月刊カノープス通信
2004年5月号

 目次

・季節の便り『春のごちそう』
・今月の勘違い
・近況報告『サバンナの草?』
・読書録
(『ラピスラズリ』、『霊玉伝』、『龍のすむ家』他)




 季節の便り『春のごちそう』

 貧乏なので食費を浮かそうと思って(笑)、その辺に生えている草をいろいろ採って来て、てんぷらにしてみました。
 ネタは、ヨモギ、タンポポの葉、タチツボスミレの葉、三つ葉、柿の若葉。

 三つ葉は、十数年前に庭にタネをまいたものがそのまま野生化して細々と生き残っているもの。柿の若葉は、隣の家の柿の木の枝がうちの庭にはみ出してきているもので、はみ出した枝の柿は好きに取って食べていいといわれているので、それなら葉っぱも取っていいだろうと。後は、雑草です。

 三つ葉とタンポポ、スミレは、ざく切りにして、掻き揚げみたいにして揚げます。うちでは今回は単独で揚げましたが、玉ねぎなどと一緒に掻き揚げにしてもいいんじゃないでしょうか。ヨモギは、春菊のてんぷらみたいにして。柿の葉は、青じそ天の要領で片側にだけ衣をつけて揚げます。三つ葉も、大きい葉なら、その揚げ方でもいいかもしれません。
 いずれも、天ツユではなく塩でいただきました。なかなかのごちそうです!

 どれも美味しかったけど、一番人気は柿の葉っぱ。これは、ホントにおいしいので、貧乏でない人にも(笑)オススメです! 売ってたら買ってでも食べる価値ありだと思います。
 タンポポもなかなかでしたよ。てんぷらって偉大な調理法ですよね。他の食べ方で食べるにはちょっと育ちすぎたタンポポの葉でしたが、サラダにするには苦すぎたりアクがあったり、おひたしにするには堅すぎたりするものでも、てんぷらにすれば気にならず、美味しく食べられます。
 ヨモギは、風味が独特なので、人によって好き嫌いがあるかも。私はヨモギの香り自体は好きですが、どうもあの香りからは甘い味を連想するので、草もちの匂いがするのに甘くないてんぷらには、ちょっと違和感がありました。でも、息子には好評でした。
 家の周りにはユキノシタとヤマウドも生えているので、今度試してみようと思います。

 うちでは、夫婦それぞれ時間が不規則な仕事をしているので、夕食の準備は、夫でも私でも、その日に早く帰ってきたほう、その時間に家にいるほうがやります。
 二人ともいる日は、二人でがーっと作る時ことが多いですが、メニューによって、なんとなく役割分担があります。
 献立が煮物やサラダの時の調理担当は私、カレーやチャーハン、中華料理は夫のことが多いです。特にチャーハンは、夫が家にいるときは私には絶対に作らせません。チャーハン・ワールドは彼のコダワリの聖域らしいのです。
 てんぷらも、夫がいなければしかたなく私が作りますが、夫が居さえすれば、主に夫の仕事。てんぷらと、中華なべを使った炒め物は、夫のほうがだんぜん私より上手いので。
 だから、今回のてんぷらも、下ごしらえは私がしたけど、後は夫が台所で次々揚げるのを私と子供たちはテーブルで雛鳥のように待ち構えて、ひたすら食べました。ラッキーv
 夫は台所でビールを飲みながらてんぷらを揚げて、揚げる合間に揚げたてをつまみます。ある意味、一番ぜいたくな食べ方ですよね。夫は、てんぷらを揚げながら、ついつい缶ビールを二本も飲んでしまいました。

 庭の雑草も、これから夏になると固くなるし、もちろん消毒なんかしてないからハダニなどの虫がつくので、あまり食べられなくなります。野草料理は春ならではのごちそうです。
 
