韓国心理学会誌の論文


ABO FAN


 統計論争についに決着を付けたと言える、延世大学教授・孫さんの画期的な研究論文を紹介します。v(^^)
 正直に言うと、私のHPどころか、従来の定説を全面的に書き換えないといけないほどのインパクトがあります。(@_@)

韓国心理学会誌の論文

 韓国の心理学会誌に掲載された話題の論文です。
 私は、インターネットでの紹介記事で初めて知りました。

韓国・聯合ニュース 平成19年9月21日付け 「O型は外向的でA型論理的」、血液型研究を総合

O型は外向的でA型論理的」、血液型研究を総合

【ソウル21日聯合】血液型と性格の相関関係についてこれまで報告された研究を総合した結果、O型は外向的な人が多いのに対し、A型は内向的な傾向が強いことが分かった。ほとんどの研究が、A型は論理的で気質が安定しているが、B型はそのほかの血液型に比べ感性的とみているという。

 延世大学大学院の技術経営学科に在籍するリュ・ソンイル研究員と心理学科のソン・ヨンウ教授が21日、「血液型類型学研究に対する概観」と題する論文でこのように明らかにした。血液型による性格の類型化は大衆の人気を集めるテーマだが、学問的には相関関係がないと一般的に考えられている。論文はこれに反論するもので、これまでの血液型類型学の研究結果を総合した初の研究という点で注目される。同論文は韓国心理学会誌の秋号に掲載される予定だ。

 ぜひ、この論文を読んでみたいものです。でも、韓国語なんだろうなぁ。(*_*) 英語だったらいいのですが…。  -- H19.9.23

 その後、こんなニュースも見つけました

 http://jp.epochtimes.com/jp/...

血液型は性格に影響する=韓国研究者が証明

 【大紀元日本10月5日】人の性格は血液型と本当に関係しているのか。この問題に対してこれまで、医学的な根拠が示されなかったため、結論は曖昧だった。最近、韓国の研究者らは、血液型が確かに性格に影響を与えるとの報告をまとめた。

 韓国の最大手通信社である聨合ニュース9月21日の報道によると、同国の延世大学の心理学専門の孫栄宇教授と劉聖益研究員は、各国のこれまでの血液型と性格との関係に関する研究報告50例を分析し、「O型は外向的、A型は内気、B型は感性豊か」と結論付けた。二人は「血液型に関する類型学的研究」と題する論文を執筆し、『韓国心理学』の秋季号に掲載されるという。

 孫教授の研究チームは、血液型が性格に与える影響に関する各種の結論を集め、同じ傾向がある場合、加点し、その逆の場合、減点するという方法で検証した。その結果、A型が「内気である」は14点で、同項目におけるほかの血液型の得点より高い。A型が「理論的」と「情緒が安定している」はそれぞれ10点を獲得しているのに対し、B型はそれぞれ7点である。そのため、A型は理論的で、しかも安定感があると結論付けられた。一方、B型は感性豊か、O型はリーダーシップと協調性を持ち合わせており、社交的であるという。しかし、全てのことに二面性があるように、A型は情緒が安定しているが、ガンに罹る可能性はほかの血液型より高い。

 また、血液型で分析する性格は、相対的なものであると孫教授は指摘した。今回の調査結果によると、B型はA型とAB型より外向的だが、O型より内向的であるという。さらに、人間の性格は各種の遺伝的特性と環境の要素が総合的に作用した結果であり、各性格は絶対的なものではなく、相対的な目で血液型の性格に与える影響を見るべきであると強調した。

 孫教授は、血液型だけで性格を判断しないよう再三に強調したが、韓国の記者らは有名人の性格判断に躍起になっている。報道によると、記者らは、外向的かつ社交的な盧武鉉大統領は目標に向かって突き進む精神の持ち主で、典型的なO型であり、金大中前大統領は誠実で、慎重派として知られ、完璧主義でもあるため、A型そのものだと分析している。 

(翻訳・編集/高遠)

(07/10/05 01:00)

 この記事を読んで、とにかく読みたかったのですが、全く入手方法がわかりませんでした。
 ところが、なんと原文がインターネットに公開されていたのです!

 http://www.koreanpsychology.or.kr/...

 ここで、"BLOOD"で検索して、最新の記事がそのようです。

 9. A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology
 Sung Il Ryu , Young Woo Sohn
 한국심리학회지 사회 및 성격 | 2007

 残念ながら、全部韓国語ですので、読むのにすごく苦労しそうですね。
 英語版のアブストラクトを読んでも、これではなんだかわかりません。(T_T)
 参考文献は、私の知らないものもあって、なかなかGoodです。

Title [Korean] :
Title : A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology
Author : Sung Il Ryu , Young Woo Sohn
Source : The Korean Psychological Association , The Korean Journal of Social and Personality Psychology / 21 Vol 3 No
27 ~ 55, All 29 pages
Year : 2007
Keywords : 혈액형, 성격, 유형학, 신경전달물질, 불완전우성, Blood-groups, Personality, Typology, Neurotransmitter, Intermediate dominance
Abstract [Korean] : 본 연구에서는, 혈액형과 성격에 대한 선행 연구 결과들을 요약하였고, 유사한 성격 척도별로 통합하여 혈액형과 성격의 관계를 분석하였다. 그 분석 결과로 내향성, 리더십, 안정성, 논리성, 사려성의 5가지 척도로 선행 연구 결과들을 종합한 혈액형별 점수를 도출하였다. 그 외 혈액형에 따른, 각종 생화학적 및 사회문화적 특성에 대한 연구도 분석하였다. 또한, 혈액형 물질과 신경전달 물질 및 신경 전달 속도에 관련하여 몇 가지의 혈액형별 성격 특성에 대한 가설을 제시하였고, ABO식 혈액형에 따른 생화학적인 특징과 신경전달 물질과의 관계, 그리고 ABO식 혈액형의 유전 방식에 의해서 파생되는 문제들에 대하여 논의하였다.
Abstract : This study provided a summary of existing research results on blood-groups typology and examined the relationship between blood groups and personality. Using a meta-analytic method, we computed scores that indicate the relationship between blood groups and each of five trait measures (introversion, leadership, emotional stability, logical thinking, and consideration). In addition to the behavioral data analyses, we reviewed prior research results based on biochemical and sociocultural data analyses. Biochemical peculiarities of ABO blood groups, relationships between blood groups and actions of neurotransmitters, and genetic effects of multiple alleles on blood groups were also discussed.

