飲料などの業界団体でつくるPETボトルリサイクル推進協議会が6日発表した報告によると、平成17年度の市町村や事業者による使用済みペットボトルの回収率は前年度比1.4ポイント増の63.7%に達した。欧州連合(EU)加盟国を含む欧州の平均(34.6%)を大幅に上回る世界最高水準としている。
回収量は前年度比6%増の計33万9000トンで、内訳は、市町村が同1.4%増の24万2000トン、事業者が20%増の9万7000トン。
協議会は貿易統計などを基に、17年度に中国や香港などに輸出された使用済みペットボトルの量を21万1000トンと試算。このうち正規ルートを経ず回収量に含まれない中国の業者などによる「未確認輸出量」は4万2000トン以上あるとみられるという。
同協議会は「回収したペットボトルは国内の再生業者に引き渡して、国内のリサイクルシステムを安定させる必要がある」としている。
★使用済みペットボトルを輸出するという事は良質な石油を輸出している事に他ならない。日本には石油を輸出するような余裕はないはずである。
|