てきます。

貼り付けには、接着剤が必要だが、この接着剤の選び方でも結果は微妙に変化する。
各種競技会に参加する機体の場合は、その競技会の機体規定に接着剤の使用が制限され
ているので、それに従って下さい。ここでは、独自に楽しむ事を条件にします。
接着剤について:
 接着剤も色々あります、各製造元によって、同じ系統の物でも微妙な違いもあります。
まず、最初に図工用の糊(俗称やまと糊)これは「でんぷん」を主体とした糊です。
乾燥時間が長い、水溶性なので紙が接着時に伸び、乾燥しながら収縮するから、形状を
保つためには不利です、一方乾燥後は予想外に硬くなります。上手に使うと大変良い。
使用するコツは、乾燥途中で形状の修正をこまめにする、ある程度時間が経過すると変形
が少なくなるから、その後は一日以上乾燥させて、次の作業に移ることです。
セメダインC 工作ボンド等 これらは模型飛行機のファンなら誰でも知っている製品で
きわめて万能、競技会機体規定でも認可されている。乾燥時間が早く工作がし易い、一方
貼り損なった場合は少し面倒で、一発勝負的に慎重に貼る必要がある。
有機溶剤を含む物も有るので、工作教室の様に大勢で使用するときは換気が大切。
乾燥時間が早いから、形状修正などは手早く済ませるようにしたい。
木工用ボンド 木工用となっているが紙の接着にも有効で、乾燥時間もゆっくりなので、
予想外に使いやすい。乾燥後の硬化も適当に硬く一度は試してみてください。
エポキシ系接着剤 主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使うタイプ。硬化時間によって、5分用
30分用、90分用等がある。 どちらかと言うと長い時間の物が接着力が強いが、紙飛行機
のレベルでは接着力はどれも必要以上にあるので、作業性から、私の場合は30分用を使用
している。

多くの解説に、接着乾燥後に上半角やキャンパーを付けるように説明してあるが、絶対に
おすすめではない。 少なくとも上半角は接着直後、まだ乾燥、硬化が進まないうちに付ける
のがおすすめです。