チョロQ空を飛ぶ
チョロQの遊び方と改造の大じてんとしてチョロQ本として極めて初期に発売されたいわばチョロQのバイブル的存在。
わが研究班ではすでに絶版となり入手困難であると思われるこの本について特捜部を設置し、チョロQ空を飛ぶについて調査をすすめることとした。
<調査日誌 第5回>
”チョロ”と”Q”に込められた意味を大検証 その2
検証:「チョロ」
「チョロQ」はクルマをモチーフにしたものが基本であるが、チョロチョロかわいくデフォルメされていればクルマ以外にも登場してもよいのではないかという発想から産まれたものが見受けられる。
さらにそこにはチョロQの心臓ともいえるプルバックエンジンすら存在しないのだ。
チョロ獣、チョロバイはフリクション可動。チョロボはノーマルのチョロQとは違うより小さなメカを搭載し、変形アクションに主体をおいたオリジナルロボットだった。
火花を出すため、2輪の安定性を出すため、変形可動のため、プルバックゼンマイをもはずして考えられたデフォルメ(外観デザイン)主体のモノづくりには開発者のこだわりが感じられる。
検証:「Q」
Qはキュートの頭文字だが、QがつくチョロQ派生品にはサイクロンウィリーが楽しめるQジェット、水陸両用、お風呂でも楽しめるQボート、綱渡りでロープウェイのような楽しみができるQレンジャー、カークリーナーで消臭剤をエンジンの代わりにボディ内部につめたQコロン、通常のチョロQにもいろいろなパーツをつけて楽しめるQboyなどが登場している。
こうして見るとQがつくチョロQにはアイデアがいっぱいつまったもの、遊びのバリエーションが拡がるものが登場しているように見えるのだがいかがだろうか?
さらに初回の研究、チョロQ空を飛ぶについてもエンジンが空を飛ぶではなく、やはりチョロQが空を飛ぶといっても今回のチョロとQの意味を考えれば納得がいくものかも知れない。
興味深いことにこれらアイデアが詰まったチョロQ達は研究書類「チョロQ空を飛ぶ」に発想の一部が登場していたのだ!次回は「チョロQ空を飛ぶ」から産まれたと考えられるチョロQを紹介していく。
(以下次号)
<第1回> |