 ところで、今回は葉っぱを食べましたが、スミレは、花も食べられます。
 特にすごくおいしいというものでもありませんが、そのままエディブルフラワーとして料理の飾りに使ったりサラダに散らしたりしてもきれいで楽しいし、なんといっても、砂糖漬けにすると、すごく素敵なのです。
 よくケーキ材料として売っている紫の玉みたいなやつじゃなく、花そのままの形を保ってグラニュー糖で固めるのです。普通の筒型のスミレでもたぶん出来ると思いますが、蝶々型のタチツボスミレでそれを作ると、本当に、咲いている花の形そのままの、薄紫の蝶々が飛んでいるような素敵な砂糖菓子ができるんですよ。
 今はそんな余裕は無いけれど、子供が小さくて働いてなかった頃には、私もそんなおなかの足しにならないものを手作りして楽しんでいたのです。
 参考までにレシピをご紹介。

 ☆スミレの砂糖漬けの作り方
・花はタチツボスミレがお薦め。(花びらに水がついていると上手く出来ないので注意)
・花びらに、刷毛で薄く丁寧に、溶いた卵白を塗る。片側(表側)だけでいい。このとき、花びらが丸まったりくっつきあったりしないように気をつけて、花が開いている形をそのまま残す。
・卵白をつけた上に、グラニュー糖をまんべんなくまぶす。このときも、花の形を保つように、注意深く丁寧に!
・自然乾燥させて出来上がり。咲いている花をそのままクリスタルに閉じ込めたような、きらきら光る、きれいな砂糖菓子になります。別にすごく美味しいというものでもないけれど、ケーキの飾りなどにすると見た目を楽しめます。
・ミントの葉やバラの花びらでも同様に出来ます。いずれも片面に卵白を塗ります。バラは、白やクリーム色のものだと、たぶん色がきれいに出ないと思うので(試したことはありませんが)、濃い目のピンクなどがいいのでは?

 ちょっと根気と集中力がいりますが、家庭科で五段階評価の1を取ったことのある不器用な私でさえ出来ることなので、そんなに難しくはありません。
 ちなみに、出来たものを、グラニュー糖を敷き詰めたタッパーに密封して冷蔵庫に入れておいたら、10年以上、色も風味も変わりませんでした。(10数年後に食べても、おなかも壊しませんでした(^_^;))
 ついこのあいだ、残しておいた最後のを食べてしまったのですが、しまった、もうしばらく残しておけばデジカメで写真を撮ってアップできたのに。

 というわけで、そろそろ季節外れだけど、スミレの話をしたので、今月も壁紙はスミレです。

 ところで、ふと気がつくと、この『月刊カノープス通信』って、食べ物とか料理の話が、結構多いですよね。しかも、よくよく振り返ってみると、シイノミを拾って食べたとか、お隣りさんからゴーヤを貰ったとか、子供たちが山で木苺を採って食べているとか、タダで食べ物を手に入れたという話が特に多いような……(^^ゞ




 今月の勘違い

  毎度おなじみ、あいかわらずのとんちんかん会話集です。

★家事をしながら子供たちがテレビを見ている音声だけを聞いていると、 「『へっぽこまる』がナントカ……」という言葉が聞こえました。『へっぽこ丸』というのは、『ボボボーボ・ボーボボ』という超ばかばかしいギャグアニメのキャラの名前なのですが、その時は、ちょうどそのアニメを見終わって、次の番組を見ているはずだったので、
(えっ? なんで『ボーボボ』はさっき終わったのに、またへっぽこ丸が出てるの?)とおどろいたら、『ペットボトル』の聞き違いでした。

★今度は、夫がテレビを見ている音声だけを聞いていたときのこと。外国(フランス?)でセレブな生活をしている日本人を取上げた番組で、
本物の西部劇を満喫……」という言葉が聞こえました。
(えっ? なんでフランスで西部劇なの?)と不思議に思ったら、「本物のセレブリティを満喫」の聞き違いでした。
 しかも、その後で、その人が本物のセレブしか入れない名門ゴルフクラブに入っているという話題になり、そのゴルフクラブの名前が『三文ゴルフクラブ』と聞こえて、またびっくりしたら、『サンノンゴルフクラブ』の聞き間違えでした。