 ちなみに、「血液型と性格」他にも2つあるようです。#8は、明らかに「B型の彼氏」の影響ですね。(笑)

 7. Beliefs about Blood Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality
 So Hyun Cho , Eun Kook M. Suh , Yoen Jung Ro
 한국심리학회지 사회 및 성격 | 2005

Title [Korean] :
Title : Beliefs about Blood Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality
Author : So Hyun Cho , Eun Kook M. Suh , Yoen Jung Ro
Source : The Korean Psychological Association , The Korean Journal of Social and Personality Psychology / 19 Vol 4 No
33 ~ 47, All 15 pages
Year : 2005
Keywords : 혈액형, 성격, 유사 과학적인 성격 유형학, 혈액형별 성격특징 고정관념, 성격의 5요인, 믿음, Blood types, personality typology, stereotypes, Big 5
Abstract [Korean] : 본 연구는 최근 사회적으로 큰 관심을 끌고 있는 혈액형과 성격의 관계에 대해 알아보았다. 대학생들을 대상으로 연구를 실시한 결과, 가장 보편적인 성격 검사로 알려진 성격의 5요인과 혈액형 간에는 통계적으로 유의미한 관계가 없는 것으로 나타났다. 그러나 성격의 5요인이 아닌 혈액형별 성격특정 고정관념 형용사로 성격을 측정한 경우에는 혈액형에 따른 성격의 유의미한 차이가 있는 것으로 나타났다. 특히 4가지 혈액형 중에서도 혈액형별 성격특징 고정관념의 수렴도가 높은 A형과 B형에 있어서는 통계적으로 유의미한 결과가 나타났다. 그리고 혈액형별 성격 유형학에 대한 믿음 수준을 기준으로 집단을 나누어 비교한 결과, 믿음 수준이 높은 사람들일수록 혈액형별 성격특정 고정관념에 일치하는 방향으로 자신의 성격을 보고하는 경호에 강했으며, 믿음 수준이 낮은 사람들의 경우에는 혈액형별 성격특정 고정관념으로 성격을 측정한 경우에도 5요인과 마찬가지로 혈액형에 따른 유의미한 성격 차이를 보이지 않았다. 이러한 결과는 혈액형과 성격 간에 실질적인 관계가 없더라도, 혈액형과 성격에 대해 사람들이 가지고 있는 믿음이 사람들의 생각과 행동에 영향을 미쳐 실제 자신이나 타인에 대한 평가를 바꿀 수도 있음을 시사해준다. 이러한 결과에 대한 논의와 한계점, 추후 연구를 위한 제언 등이 제시되었다.
Abstract : Individualャs beliefs about the association between blood types (A, B, O, AB) and personality was measured among 204 college students. Participants also rated their own personality on two different measures-the Big 5 inventory and a set of personality traits most frequently associated with each of the 4 blood types (stereotypic traits). Consistent with past research, no meaningful relationship emerged between the Big 5 traits and blood type. Interestingly, however, self-ratings on the stereotypic traits revealed a self-fulfilling pattern. Those who firmly believed in the validity of the blood type stereotypes were more likely to report his/her trait in a stereotype-consistent direction (e.g., a blood type A person reports that she indeed is very "timid"). As expected, such stereotype-confirming tendency was not observed among the skeptics of this stereotype. Overall, the findings suggest that having a strong faith in the blood type stereotype might have a self-confirming effect on self-reports of personality.

 8. Does Love Depend on Blood Types?: Blood Types, Love Styles, and Love Attitudes
 Hyun Duk Joo , Se Nny Park
 한국심리학회지 사회 및 성격 | 2006

Title [Korean] :
Title : Does Love Depend on Blood Types?: Blood Types, Love Styles, and Love Attitudes
Author : Hyun Duk Joo , Se Nny Park
Source : The Korean Psychological Association , The Korean Journal of Social and Personality Psychology / 20 Vol 3 No
67 ~ 80, All 14 pages
Year : 2006
Keywords : 혈액형, 사랑유형, 연애태도, 성격 유형, 유사 과학적 성격 유형학, Blood types, Love styles, Love attitudes, MALPS, personality typology
Abstract [Korean] : 이 연구는 혈액형과 성격적 특성 요인들과의 관계를 알아본 이전 연구들에서 더 나아가, A. Lee의 사랑의 유형론을 척도화한 Hendrick과 Hendrick의 “사랑의 유형 척도(Love Style Scale)"와 연애태도를 알아보는 연인평가 척도인 MALPS를 사용하여 496명을 대상으로 혈액형별 유형론의 타당성을 확인하고자 하였다. 사람들의 사랑의 유형과, 애인으로서의 태도 (또는 평가) 기준에서 혈액형은 어떤 유의미한 연관성을 나타내지 않았다. 대중의 관심을 받고 있는 혈액형별 궁합이나 연애스타일처럼 애정과 관련된 영역에서 혈액형별 특성에 의한 설명의 타당성은 확인되지 않았다. 하지만 성별과 연애경험이 사랑유형과 연애태도에서의 일부 요인에서 혈액형별 집단차를 중재할 수도 있는 것으로 나타났다. 사람들이 혈액형 유형론을 믿게 되는 원인에 대해 설명하고, 혈액형과 상호작용을 일으키는 성별과 연애 경험 등의 변수의 역할을 검토하였다.
Abstract : This study aimed to measure the relationship between blood types (A, B, O, AB) and love styles, and the association between blood types and love attitudes. Lee's "Love Style Scale" developed by Hendrick & Hendrick (1986), and Me as a Love Partner Scale (MALPS), which measures love partners` attitudes, were administered to 496 subjects. Consistent with past researches related to the association between blood types and personality (Big 5), no meaningful relationship emerged between love styles and blood types, nor between love attitudes and blood types as well. Pseudo-scientific personality typology based on blood types was proved to be invalid to account for the differences among people's love styles or love attitudes. But gender and experience of love relationships can moderate the differences in love attitudes and love styles among blood types. And the possible reasons why people hold the beliefs about the association blood types and personal traits were discussed.

 この2つは面白そうです。ビックファイブ(日本以外ではポピュラーな5因子による性格検査)では差が出なかったということですので、他のデータとも一致しますね。非常に興味深い内容ですが、韓国語で読むのは大変です。 ふぅ。

 また、#7はもっと興味深いです。なぜなら、“思い込み”は韓国にも現実に存在するようだからです。

Those who firmly believed in the validity of the blood type stereotypes were more likely to report his/her trait in a stereotype-consistent direction (e.g., a blood type A person reports that she indeed is very "timid").

