芳賀日赤移転で一儲け誰？

　芳賀日赤病院移転に関しての噂は、市民の中に浸透しつつある。　しかし、
市当局の態度が、病院の支援ではなく、支援を口実に金儲けに走り出してい
る。　

　本来、地域の総合病院は、地域の行政が支援しなければならない仕組みに
なっているはずである。　主体は病院側であるはずが、移転先の土地を市側が
指定してしまい病院側の意向を無視した状態になっており、移転地を一カ所だ
けにこだわりつつあるようだ。

　病院側としては、地域の支援を得るために非常に困った状態になっていると
のこと。　それは、立地計画にそぐわないからである。　それでも病院のことよ
り、自分たちの金儲けの道具にしようとする輩がいるのは、地域の恥である。

　真岡市民が知らないところで、市民の健康を守る病院移転で金儲けをすると
いう常識では考えられない事態が起こっている。　

　このような事態は、この１２年のうちにいくつも起きてきていたが、今まで強引
に遂行してこられたため、またも同じ手を使ってきたものと思われる。

　栃木県内には、３つの日赤病院があり、足利と那須の日赤病院は移転に成
功し、地域市民の為に有効に機能している。　県内最後の日赤病院移転で、前
代未聞のような事態が生まれようとは、誰も思わなかったであろう。

　市が示している移転先は、地盤が悪いにもかかわらず、土地改良整備事業ま
でついて回り、自動的に土地値上げまで加味されているという。　誰がこのよう
な土地を病院側に推挙したのか？、非常識極まりない事態である。

　誰が推挙したにしても、市が絡んでいると言うことは、その責任は市長にある
はずである。　まさか市長がこの非常識計画を提案したのであれば、如何に無
能で、金に目がくらんだと思われても仕方がない。

　（１）　今年４月に運転を開始した「ゴミ焼却炉」の時も、設置場所について、市
　　　は行政の体を為していなかったからである。　誰が見ても、好んで県民公　
　　　園の直ぐ側に設置するようなものではない。　特に、「ゴミ焼却場」は広域　
　　　の事業であり、土地は他にいくらでもあったはずである。　

　　　　　ましてや、民間のゴミ処理場の設置申請があったにもかかわらずである。　その上、　
　　　　管理メンテナンスを行う会社まで、一部の人間が作り上げ、環境に実績のない会社にそ
　　　　の仕事をさせるという、とんでもない事態が起きているからである。

　　　　　この件も、金がらみであろう事は誰でも気がつく。　しかし、手口が巧妙に進行してい　
　　　　るため、未だ犯罪までには至ってないようである。

　　　　　三権分立が壊れた民主主義のなれの果てであろうか？

　（２）　以前存在していた「真岡コンピュータカレッジ」の跡地利用も、何の策も
　　　なく無駄に放り出しているままである。　専門性を養う場所としてスタートし
　　　たにもかかわらず、真岡市に払い下げになったと同時に閉鎖。

　　　　学生が集まらないとの理由と、専門性が低いとのことだったようである。
　　　が、専門性を上げるのであれば、内容を変えることもせずに廃校にしてし　
　　　まった。

　　　　要は、知識も知恵もなければ教養を育てることは出来ないのである。こ　
　　　れは、市を預かる為政者の資質の問題である。

　（３）　スケートリンク場をダンススタジオに変えてしまったことも、何故と思うの
　　　が常識人である。　その上、改造費用が１億円以上とのこと、スケート場　
　　　の冷凍機修理は、数千万円で済むはずであり、費用のかかる方へ言った
　　　理由がわからない。

　　　　真岡にダンス場を造っても、ダンス人口が少ないにもかかわらずである。
　　　宇都宮には、クラシックのダンススタジオが沢山あり、宇都宮で作るならま
　　　だしも、クラシックダンスのスタジオが１カ所もない真岡に造ったとは？

　　　　なにも知らない、為政者の置き土産のようである。　それでも市民は、行
　　　政を信じているとは、何とも情けない限りである。

　（４）　ただいま東運動場を造成中であるが、これも滑稽な話である。　東運動
　　　場を東京オリンピックの練習場にするとのこと？。

　　　　オリンピック参加選手が、東京からここまで時間をかけてくるという理由を
　　　付けているようだが、全世界的不景気の中、わざわざお金をかけてくるよう
　　　な人はいない事ぐらい解りそうなものである。

　　　　それでは何のために、使いそうもない運動場の整備に金をかけるの　　
　　　か？。　後先考えたら、ハードの時代は終わりソフトの時代であることぐら　
　　　い理解してしかるべきである。

　　　　特に真岡には、大人数の宿泊設備も揃ってないのである。これだけでも
　　　東運動場の拡張は無用の産物である。