政・官・業 癒着で国民愚弄の
実態

(1)民主党政権の無能さ白日の下に

  @誰もが信じた官僚からの脱却(官僚に取り込まれた民主政権)

     前回の総選挙では、自民党の時代の閉塞感からの脱却を願って、民主党に投票した
    筈である。 しかし開けてみれば、自民党時代より官僚支配が濃く反映されてきた。
     その理由は、簡単である。 彼らの口先と能力とを取り違えた結果である。 今までの
    歴史の中で生きてきた国民は、政治に携わるものがブローカーのような手法はとらない
    だろうと思っていたはずである。 
     また、若き活力ある政治に期待したが、なんと経験不足から来る幼稚さが表面化して
    しまい、官僚の餌食になってしまった。 

     官僚は、無能な政治家ほど好都合なことはないのである。 何も理解していない政治
    家に、後押しをするようなふりをして、官僚の思いのままの法律を作らせれば事足りる 
    のである。 その法律も官僚に都合の良い内容にし、自由自在に操られているのが見 
    え見えである。

     その結果、現野田政権は、ただただ延命し、一日も長くその座に座っていたいと言う 
    だけ。(もしかすると、大臣給与が目当てでは?)

  A非常識さも露わにした福島原発事故対応

     3.11東日本大震災時に政府関係者の非常識発言、今後も出てくるので危険この上な
    い状況に!
     第1は、「想定外」と言う言葉である。 想定外とは自己の知己を越えた場合に使われ
    ることから、如何に知識がなかった人間が政府にいるかと言うことである。素人集団と 
    言っても過言ではないであろう。
     第2は、1千億円もかけて開発したスピーディーの活用の誤りと、その情報を理解でき
    なかった現地の司令官である。 その為に、住民の避難方向が全くの真逆だったことで
    ある。 その結果は報道されたとおりである。
     第3は、メルトダウンによる水素爆発を軽んじたことである。 水素爆発で放射能の拡
    散があたかも少ないかのような発表である。 水素爆発が起きると言うことは、すでに水
    と核反応を起こした結果であると公表しなかった。
     第4は、安全安心と言いながら、全ての安全対策が取られていなかったことである。こ
    れは東電が、利益優先に走っているにもかかわらず政府の原子力安全委員会と保安 
    院と癒着をしていた証拠である。
     第5は、原子力を使用するときの安全設計の基本的知識不足である。 特に原発に 
    おける冷却については、プロの技術屋であれば、あのような事態にはならなかったはず
    である。 
     第6は、除洗をすれば直ぐにでも帰れるような発表である。 自然現象の中での放射
    能発生物質の拡散は、気象条件で大きく変化する事を考慮しなければならない。 30 
    年前のチェルノブエリ原発事故でさえ、きめ細かな放射線測定マップを作って対処して 
    いるのが現実である。 
     第7は、除洗物質の処理決定の遅れである。 現在の日本国内においては、汚染物
    質を保管するところは無いのであるから、国有化した尖閣諸島へでも一時持ってゆくこ
    とも一案であろう。

(2)自民党65年の垢と限界民主主義

 @教育改革の失敗

    戦後65年、最も遅れてしまっているものが教育改革である。 政治家も官僚も教育に 
   関しての専門家は一人もいない。 その為どこから修正して良いか解らないまま、部分的
   対応の連続で、気がついてみると点数主義に走った結果が現世相を作ってきた。
    その結果、思考停止の指示待ち人間、物ぐさを棚に上げた言い訳ばかりの無責任者、
   そして人間性の欠損した利己主義者等、枚挙にいとまがない。 これらの原因は、化学文
   明の発達に追いつけなかった精神教育の遅れがあらゆる所に影響を及ぼしている。
    科学の進歩は、何を意味しているかを教えてこそ教育の目標が立つのであって、化学 
   のスピードに翻弄され、洗脳されるに至っては、教育のなんたるかなど解るわけがない。

    今、子ども達のための教育については、乳幼児期からの人間教育プログラムの策定が
   必要とされていることを、政策の中心に据えるべきである。

      人間の脳は、0スタートであり
          教育を受けて始めて人間になる

    故に人間は、教育方法により、限りなく人間らしくなることもあり、
                     限りなく動物に近づけることも出来る  のである。

    全ては人間から始まるのである。 戦後のどさくさのまま、ちょいちょいかいなのよ
   うに部分変更だけでは、もう間に合わないのである。

 A偏った民主主義(競争一辺倒)のなれの果てを招いた政治の弊害

    自由という名目を錦の御旗にしたまでは良かったが、一般国民は自由に勝手が着くま 
   でエスカレートし、収拾のつかない状態が日々増進している。
    自由の中には、歯止めとなるルールというものがあることを教えてこなかった結果であ 
   る。  その為の教育が貧困なのか?、教育行政レベルが低かったのか? 人間的質の
   低下目に見えて現れてきている。
        “限りなく動物に近くなる無かれ”  である。

    そのいい例が、田中大臣の大学設置認可に関する発言一つで、公正に考える人間か、
   利己的に生きてきた人間かが一目瞭然に解ったであろう。
    既存の4年生大学783校中約6割が定員割れをしている状態は、異常としか言いよう 
   がない。  また、大学の中には、1年生時に高校教育の補修をしなければ、大学教育に
   ついて行けないところが多分に出てきていることも異常である。 このような中で、後から
   後から新設認可申請が出ると言うことも異常としか言いようがない。  大学の本来の使
   命が解ってないからこのようなことが起きるのである。

    これらの問題を解決しない限り、日本人は人間性を取り戻せないであろう。 特に、点 
   数一転主義で出てきた学生のお粗末さは小中学生の段階である。その典型が指示待ち
   人間の大量生産である。
    その上、一芸主義も基礎が着いている上の一芸ならば真の力がつくが、基礎基本が単
   純暗記だけでは、発展する人間社会の中では社会崩壊に繋がりかねない事を知るべき 
   である。
    日本のジャーナリストと言われる連中の殆どが、ニュースの中で自己コメントを表すこと
   が出来ない。 ニュースは、正確に事象を伝えればいいと言う反論があるが、では何故そ
   のニュースを取りあげたのかである。 このような連中が大学の教師になって、何が学生
   に伝えられるのかはなはだ疑問である。 そのような教師陣を認める学校基準たるもの 
   が間違っているのである。 
    研究活動と教育活動のバランスを崩すような教育政策は一時も早く改定すべきである。
   国の教育行政に携わる人たちは、人間の歴史的発展をもう一度勉強し直すべきである。
      “戦後65年の教育行政の垢が今現れてきている。”

      “政治も教育も知識と経験が最も有効な手段である”
         王道を行くべし

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福田・井田両市長で妨害癒着T
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