血液型が正しいと思っている人は、その思い込みと一致する方向で彼(女)の特徴を報告する(例えば、A型の女性は、彼女が本当に非常に「臆病である」と報告する)。

 ところが、ビックファイブでは差が出なかったとあります。

過去の研究と同様に、ビックファイブと血液型に意味がある関係は現れなかった。
Consistent with past research, no meaningful relationship emerged between the Big 5 traits and blood type.

 確かに、この結論は他の研究(例えば台湾)とも一致します。

 しかし、これは質問紙法による性格検査(ビックファイブ)の自己否定そのものではないでしょうか? なぜなら、質問紙法による性格検査は、性格の自己評定を測定するものだからです。言い換えれば、血液型による“思い込み”が測定できないというのは、本来 はありえないことのはずなのです。  -- H20.6.16

延世大学教授・孫さんの論文

 この3つの中で、私のオススメは、もちろん延世大学教授・孫さんの論文です。
 実は、興味深いことに、孫さんの専攻は心理学なのです。ビックリ。
 しかし、日本では、大変残念なことですが、こんな論文が心理学会誌に掲載されるとは(少なくとも私には)考えられません。
 なにしろ孫さんは、「血液型と性格は関係ある」と断定しているのですから…。
 まさに画期的と言えるでしょう。

 では、前置きはこのぐらいにして、本題に移ります。

 しつこいようですが、とにかく、この研究はとても魅力的です!
 なにしろ、従来の研究報告50例を分析し、「O型は外向的、A型は内気、B型は感性豊か」と結論付けたそうなのですから…。
 血液型ファンなら、何が何でも読んでみたいと考えるでしょう。
 私もそうです。(笑)

 最近は便利になったもので、機械翻訳が無料で提供されています。そこで、少々無謀ですが、邦訳に挑戦してみました。
 皆さんにも、知的でエキサイティングな経験を…ということで、結果をちょっとだけ公開します。
 まぁ、翻訳が多少間違っていても、それはご愛敬ということで…。f(^^;;

#全部やるとなると、膨大な作業ですねぇ。ふぅ。

 では、まず、掲載誌からから行きましょう。

【日本語】

 韓国心理会誌:社会及び性格
 Korean Journal of Social and Personality Psychology
 2007, Vol. 21, No. 3, 27
55

【韓国語・英語】

韓國心理會誌:社會및 性格
Korean Journal of Social and Personality Psychology
2007, Vol. 21, No. 3, 27
55

 次は、タイトル、執筆者、要約(アブストラクト)です。

【日本語】

 血液型類型学研究に対する概観:
 社会文化的,行動科学的及び生化学的観点で

 孫栄宇[教授],劉聖益[研究員]
 延世大学校[注:韓国では大学を大学校と言います]

 本研究では,血液型と性格に対する先行研究結果を要約し,類似の性格尺度別で統合して血液型と性格の関連を分析した.その分析結果で,内向性,リーダーシップ,安全性,論理性,思慮性の5種尺度で先行研究結果を総合した血液型別点数を導出した.その外血液型による,各種生化学的及び社会文化的特性に対する研究も分析した.また,血液型物質と神経伝達物質及び神経伝達速度に関して何種類の血液型別性格特性に対する仮説を提示し,ABO式血液型による生化学的な特徴と神経伝達物質との関係,そして ABO式血液型の遺伝方式によって派生される問題に対して論議した.

 キーワード:血液型,性格,類型学,神経伝達物質,不完全優性

【韓国語・英語】

혈액형 유형학 연구에 대한 개관:
사회문화적, 행동과학적 및 생화학적 관점에서

류성일* 손영우
연세대학교

본 연구에서는, 혈액형과 성격에 대한 선행 연구 결과들을 요약하였고, 유사한 성격 척도별로 통합하여 혈액형과 성격의관계를 분석하였다. 그 분석 결과로, 내향성, 리더십, 안정성, 논리성, 사려성의 5가지 척도로 선행 연구 결과들을 종합한혈액형별 점수를 도출하였다. 그 외 혈액형에 따른, 각종 생화학적 및 사회문화적 특성에 대한 연구도 분석하였다. 또한,혈액형 물질과 신경전달 물질 및 신경 전달 속도에 관련하여 몇 가지의 혈액형별 성격 특성에 대한 가설을 제시하였고,ABO식 혈액형에 따른 생화학적인 특징과 신경전달 물질과의 관계, 그리고 ABO식 혈액형의 유전 방식에 의해서 파생되는 문제들에 대하여 논의하였다.

주요어:혈액형, 성격, 유형학, 신경전달물질, 불완전우성

Title [Korean] :
Title : A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology
Author : Sung Il Ryu , Young Woo Sohn
Source : The Korean Psychological Association , The Korean Journal of Social and Personality Psychology / 21 Vol 3 No
27 ~ 55, All 29 pages
Year : 2007
Keywords : Blood-groups, Personality, Typology, Neurotransmitter, Intermediate dominance
Abstract : This study provided a summary of existing research results on blood-groups typology and examined the relationship between blood groups and personality. Using a meta-analytic method, we computed scores that indicate the relationship between blood groups and each of five trait measures (introversion, leadership, emotional stability, logical thinking, and consideration). In addition to the behavioral data analyses, we reviewed prior research results based on biochemical and sociocultural data analyses. Biochemical peculiarities of ABO blood groups, relationships between blood groups and actions of neurotransmitters, and genetic effects of multiple alleles on blood groups were also discussed.

 次は本文ですが、最初にイントロダクションがあります。

【日本語】

 最近は血液型を通じて相手の性格と習慣あるいは人格を評価しようとする人が多くなった.多くの若者が血液型類型学に関心を持ちながら,関連書籍がたくさん 出版されたし,これを素材にある映画が作られたりした.自分や他人の性格と人生を血液型と同じく簡単な基準によって評価することができるということはおもしろい.しかし常識的に,誰かの性格をただ4種分類の血液型基準だけで具体的に説明することは確かに不可能 である.それにもかかわらず,実際に多くの人々が興味と暇つぶしで血液型性格類型テストを楽しんでいる.一方では血液型が相手に対する偏見を助長するとか,特定人に対する非難と人身攻撃の手段で使われる事例が一層心配になったりする.
 
人々は自分あるいは他人がどんな人なのか具体的に分かりたがっている.性格は‘他人を分類する特性でその人の本当の姿’'なので,性格を根拠にして自分を説明し,他人に対して理解しようと思う だろう.しかし一人の性格はさまざまな遺伝的特性及び環境的効果が複合的に作用して決まることであるだけに,専門的な関連知識がない一般人たちとしては,血液型や星座のような検証 されていない性格類型学に頼るしかない.そして実際に多くの人々が,こんな疑似科学的な性格類型学を自分や他人を説明してくれると信じている(So Hyun Cho, Eun Kook M. Suh, Yoen Jung Ro, 2005[#7の論文]).