★フランス・ネタ、ついでにもう一つ。上のネタと同じ番組だったか別の番組だったか忘れましたが、テレビのナレーションが「パリ・ライフを満喫」と言ったのを聞いたカレー大好きの夫は、「えっ、カレーライスを満喫!?」と、思わず画面に向き直っていました。




 近況報告『サバンナの草?』

 小学6年生の息子は、動物が大好き。今日も一緒にテレビで動物番組を見ていたら、とっても可愛いトムソンガゼルの赤ちゃんが出ていました(すぐにライオンに食べられちゃったけど)。
 そうしたら、息子が突然、
「俺、トムソンガゼル、嫌い」と言うんです。
 びっくりして、
「えっ、なんで? かわいいじゃん」と言うと、
「なんか知らないけど、トムソンガゼルを見てるとムカついてくるんだよね〜」と。
「じゃあ、鹿は? シマウマは? カモシカは? トナカイは?」と聞くと、
「それは好き」と即答。
「じゃあ、ヌーは?」と聞くと、ちょうどテレビに映っていたヌーをじーっと見て、
「う〜ん、好きでも嫌いでもない。普通」だそうです。

 なんで? どうして? あんなに動物好きの息子が、なぜそんな、トムソンガゼルに限って、嫌いだなんて言いだしたのでしょう。可愛いのに。しかも、鹿もカモシカも好きだというのに。
 確かに、感覚的な好き嫌いに理由なんて無いものでしょうが、それにしてもまたずいぶんとピンポイントでマニアックな好き嫌いじゃないですか? とっても不思議です。

 もしかして、彼の前世は『アフリカのサバンナの草』で、トムソンガゼルにさんざん踏みつけられたとか、食べられちゃったとか……???

 そういえば、この『月刊カノープス通信』には動植物の話題も多いですね。あとは、本の話と、たまに子供の話。
 本と食べ物と子供と動物と草花……。確かに、私の関心事は、ほぼそのへんに限定されているかも(^^ゞ




 読書録

『ラピスラズリ』 山尾悠子 国書刊行会
 この人は私の大好きな作家です。決して万人向けとは言いがたいので、他人にはあまりお薦めしませんが、とにかく私は大好きなのです。好きな人はすごく好きなんだけど、好きでない人にはたぶん『なんだこりゃ……??』な作家です。(国書刊行会から出てるという時点ですでにマニアックなかほりがしてるのではないかと……(^_^;))

 長らく出版界から遠ざかっていた伝説的な作家の、ちょっと変った構成の本で、長編なのか短編集なのか連作なのか良く分からないのですが、とりあえず、『冬眠する人間』というアイディアが全体の共通項らしいです。
 最初の掌編と、次に続く一繋がりの二話は、一応つながったお話のように見えるのですが、次の話では突然全く違う舞台、全く違う登場人物、全く違う雰囲気のお話。で、その次はまたぜんぜん舞台の違うお話。でも、いずれも、冬眠する人間が出てくる話という点では共通していて……。
 一応、冬眠者を巡る連作らしいんですが、まあ、一言で言うと、はっきり言ってワケわかりません(^_^;)
 でも、好き。でも、良い。いいんです、ワケわかんなくても。ワケわかんなくても、どこまでもついて行きます!
 ……そういう、なんともいえない魅力があるんですよ(一部の崇拝者にとっては)。

