特別講習 改造教室

プラバンで作るウイング講座


今回はGTウイングで定番2種類を、初級と中級程度の作り方でやってみました。 by タキmotoGPさん

         

@1.2mm厚のプラバンをできるだけムダの無いよう図面割りします。わかりやすいようやや大き目の設計です。

Aえんぴつの線にそってカッターで切りますが、一回だけ切って細めラジオペンチで線にそって持ち、おせんべいを割るように折ってやると何度も切るより断面がきれいだったりします。断面は400から800番の紙やすりでならしておくと接着もよくなります。

Bまず初級編のフラップ・ウイング・タイプから。パーツは数字で番号を振ったものを使います。ウイングの前のほうをヤスリか紙やすりで先端を薄く見えるよう削ります。後ろのフラップは逆に後ろ側を薄くしてやります。前のウイングは上下入れ替えると視覚上薄いウイングに見えます。

C垂直安定板にメインとフラップをプラモ用接着剤でつけます。接着剤を片方に一度つけたら、生乾きのときにもう片方を出来るだけ同じ位置につけて、図のように逆さにして平らな面に置き、ウイングが固着するまで待ちます。これは垂直安定板のずれをなくし、ウイングとフラップのねじれを少なくするためです。パーツ7をウイングとフラップの間に接着、パーツ5,6をそのはじに接着します。

Dウイングの支柱は、チョロQのボディに合わせながら高さや角度をヤスリで調整、接着して初級編の完成です。

E次に中級編の3Dウイング・タイプ。パーツはアルファベットを記入したものを使います。大まかにウイングを切り出したらヤスリを丸くなっているほうにかけます。これが後方下側になります。

F次にへこんでいるほうの真ん中を下に向かって落とし込むようにヤスリがけします。これは前方上側になります。

Gパーツをひっくり返して両端をまた落とし込むように削りますが、この時は見えませんが真ん中を削った面が下にあるので、削った先端が完成した画像のように緩やかにカーブしていくよう気をつけながら削ります。

H支柱は図のようにピンバイスで穴を開けて中の部分をカッターで切り落とします。支柱だけ作りにくいので、0.5mmプラバンをカッターで同じ形に切り出して貼り合わせる手もあります。

I指と比較するととても小さいようですが、実は完成させるとけっこう高さがありすぎました。この半分の高さでも十分ですね。そうなると0.3mmプラバン3枚貼り合わせのほうが加工しやすいと思います。

J組み立ては初級編と同じですが、中級編はパーツの端を薄く加工してあります。同じプラバンですが、この加工だけで精密感が増します。予備のパーツを小さく切って支柱を補強しました。多少ですがウイング上面を凹状にペーパーがけしてから接着してあります。

K接着後一日置いてから800番のペーパーをかけてなめらかにして完成です。支柱は長すぎたのでコインホルダーにつけました。

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