【韓国語】

근래에 혈액형을 통해 상대방의 성격과 습관 혹은 인격을 평가하고자 하는 사람이 많아졌다. 많은 젊은이들이혈액형 유형학에 관심을 가지면서, 관련 서적이 많이 출간되었고 이를 소재로 한 영화가 만들어지기도 했다. 자신이나 타인의 성격과 인성을 혈액형과 같이 간단한 기준에 의해 평가할 수 있다는 것은 흥미로운 일이다. 하지만상식적으로, 누군가의 성격을 단 4가지 분류의 혈액형 기준만으로 구체적으로 설명하는 것은 분명 불가능한 일이다. 그럼에도 불구하고 실제로 많은 사람들이 흥미와 심심풀이로 혈액형 성격 유형 테스트를 즐기고 있다. 한편으로는 혈액형이 상대방에 대한 편견을 조장하거나, 특정인에 대한 비난과 인신공격의 수단으로 사용되는 사례가있어 우려스럽기도 하다.
 사람들은 자신 혹은 타인이 어떤 사람인지 구체적으로알고 싶어 한다. 성격은다른 사람과 구분시켜 주는 특성이며 그 사람의 진짜 모습'이므로, 성격을 근거로 하여 자신을 설명하고 타인에 대해 이해하려고 할 것이다. 그러나 한 사람의 성격은 여러 가지 유전적 특성 및 환경적효과가 복합적으로 작용하여 결정되는 것인 만큼, 전문적인 관련 지식이 없는 일반인들로서는 혈액형이나 별자리와 같은 검증되지 못한 성격 유형학에 의존할 수밖에 없다. 그리고 실제로 많은 사람들이 이런 유사과학적인 성격 유형학을 자신이나 다른 사람을 어느 정도 설명해 준다고 믿고 있다(조소현, 서은국, 노연정, 2005).

 次は、研究の目的に移ります。

【日本語】

 研究の目的

 血液型類型学に対する盲信は誤りであるが,果たして血液型類型論のどの部分がどんな理由で誤って いて,またどの水準までが意味があるのか科学的に明らかにできないなら,無条件に血液型類型学の無用論を主張 できないだろう.したがって,関連分野の研究者たちは,これからこれに対する最善の研究を進めるのが正しいと思う.今まで血液型類型学に対する幾多の研究が進められて来たにもかかわらず,いまだに血液型類型論に対する賛否論難 は終息することがない.これは今までの血液型類型学研究が非効率的に進められて来たことを意味する.
 本研究では,血液型物質に対する理論的な調査とともに,血液型類型学に係わる先行研究たちを総合した.そしてその現時点で下すことができる結論とこれからどんな研究が必要なのかを整理した.

 血液型性格学に対する主要論点

 科学的に証明が可能なのか?

 現在の時点では,血液型と性格の関係に対しては,科学的(遺伝子レベル,医学的,大脳生理学的あるいは生化学的)には因果関係が実証されなかった.もう少し正確に言えば,性格と遺伝子の関係のメカニズムを現在の知識で理解することができないというのだ.性格テスト以外の方法で増えた関係が‘まさしくある’とも,‘まさしくない’とも言えない.だから統計的な方法を通じる推論をするしかないのだ.
 似ている事例で,電磁気力と万有引力などに対する数学的公式は,幾多の観察と実験を通じる経験論的方法で導出された.その力の発生原因と作動メカニズムを現在まで明かすことができなかったにもかかわらず,これは科学的な事実 として受け入れられている.このように因果関係にがはっきりしなくとも,血液型類型論を棄却することはできない.

 人体の幾多の遺伝子の中にどうしてABO式血液型遺伝子が注目されるか?

 現在まで明かされているデータでは,白血球の血液型のひとつの HLA 遺伝子と性格に強い関係があるという事実が遺伝子レベルで証明されている (McGuffin,1979; Gattaz,1981).赤血球の血液型ではP式血液型が性格と強い関係があるという研究結果もある (Cattell,1980). ABO式血液型は,輸血時に大変重要だが,体質や性格にこの上なく大きい影響を及ぼすことはないというのが現在までの定説だ.実際,疾病との関係では,HLAでは手配 [?]のオーダーで差があるのに,ABO式血液型ではやっと数するほど[?]の統計的差しか出ない.免疫機構に直接関しているHLAが体質によって強く関係があるという事実から,性格にも強い影響を及ぼすことができるという類推が可能だ.
 
実際に性格と関連が強くあるような HLAに対する研究はより魅力的であるが,その費用と現実的な難しさが 研究を難しくする.すなわち,ABO式以外の他の血液型を調査しようとすれば相当な努力と時間,そして費用がかかる.ABO式血液型なら,大部分の人が自分の血液型を知っているので,検査の手数を減らすことができる.それが ABO式血液型分類に対する大衆の関心の高さの理由だろう.

【韓国語】

 연구의 목적

 혈액형 유형학에 대한 맹신은 잘못된 것이지만, 과연혈액형 유형론의 어느 부분이 어떤 이유로 잘못된 것이며,또 어느 수준까지가 유의미한 것인지 과학적으로 밝히지못한다면, 무조건적인 혈액형 유형학의 무용론을 주장할수는 없을 것이다. 따라서, 관련 분야의 연구자들은 앞으로 이에 대한 최선의 연구를 진행하는 것이 옳다고 본다.
 지금까지 혈액형 유형학에 대한 수많은 연구가 진행되어왔음에도 불구하고, 아직까지 혈액형 유형론에 대한 찬반논란이 종식되지 못하고 있다. 이는 지금까지의 혈액형유형학 연구가 비효율적으로 진행되어 왔음을 의미한다.
 
본 연구에서는 혈액형 물질에 대한 이론적 조사와 함께혈액형 유형학에 관련된 선행 연구들을 종합하였다. 그리고 현시점에서 내릴 수 있는 결론과 앞으로 어떤 연구가필요한 지를 정리하였다.

 혈액형 성격학에 대한 주요 이슈과학적으로 증명이 가능한가?