 なんていうか、話の内容がどうこうじゃなくて、もう、文章そのものが良いのです。言葉のリズムとか文章の流れ方だけでも、心地よく陶酔できる。
 例えば、温室の天窓が開閉するとか、野火が発生するなどの、特に重要だったり美しかったりするわけじゃないはずのシーンでさえ、この人の文体で描かれると、ただもう、わけもなく美しくて、うっとりしてしまうのです。それどころか、醜いもの、汚いものを描写しているときでさえ、文章自体は美しい!
 もう、文章の意味という中身と乖離して、言葉という器そのものが、独立した力を獲得してしまっているのです。言葉が、意味を表すという機能を越えて、音楽のように絵のように、純粋に存在しています。
 歌のついていない器楽曲とか、外国の歌曲みたいなものかもしれません。歌詞は分からなくても旋律だけで感動できるのと同じかも。

 この本を読んでいてつくづく思ったのですが、私の理想の文体って、この人のかもしれないです。
 決して初心者がお手本とするべき標準的な『良い文章』(そんなものがあるとすればですが)ではなく、かなり癖のある文体で、別に自分がこういう文体を目指したいとは思いませんが(思っても無理だけど(^^ゞ)、それとは違う次元で、憧れの文体です。文体自体にカリスマ的な魅力を感じます。

 ところで、内容に直接の関係はないのですが、本の表紙に、ワッツの『希望』という絵が使われていて、これは私が子供の頃から好きだった絵なのです(→こういう絵。別窓で他サイトに飛びます)。
 中学生か小学校高学年の頃に家にあった児童向け美術百科みたいな本で見て、強い印象を受け、それからずっと好きな絵です。
 自分の好きな作家の本の装丁に自分の好きな絵が使われていて、なんか嬉しい。
 (ちなみに、これを書いた後、国書刊行会のサイト山尾悠子のインタビューを読んだら、あの絵を使うことはご本人の希望だったのだそうです。ご本人もあの絵がお好きだとのこと。)

 でも、あの絵は好きで、似合っていると思うんですが、この本から私がイメージした絵は、また別の絵でした。
 これも私がとっても好きな画家なんですが、ポール・デルヴォーの絵。シュールレアリスムの画家で、汽車の駅や石造りの遺跡などに場違いな裸婦が無表情で立っていたりするような絵をよく描く人です。
 例えばこんなのとかこんなのとか(いずれも別窓、他サイト)。
 ちょっと不思議な、どこか懐かしい、静かな詩情溢れる画風で、しかも、ジュール・ベルヌの小説の登場人物を絵の中に登場させていたりするだけあって、レトロSFテイストが漂っているのです。
 この本のプロローグ的な最初の一編の舞台が鉄道の駅だったためか、最初から、私の頭の中では、この本の世界はデルヴォーの絵柄で展開していました。


『霊玉伝』 バリー・ヒューガード ハヤカワ文庫
 『鳥姫伝』に続く三部作の二作目。前作『鳥姫伝』より全体のトーンが華やかで、ハリウッド映画かディズニーランドのアトラクションかみたいな派手なアクションシーンもあり、一見、前作より明快に、分かりやすくなったように見えるんですが、最後まで読んだら、やっぱり、結局何がどうなったのかよく分からなかったです(^_^;)
 でも、面白かった! 何だかよく分からないけど、オモチャ箱をひっくり返したようで、楽しいです。


『歌の翼に ピアノ教室は謎だらけ』 菅浩江 祥伝社ノン・ノベルス
『罪なき黄金の林檎』 小沢淳 講談社ホワイトハート
 どちらも、とても好きな作家さんの本なのですが、ごめんなさい、あまり面白くなかったです(^_^;)
 いえ、普通には面白かったですけど、のめりこむほどではなかったです。。
 それは別にこの作品が悪いわけじゃなく、ただ単に私の好みのジャンルじゃなかったというだけなんですが。

