懐かしの宇美営業所路線図 |
平成2年の西鉄路線図を元に作成
初期の頃は、空港通りランプを降りて亀山方面へ向かう便は、蔵本→呉服町→蓮池ととまって都市高速に乗るのに対し、桜ヶ丘方面に向かう便は蔵本を出てそのまま都市高速に乗る、という違いがあったと思います。 32・34番上障子岳・障子岳行き また平成2年の34番の障子岳行は、飛岳団地経由と今屋敷経由の2ルートありました。上障子行きは今屋敷経由のみ運行されていましたが、障子岳行きの32番は飛岳団地経由のみで34番の方は飛岳団地経由と今屋敷経由の2ルートで運行していました。宇美営発着の支線(上障子岳・障子岳--宇美営)も同様です。その後障子岳系統は天神・博多駅からの本線と宇美営からの支線が統合され、32番、34番とも極楽寺入口⇒飛岳団地⇒障子岳⇒今屋敷⇒極楽寺入口⇒黒穂⇒下宇美⇒宇美営で運用されるようになりました。本線系統は極楽寺入口まで「障子岳経由極楽寺入口行き」で運行し、その先を宇美営行きで運行します。ですから、極楽寺入口で「障子岳行き」から「宇美営行き」に方向幕が変わるのです。ただ、全便そうではなく、一部には極楽寺入口到着後、回送となったものもあります。なお、上障子岳行きは今屋敷経由のみでした。ちなみに、96年12月改正で、障子岳ルートは障子岳経由で「極楽寺」までとなり、循環は廃止されました。同時に上障子岳も、天神からの本線系統乗り入れが廃止され、上障子岳−飛岳団地−宇美営に改められ、現在に至っています。 36番系統 36番の路線変動が多く昭和時代は宇美営−新原−上須恵橋−佐谷行きという路線がありました。それから『仲原購買店』行きや『酒殿』行きもありました。この2つは連絡していて、「仲原購買店」行きは到着後、回送車として酒殿に行き、今度は「酒殿始発の36番天神行き」となり、「酒殿行き」はその逆で、到着後は「購買店前」まで回送で行き、そのまま今度は「購買店前始発の36番天神行き」という運用でした。このため、当時の酒殿のバス停は「始発便対応」の停留所と、須恵方面からくる便に対応する停留所の2箇所があり、須恵方面からのバス停には「始発便は、乗車場所が異なる」旨の案内がありました。他にも新原行きや、佐谷行き、佐谷経由宇美営、恵山閣経由の天神、宇美営行きがありました。 37・38・39番系統 昔の37番は本線である「博多駅--新原・宇美」のほかに、支線で「志免役場--新原・宇美」という路線がありました。需要があるとはとても思えないのですが、6本前後運行され、支線にしては多い本数でした。利用者があるはずもなく、いつもガラガラだったのを覚えています。そして、いつの間にか姿を消しました。この、37番はいくつもの変遷がありました。”博多駅−新原・宇美営”で開設され、その後坂瀬線の「番号の整理」が行われ、坂瀬ルートは37番に一本化され、38番は、39番とともに桜ヶ丘ルートのみの運行となりました。この改正で、「37番天神行き」「37番東志免行き」が誕生しました。その後「天神行き」は、福岡タワー南口行きに変更されました。そして、96年12月の大改正で「新原−福岡タワー」系統に整理されました。その後37番は、本系統の「新原−福岡タワー」のほかに37−1系統の「博多駅−四王寺坂」、37−2系統の「佐谷−福岡空港」、37−3系統の「宇美--福岡空港」をもつ大型の路線系統になったのです。現在は新原系統は廃止され、37−1系統だった四王寺坂ルートが37番となりました。37−2系統は空港循環4番として運行されましたが、現在では同時期に発足した同5番系統に統合され、姿を消しています。37−3系統は同3番となり、この系統は現在も運行されています。 |