 현재의 시점에서는, 혈액형과 성격의 관계에 대해서는,과학적(유전자 레벨, 의학적, 대뇌 생리학적 혹은 생화학적)으로는 인과관계가 실증되지 않았다. 좀 더 분명히 말하면, 성격과 유전자의 관계의 메커니즘을 현재 지식으로는 이해할 수 없다는 것이다. 성격 테스트 이외 방법에서는 관계가틀림없이 있다’라고도, ‘틀림없이 없다’라고도말할 수가 없다. 때문에 통계적인 방법을 통한 추론을 할수 밖에 없는 것이다.
 비슷한 사례로, 전자기력과 만유인력 등에 대한 수학적공식은 수많은 관찰과 실험을 통한 경험론적 방법으로 도출되었다. 그 힘의 발생 원인과 작동 매커니즘을 현재까지 밝혀내지 못했음에도 불구하고, 이는 과학적인 사실로받아들여지고 있다. 이처럼 인과관계에 대한 무지로 혈액형 유형론을 기각할 수는 없다.

  인체의 수많은 유전자 중에 왜 ABO식 혈액형 유전자가 주목 받나?

 현재까지 밝혀지고 있는 데이터에서는, 백혈구의 혈액형의 하나인 HLA 유전자와 성격이 제일 강하게 관계가있다는 사실이 유전자 레벨로 증명되어있다(McGuffin, 1979; Gattaz, 1981). 적혈구의 혈액형에서는 ABO식 보다는 P식 혈액형이 성격과 제일 강한 관계가 있다는 연구결과도 있다(Cattell, 1980). ABO식 혈액형은, 수혈 시에는 중요하지만, 체질이나 성격에 지대한 영향을 미치지는않을 것이라는 것이 현재까지의 정설이다. 실제로, 질병과의 관계에서는, HLA에서는 수배의 오더로 차이가 있는데반해, ABO식 혈액형에서는 겨우 수 할 정도의 통계적 차이밖에 나지 않는다. 면역 기구에 직접 관련하고 있는HLA가 체질에 의해 강하게 관계가 있다는 사실로부터,성격에도 강한 영향을 미칠 수 있다는 유추가 가능하다.
 실제로 성격과 관련이 강하게 있을 것 같은 HLA에 대한 연구가 더 매력적일 수 있지만, 그 비용과 현실적인 어려움이 이를 어렵게 한다. , ABO식 이외의 다른 혈액형을 조사하려면 상당한 노력과 시간, 그리고 비용이 들게 된다. ABO식 혈액형이라면, 대부분의 사람이 자신의분류형을 알고 있으므로, 검사의 수고를 줄일 수 있을 것이다. 그것이 ABO식 혈액형 분류에 대한 대중의 관심을더욱 높이는 이유가 될 것이다.

 ひょっとして、どっかで読んだことがあるような妙な感じを受ける人もいるでしょう。
 そういうあなたは、鋭いですね。(笑)

 この文章の元は、ABOFANホームページかもしれませんね。(^^) ← もちろん、ジョークです。

 次を読むと、もっとそう思うに違いありません。 ← これも、ジョークです。

#ところで、ここまで心理学者が心理学を批判していいのかなぁ? 人事ながら、心配になります。

【日本語】

 血液型性格学に対する論議自体をタブー視する傾向

 一般的に血液型性格学を反対する根拠で,一部の専門家が血液型と性格関係に対して論ずることは全然根拠がないことだから主張したという事実をあげたりする.日本の心理学者 渋谷昌三(2006)が出版した本には‘医学者や生理学者の間でも,A型やB型の血液型の成分の差が人間の精神機能に影響を与えるとは理論的に 考えにくいという見解が主流になっている.’という表現がある.しかし,その判断を支持するに値するどんな客観的な研究に対する内容は 示されていない.
 
著者は血液型性格学は非科学的という強い確信または推測でこのような叙述をした可能性が大きい.他の文献でも似 たような状況をよく目撃する.血液型性格学に強く反対しながらも客観的なデータを提示することはできないのだ.そしてまた他の文献ではこのような主観的な 記述を参照文献で引用しながら,まるで血液型類型学の反対論に対する立場を支持する証拠資料であることのように使ったりする.または血液型性格学に大変否定的なデータのみを引用しながら,血液型と性格関係を否定しようとするばかりか,同時にこれに対するどんな客観的な研究も行わない,偏見を持った専門家もあるよう見える.
 
一部の心理学者は人々が血液型類型学を信じることは,自分のフィードバック外部依存性1),確証バイアス(Confirmation bias)2),バーナム効果(Barnum effect)3),自分充足的予言(Self-fulfilling prophecy)4)などに起因したことと分析している.しかしこれらが血液型類型学を棄却することができる根拠になるのではない.
 
このように,学界では血液型性格学に対する研究と論議自体をタブー視する傾向が現われている.血液型性格 分類が偏見を作り出す温床になっていて,血液型性格学に対する研究がまるで偏見を助長する望ましくない研究であることのように思われるからかも知れない.
 
最近,血液型性格学はその始まりがドイツのナチズムでの優生学の一つで始まったことだという批判の声もある.それもあって,血液型性格学に対する論議自体を不便に思ったりする.
 
そして心理学界では人間心理に対する分析において,物理的,生化学的に接近するよりは社会学的な観点で近付く傾向が伝統的に強かった.血液型による性格 分類はやっぱり,そのメカニズムにおいては血液型物質と神経伝達物質の作用のような生化学的な領域で不可欠で繋がれなければならないから,いざ血液型と性格に[意味不明]を統計的に導出すると言っても,その作用に対する説明は心理学の学問的土台では不可能だ.純粋心理学者の立場では自分の既存学問領域を脱して接近を試みなければならないという困難がある.この点やっぱり血液型性格学に対する心理学界の研究選好度を落とす理由になるだろう.

【韓国語】

 혈액형 성격학에 대한 논의 자체를 터부시하는 경향

 일반적으로 혈액형 성격학을 반대하는 근거로, 일부 전

 문가가 혈액형과 성격 관계에 대해 논하는 것은 전혀 근거가 없는 것이라 주장했다는 사실을 들기도 한다. 일본의 심리학자 Shibuya Shozo (2006)가 출간한 한 책에는‘의학자나 생리학자의 사이에서도, A형이나 B형의 혈액형의 성분의 차이가 인간의 정신 기능에 영향을 준다고는이론적으로 생각하기 어렵다고 하는 견해가 주류가 되고있다. ’라는 표현이 있다. 그러나, 그 판단을 지지할 만한어떠한 객관적인 연구에 대한 내용은 나타나 있지 않다.
 저자는 혈액형 성격학은 비과학적이라는 강한 확신 또는추측으로 이와 같은 서술을 했을 가능성이 크다. 다른 문헌에서도 비슷한 상황을 자주 목격하게 된다. 혈액형 성격학을 강하게 반대하면서도 객관적인 데이터를 제시하지는 못하고 있는 것이다. 그리고 또 다른 문헌에서는 이와 같은 주관적인 진술을 참조문헌으로 인용하면서 마치
 혈액형 유형학의 반대론에 대한 입장을 지지하는 증거자료인 것처럼 사용하기도 한다. 또는 혈액형 성격학에 대한 부정적인 데이터만을 인용하면서, 혈액형과 성격 관계를 부정하려고만 하거나, 동시에 이에 대한 그 어떤 객관적인 연구를 행하지도 않는, 편견을 가진 전문가도 있다고 보여진다.
 일부 심리학자는 사람들이 혈액형 유형학을 믿는 것은,자기 피드백 외부의존성1), 확인편파(Confirmation bias)2),바넘효과(Barnum effect)3), 자기충족적 예언(Self-fulfilling prophecy)4)등에 기인한 것으로 분석하고 있다. 그러나 이것들이 혈액형 유형학을 기각할 수 있는 근거가 되는 것은 아니다.
 
