「フィギュアスケート・マスターズ・チャレンジカップ」とは「銀盤サテライト」というフィギュアスケートクラブが主催する大人のためのスケート大会である。
行われる大会であるとしている。 大会は今年が10回め。私は昨年までは他人の演技を見るだけで自分は出場しなかった。自分の「曲」がなかったのである。 |
フィギュアスケートには、日本スケート連盟のバッジテストという試験がある。最初に受けるのが初級、次が1級と順番にあがっていく。試験の内容は、コンパルソリー(後述)や、スピンやジャンプなどの、滑る技術の認定テストである。私は現在1級で、2級に向けて取りくみ中である。 |
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午後4時。リンクには明日の大会に出るであろう大人の選手たちが、練習を行っている。リンクに降りてみると氷が悪い。ざらざらだ。スケートリンクの氷は「整氷」(専用の車が氷上のゴミとデコボコを削り取り、薄く一面に水を張る処理)を行った後が、もっともきれいでよく滑る。そのあとみんなが滑るにつれ、表面がだんだん傷んできて、同じように蹴っても流れなくなる。そんな状態のなか、練習を続けていた。 |