 『歌の翼に』はご近所日常系ミステリー(たぶん)、『罪なき黄金の林檎』は、切り裂きジャック時代のロンドンを舞台にした、作者自身にも分類不可能らしい、ミステリー風味でオカルト要素もある転生もの(?) 後者は、主人公の青年二人の醸し出す同性愛的な雰囲気にドキドキできるかどうかによって魅力度が違うのかも。とりあえず世紀末ロンドンの雰囲気は魅力的でしたが。
 つくづく、私は『小説が好き』なんじゃなくて『ファンタジーが好き』なんだなあと思います。


『龍のすむ家』 クリス・ダレーシー 竹書房
 ハードカバーの児童書です。ものすごく心惹かれる装丁・装画で、『下宿人募集――ただし、子どもとネコと龍が好きな方。そんな奇妙なはり紙を見て、デービットが行った先は……』という導入部は、なんだかすごくわくわくするお話が始まりそうな雰囲気だったんですが……一言で言って、『地味』でした(^_^;)
 最後はじんわり、ちょっと泣けて、たぶん良いお話なんでしょうけど、私が期待したものとは違う……。龍、あんまり出てこないし。

 もっとファンタジーファンタジーしたお話を期待していたんですが、作者の若き日の自画像と思しき大学生と下宿先の母娘の交流とか、野生のリスの保護活動とか、隣人とのトラブルとか、大学生が下宿先の娘にせがまれて童話を書きはじめるとか、大学生に彼女が出来るとか、そんな話ばかりで……。

 で、そんな日常の背景に、何か不思議の気配はあるんですが、それがいつまでも気配だけで、なかな本格的に話が動き出さない……と、思っている内に、リスの話だけで、ほとんど一冊終わりかけてました(^_^;)
 動物モノは好きだから、最初からリスの話だと思っていたら、それはそれで楽しめたと思いますが、とにかく龍の話だと思ってたから、(龍はいつになったら出てくるんだ、龍は……)と、そればかり期待していて、ちょっと肩透かしを食いました。だって、もっと龍が活躍するお話かと思ったのに!

 う〜ん、きっといいお話なんでしょうけど、こんな地味でゆったりした、淡々としたものが、イギリスでは本当にウケているんでしょうか? 日常モノとしても、なんか散漫だし。もしかして、二巻目以降が感動的だったりわくわくだったりするんでしょうか?
 そして、日本では、この本、売れているんでしょうか? けっこう売り出しに力入ってそうな感じなのですが……と思って、ちょっと検索してみたら、三省堂で4月第二週の38位になってるのを見つけましたよ! 売れたんだ……(@_@) たしかに装丁とかすごくいい雰囲気だし。

 まあ、これが売れてるというのは、心強いことかもしれません。だれもかれもが『第二・第三のハリーポッター』ばかりを求めているのではなく、多彩な傾向のものが受け入れられているという点で。

 それにしても、素朴な疑問なんですが、ちょっと昔(たぶん)のイギリスの賄い付き下宿屋って、こんな、家族同然に生活を共にするものだったんでしょうか。もちろん、あんな濃密な交流が生じるのは物語の中だからだとしても、システムとして、ああいう形式だったんでしょうか。下宿というより、ホームステイという感じ? ああいうのって、ウザくないですかね? 下宿先の十歳女児に懐かれるのもいいかもしれないけど、あの子に振り回されたりご機嫌取りをさせられるのは、私だったらごめんだなぁ。あれじゃ、学生の本分である勉学にも差し障りそうですよ? しかも、母娘二人暮らしの家に男子大学生でしょ。そんなの、あり? それとも、この家だけ、女主人が変わり者だから、変った下宿屋なのか?
 まあ、『メゾン一刻』の『一刻館』が現実にはありえなかったり、もし現実にあったら実はかなりうっとおしそうなのと同じですかね(例えが古くてごめんなさい(^^ゞ)。


 あと、『女神の花嫁 上・中・下』読了、感想は来月に。『マルドゥック・スクランブル』三部作、一冊目読了。『呪の血脈』読み途中。グインサーガ最新刊積読中。『リビスの翼』読み途中。何を読んだか忘れないように……φ(..)メモメモ



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