이처럼 학계에서는 혈액형 성격학에 대한 연구와 논의자체를 터부시하는 경향이 나타나고 있다. 이는, 혈액형성격 구분이 편견을 만들어내는 온상이 되고 있어서 혈액형 성격학에 대한 연구가 마치 편견을 조장하는 바람직하지 못한 연구인 것처럼 여겨지기 때문일 수도 있다.
 
최근 혈액형 성격학은 그 시작이 독일의 나치즘에서의우생학의 하나로 비롯된 것이라는 비판의 목소리도 나오고 있어, 혈액형 성격학에 대한 논의 자체를 불편하게 생각하기도 한다.
 그리고 심리학계에서는 인간 심리에 대한 분석에 있어서, 물리적, 생화학적인 접근보다는 사회학적인 관점에서접근하는 경향이 전통적으로 강했다. 혈액형에 따른 성격구분 역시, 그 매커니즘에 있어서는 혈액형 물질과 신경전달 물질의 작용과 같은 생화학적인 영역으로 필연적으로 연결되어야 하기 때문에, 정작 혈액형과 성격에 대한상관성을 통계적으로 도출한다 하더라도, 그 작용기전에대한 설명은 심리학의 학문적 토대에서는 불가능하다. 순수 심리학자의 입장에서는 자신의 기존 학문 영역을 벗어나는 접근을 시도해야 한다는 어려움이 있다. 이 점 역시혈액형 성격학에 대한 심리학계의 연구 선호도를 떨어뜨리는 이유가 될 수 있을 것이다.

 渋谷昌三さん、偏見を持った専門家、バーナム効果自分充足的予言、ナチズムでの優生学…など、まさにどっかで読んだような内容です。(笑)

 しかし、単なる偶然の一致じゃないの、と思う人がいるかもしれません。
 確かにそうかもしれませんね。

 実は、この論文には間接的にABOFANホームページへの言及があるのです。

#興味がある方は、ぜひ探してみてください。

 まぁ、本当の経緯はどうなのかわかりませんが、結果的に私と同じ考えが専門家に広まるなら、こんなにうれしいことはありません。
 なぜなら、もともとABOFANホームページは、それが目的で公開しているのですから…。
 日本国内向けのコンテンツが韓国で役に立っているなんて、考えてみると愉快ですね。(^^)

 念のため、ABOFANホームページは、学術的な目的で使うなら誰でも大歓迎です(もちろん、クレジットも不要です)。

 さて、この論文が発表されたのは2007年です。
 韓国の状況をごく簡単にレビューしておくと、日本の2004年の血液型ブームが上陸し、2005年にはついに映画『B型の彼氏』まで制作されました。それを受けて、2005年と2006年には、心理学会誌にアンチ血液型の論文が掲載され、 テレビでも血液型関連番組が、かなり放送されたようです。そして、次に出たのがこの2007年の(割と肯定的な内容)論文という経緯をたどりました。

#日本だったら、こんな内容の論文を書いたら、まず間違いなく心理学会誌に掲載が拒否されるでしょう。(*_*)

 韓国では、一般のブームもさることながら、学術的な研究(しかも否定と肯定の両方!)があるのは羨ましいですね。
 たぶん、血液型に関するタブーが少ないのでしょう。

 そういう意味で、血液型に関する限り、日本よりは研究の自由があるということになるのかもしれません…。
 私は日本人ですから、羨ましくてというか残念というか、複雑な気分です。

 では、まとめとして、各血液型の傾向を見ておきましょう。

 この研究では、各種の研究報告の結果を調査し、同じ傾向はプラス1点とし、逆の場合はマイナス1点として、合計を出すという方法を採用したそうです。 結果は表5を見れば歴然としていますね。

【日本語】

 表 4で,A型の内向性点数は 14点として B型の点数 -6点または O型の点数 -15点に比べて相対的に大きい数値だ.これを通じて多くの研究結果からA型が内向的という事実が強く支持されていることが分かる.反対に O型の内向性点数は -15点として,多くの研究たちが O型は内向的ではなくて外向的という事実を支持していることを意味する.各性格尺度別で特定血液型が相対的にどんな位置にあるかどうかを調べるため,下表5と一緒に血液型の位置を垂直線上に表示した. 

 表 5に表示された性格類型別血液型の位置は,既存のすべての関連研究文献と実験結果の点数の合計を反映したもののなので,血液型別点数格差の大きいことは,それほど多い数の研究結果がその差を支持していることを意味する.内向性尺度で O型または B型は A型と非常に大きい点数格差を見せている.それは O型と B型が外向的という事実を支持する研究結果が充分に多く,同時に A型が内向的という事実を支持する研究結果が十分に多いと言える.そして心理的安全性尺度に対する結果を見れば,A型と O型,AB型はお互いに特別な差がなく近くに位置しているが,B型は相対的に大きい格差でマイナス値を取っている.B型の場合は,他の血液型に比べて心理的に不安定だという事実を支持する先行研究が数等多いという事実を意味する.リーダーシップ尺度では O型が一番高い位置を占め,論理性に対しては A型が特徴的に高い傾向がある.そして思慮性側面では B型が少し低い傾向と見える.上記表 5のチャートは多数の研究を総合した算定合算点数によるものなので,単発の研究に比べてネーム・バリューが高いだろう.

