丘珠空港活動ベースの社会人モーターグライダークラブ(20代から80代までの一般サラリーマンが主体)。冬期を通じた通年運航は道内唯一。リーズナブルなフライト料。
ウィークエンドの空港クラブ室はいつも飛行の話題で満ちている(雨天、吹雪で飛べない日でさえも)。運航日には、お気軽にエアロスポーツ北海道のクラブ室へお訪ねください。
<正会員> 入会金6万円、年会費4万円、5分単位フライトチケット制3時間6万円(ライセンサー同5万円)
<賛助会員> 年会費5千円、フライト料金2万4千円/時間
<冬期会員> 入会金不要。年会費(11-4月)2万円。その他は正会員に同じ。
<定期運行日> 水、土、日及び国民の祝日
よくある質問
体験搭乗できますか?
どなたでも体験搭乗できますが、当会では搭乗は会の趣旨にご賛同頂き当会へ入会された方(特別会員、賛助会員、正会員)」に限ります。あくまでも空の仲間としての交流が主眼です。2人乗りの機体であるため、日本語でコミュニケーション出来ない場合はお断りすることがあります。
詳しくは、運航日にお電話ください。
(1) 受入れ期間:通年。ただし、運航日(原則は土、日、祝日、運航予定の水曜日)。それ以外は事前調整必要
(2) 受入れ時間:午前9時~原則日没時刻まで。ただし、他の会員との搭乗調整あり。フライト可能な場合に限る。
(3) 留意事項:体験搭乗で操縦は出来ません。
(4)クラブ室:札幌市東区丘珠町755番地 電話(011) 784-6655
フライト料1回いくら?
会員の区分によってフライト料金は変わります。フライト料金は、5分単位の計算(タキシング時間もフライト時間に含む)となり、体験搭乗では15分~1時間程度が一般的です。
また、正会員となったライセンサーは、操縦技量(ATCを含む。)や気象状況が確認され機体の調整がつけば、みずから近郊フライトや道内各地へのロングナビも可能です。
冬や、夜間は飛べますか?
はい、エアロスポーツ北海道は通年で活動しています。
札幌の平年の年間降雪量は約4.8メートル。人口180万人を抱えこれほど降雪の多い大都会は世界中で札幌だけと言われています。しかし,丘珠空港は自衛隊管理の公共飛行場であり、誘導路や滑走路の除雪は管理者の自衛隊によって完璧に除雪されています。そのため、わたしたちのモーターグライダーは、一年中快適に飛ぶことができます。実際、例年年末は12月30日までフライトし、年始は元旦からフライトしています。
また、札幌は冬至の頃には午後4時ともなると暗くなり、クラブ機(グローブG109B)は夜間飛行も法的に認められています。モーターグライダーからみる夜景は日中とは違う興奮を呼び起こします。
丘珠空港から札幌都心までは5マイル圏内。大通公園や薄野(すすきの)の宝石箱をひっくりかえしたようなゴージャスな夜景をみるナイトフライトも可能です。
グローブG109Bの飛行性能は?
軽飛行機なみの性能を持つサイドバイサイドのドイツのグローブ・ヴェルケ社製の復座モーターグライダーです。。昭和59年製造。翼長は 17.4m、全長8.1m、全高1.7m。エンジンはドイツフォルクスワーゲン製航空用2,500cc 90馬力を搭載しています。
燃料は航空ガソリン100LLまたは96オクタン以上の自動車用ガソリンを使用でき、通常飛行では1時間10リットル程度と、軽飛行機にくらべてコストパフォーマンスが非常に高い特徴があります。主翼、胴体とも一部炭素繊維を併用したオールプラスチック製であり、飛行抗力が小さくソアラー並の滑空性能を誇っており、また、ガルウイング・ドアを採用しており、機首下部の小窓を含め、上下方とも視界が確保されています。
降下・進入速度は通常115km/h(最良滑空速度)で接地速度は75~85km/h。離陸距離(50フィート越え、乾燥したハードサーフェイス)は性能上316m、同着陸距離は390m(ただし、ICAO標準大気状態で)横風(横風限界11ノット)に対する安定性は比較的高い。しかし、尾輪式の機体であることから、3点着陸または尾輪からの着陸技術の習得が必須です。地上の直線滑走とともに、この機体のもっとも難しい点です。
プロペラのピッチは、クライムおよびクルーズの切り替えができ、さらに上空でエンジンを止め滑空するときは、フェザーピッチに変更することができ、そして100km/h前後で滑空することができるのです。
最良滑空比は速度115km/hで1対28。性能上の最大巡航速度は190km/h、3,000rpm(Vne=240km/h)ですが、当クラブでは、運用上通常の水平飛行は170km/h(90ノット=VA)以下でクルーズすることが多いようです。計器も充実しており、VORおよびADFをも備えロングナビも安心です。