 表 5のチャート上の血液型別位置は,それぞれ該当の性格尺度においてその血液型の評点に解釈しても問題ない.もっと強い性向を見せる血液型であればあるほど有意差が確保される研究結果が多くなるからだ.
 一方,このような接近法は,血液型別性格類型特性が絶対的なのではなく相対的な観点で見なければならないという新しいアイディアを提示する.例えば,内向性尺度において,B型はA型またはAB型に比べて大きく外向的な性格を持っているが,O型に対しては反対に内向的な性格を持ったことを見なければならない.すなわち,B型が外向的という判断の対象によって当たることも 外れることもできるのだ.したがって,一血液型が絶対的に特定性格類型を持ったと言い切ることはできなくて,相対的な観点で判断しなければならないのだ.
 血液型と性格の連関性を把握するための後続研究では,上記表5で大きい格差を見せている性格類型科該当血液型の関係に対して集中する必要があり,関係をもっと支持するのか,それともその関係を否定することができるか検討してみることが望ましいだろう.

表4 血液型別相格類型の点数(変数統合)

血液型 内向性 リーダーシップ 安全性 論理性 思慮性
A型 14 -4 10 10 2
B型 -6 -1 -7 -7 -3
O型 -15 3 6 1 0
AB型 5 -7 3 -4 0

表5 性格類型尺度別各血液型の位置

【韓国語】

 표 4는 같은 차원의 변수를 통합하여 변수의 개수를 최소화한 결과이다. 표 4에 나타난 점수는 각각을 지지한 연구 건수에 의거하여 계산된 값이므로, 혈액형간 값의 차가 클수록 재현성이 크게 나타남을 의미한다.
 표 4에서, A형의 내향성 점수는 14점으로써 B형의 점수 -6점 또는 O형의 점수 -15점에 비하여 상대적으로 큰수치이다. 이를 통해 많은 연구 결과로부터 A형이 내향적이라는 사실이 강하게 지지되고 있음을 알 수 있다. 반대로 O형의 내향성 점수는 -15점으로써, 많은 연구들이 O형은 내향적이지 않고 외향적이라는 사실을 지지하고 있다는 것을 의미한다. 각 성격 척도별로 특정 혈액형이 상
대적으로 어떤 위치에 있는지를 알아보기 위해, 아래 표5와 같이 혈액형의 위치를 수직선상에 표시하였다.
 표 5에 표시된 성격유형별 혈액형의 위치는, 기존의 모든 관련 연구 문헌과 실험 결과들의 점수 합계를 반영한것이므로, 혈액형별 점수 격차가 큰 것은 그만큼 많은 수의 연구 결과가 그 차이를 지지하고 있음을 의미한다. 예를 들어 내향성 척도에서 O형 또는 B형은 A형과 매우 큰점수 격차를 보이고 있다. 그것은 O형과 B형이 외향적이라는 사실을 지지하는 연구결과가 충분히 많고, 동시에 A
형이 내향적이라는 사실을 지지하는 연구결과가 충분히많다는 것을 말해준다. 그리고 심리적 안정성 척도에 대한 결과를 보면, A형과 O형, AB형은 서로 별다른 격차가없이 근처에 위치하고 있으나, B형은 상대적으로 큰 격차로 마이너스 값을 띄고 있다. 이는, B형의 경우에, 다른혈액형에 비해 심리적으로 불안정하다는 사실을 지지하는 선행 연구가 월등히 많다는 사실을 의미한다. 리더쉽척도에서는 O형이 가장 높은 위치를 차지하였고, 논리성에 대해서는 A형이 특징적으로 높은 경향이 있다. 그리고사려성 측면에서는 B형이 다소 낮은 경향으로 보이고 있다. 상기 표 5의 차트는 다수 개의 연구들을 종합하여 산정한 합산 점수에 의한 것이므로, 단발성의 연구에 비해서는 신뢰도가 높을 것이다.
 표 5의 차트상의 혈액형별 위치는, 각각 해당 성격 척도에 있어서 그 혈액형의 강도로 해석해도 무방하다. 더 강한 성향을 보이는 혈액형일수록 유의차가 확보되는 연구결과가 많아지기 때문이다.

 한편, 이러한 접근법은, 혈액형별 성격 유형 특성이 절대적인 것이 아니라 상대적인 관점으로 보아야 한다는 새로운 아이디어를 제시한다. 예를 들어, 내향성 척도에 있어서, B형은 A형 또는 AB형에 비해 크게 외향적인 성격을 가지고 있으나, O형에 대해서는 반대로 내향적인 성격을 가진 것으로 봐야 한다. 즉, B형이 외향적이라는 판단은 비교하는 대상의 혈액형에 따라서 맞을 수도 있고 틀릴 수도 있는 것이다. 따라서, 한 혈액형이 절대적으로 특정 성격 유형을 가졌다고 단언할 수는 없고, 상대적인 관점에서 판단해야 하는 것이다.
 혈액형과 성격의 연관성을 파악하기 위한 후속 연구에서는, 상기 표 5에서 큰 격차를 보이고 있는 성격 유형과해당 혈액형의 관계에 대하여 집중할 필요가 있으며, 그관계를 더욱 지지하는지, 아니면 그 관계를 부정할 수 있는지를 검토해 보는 것이 바람직할 것이다.

 ここまで読んでいただき、どうもお疲れさまでした。
 もしあなたが、血液型大好き人間なら、読んだ甲斐もあったというものです。

 これで、少なくとも統計的な論争は事実上決着が付いた、と言って も過言ではないでしょう。

 ある程度予想していたとこととはいえ、 ここまでキチンとデータに基づいて検証されると、ついにヤッタ〜![キター]という感じですね。

 孫教授バンザ〜イ! v(^^)

32.gif (286 バイト) 差が出ていなかったデータでも、実は差が出ていた!

 ここまででもすごいと思うのですが、孫さんはもっとすごいことも論証しています。
 というのは、従来の性格テストで差が出ていなかったデータでも、実は差が出ていたというのです!!
 これまたビックリで、私は彼の凄さに2回ビックリしました。(@_@)

■ビッグファイブでは差が出ない?

 私の知る限り、世界的に使われているビッグファイブ(例えばNEO−PI−R)を使った研究では、その多くは差が出ていないのです。
 これは孫さんも認めています。
 彼がすごいのは、それであきらめずに、差が出ていないデータを再分析したところです。

 ところで、ビッグファイブは知っている人もいると思いますが、読者サービスとして、ここでももう一度説明しておきましょう。
 他のページからちょっと引用しておきます。もう知っている人は、読み飛ばしてくださいね。

■ビッグファイブとNEO−PI−R

 本題に入る前に、なぜか日本ではあまり有名ではない(?)ビッグファイブ、そして世界的に使われているNEO−PI−Rについてさらっと勉強しておきましょう。既に知っている方は読み飛ばして結構です。

 ビッグファイブ理論というのは、人間の性格というのは大きく分けて5つの性格因子で説明できるという性格心理学の理論です。手元の丸善の『心理学辞典』ではこうなっています。

ビッグファイブ

因子分析を通して導かれ、1980年代以降、人間のパーソナリティの基本次元として広く一般に認められてきた因子、すなわち外向性、協調性、勤勉性、神経症的傾向および経験への開放性または知性のこと。

 この因子分析というのがミソで、ビッグファイブは言語や民族を超えた普遍性があるとされています。実際に、因子分析の結果は安定しているらしいです。もっとも、全く同じではなく、軸は少しずれているらしいのですが、安定していることはどうやら間違いないようです。なんか面白いですね。(^^)

 ちなみに、ビッグファイブの内容は研究者によって少しずつ違います。というのは、性格因子を決めるのが因子分析なので、演繹的に因子の導出をしているからです。これは、実際に何かの因子分析をやったことがある人ならすぐ納得できるでしょう。

 さて、ビッグファイブによるもっとも代表的な性格テストはNEO−PI−Rです。このテストは海外では有名で、当然ながら日本語版や中国語版も作成されています。これが、上記の3つの論文で使われているのです(ちなみに、日本で有名なYGは昔ながらの古いタイプの性格テスト)。では、再度丸善の『心理学辞典』から引用します。

NEO

神経症的傾向(neuroticism)、外向性(extraversion)、経験への開放性(openness to experience)の三つに、協調性(agreeableness)と勤勉性(conscientiousness)を加えたビッグファイブ人格因子を測定するための質問紙。

 NEOというのは、もちろん英語の3つの性格因子の頭文字を取ったものです。もともとのNEO Five-Factor Inventory(NEO-FFI)は60項目だったのものを240項目に拡張したのがNEO−PI−R(NEO Personal Inventory Revised)です。この場合、ビックファイブの1つ因子に対して6つのファセットが定義されており、2階層構造をつくっています。つまり、全部で5×6=30の特性が存在しているのです。

 では、NEO−PI−Rの特性5因子と30のファセットを掲載しておきます(柏木繁男さん 性格の評価と表現 特性5因子論からのアプローチ H9.3 有斐閣 114ページ)。

N:不安、敵意、抑うつ、自意識、衝動、傷付きやすさ
E:温かさ、群居、実行、活動、興奮、前向き
O:空想、審美、感情、行為、発想、価値
A:信用、率直、愛他、従順、優しさ
C:能力、几帳面、信頼、やる気、努力、慎重

■ビッグファイブの問題点

 前出の『性格の評価と表現』からの引用です。

 さて、ビッグファイブで血液型による差を検討する場合の問題点は、大きく言って2つあります。
 まず、140ページですが、

もともと極値統計学的に処理すべき極端な感情表現の印象語や評価語では、評定者間の評価の分散が極端に小さくなる。その結果、相関係数の値に歪みが生じる。言い換えれば、仮定される潜在概念としての性格特性との関連が非線形となる。この歪みが、正負両方向への2極分離的効果の原因にもなっているのであろう。したがって、感情を伴った印象語や評価語などを削ぎ落とした語の共通特性、または安定特性が、現在のBigFiveの中身である、ということになる。

 はぁ、なるほどねぇ。因子分析だから簡単と思ったら、そうでもないのですね。

 しかし、これで血液型で差が出ない理由の一端がわかったようです。
 血液型により大きい差が出るのは、「極端な感情表現の印象語や評価語」に決まっています(笑)。それがカットされてしまったのですから、思っているほど差が出ないのは当然です。
 あ〜あ、性格心理学者も、全く余計なことをしてくれたものですね。これじゃ血液型ごとに差が出なくて全然ダメじゃないですか。血液型に恨みでもあったのでしょうか。(苦笑)

 さて、もう一つは、「思いこみ」の問題です。

 日本の心理学者は、血液型による(不当な?)思いこみが性格テストで排除できる、と考えている人が多いようです。だから、性格テストで血液型による差がない→血液型と性格は関係ない、という結論になっています。しかし、それには「ウソ」や「思いこみ」が排除できるという触れ込み(?)の性格テストを使えることが前提です。例えば、日本で有名なYG検査は、自己評定がそのまま結果に出るので「思いこみ」は排除はできません。では、NEO−PI−Rではどうでしょうか?(『性格の評価と表現』 152ページ)

FFM[注:5因子モデル]的観点でもっとも整備されているNEO−PI−Rの場合においても、虚構性尺度は準備されていない。虚構性尺度や強制選択では、性格の一貫性を維持するための実質的な役割は果たし得ない、と考えられているのである。

 虚構性尺度や強制選択は、被験者のウソを測定するものですから、それがないということは「思いこみ」はYGと同じく排除できません。つまり、「思いこみ」だろうが何だろうが、自分が自覚している性格がそのまま結果として現れることになります。

 この2つの問題点は、呉坤和さんの論文を読むのに極めて重要なポイントですので、ぜひ覚えておいてください。

【H18.1.27追記】

 この件で、読者からのメールをいただきました。

  このビッグファイブ理論というのを具体的に知らないので、あくまで勝手な想像ですけど、結局は、線型のモデルをいじくりまわして、次元数を減らしていってるだけなのでしょう?

 そういう線型のモデルで、たとえば、能見さんが書いてたような、A 型とO型の性格が、プレッシャーの量によって逆転するといような現象がどこまで記述できるかは疑問ですよね。まあ、質問の内容である程度は調節できるんでしょう けど。

 こういう線型のモデルでもある程度の安定性があるというのは、きっと、質問自体が経験知から抽出されたものだからではないかと想像するんですけど。その想像が正しいとすれば、ビッグファイブ理論も、経験知をわかりやすく整理した 以上のものではないのではないでしょうか。

 血液型人間学が心理学界で認められないのは、結局、現在の心理学の性格モデルが、こういった線型のモデルばかりだからかもしれないですよね。

  確かにそのとおりです。ビッグファイブは線形モデルで因子分析を使って次元数を減らしているものです。従って、血液型の性格への影響が非線形だとすると、差が安定しなくとも別に不思議でありません。

 ビッグファイブに限らず、性格テストは線型モデルが前提ですから、血液型による差が出ないのかもしれませんね。この点は、3つ目の問題点として覚えておいても損ではないでしょう。

■YG検査は不正確?

 ちなみに、日本で有名なYG性格検査は、ビッグファイブ理論から見ると、非常に不正確な性格検査のようです。前出の『性格の評価と表現』では、このようにあります。

 YGについては、既に、第2章で簡単に解説したが、120の質問項目単位の因子分析的研究では、辻岡による特性12因子の存在は確証されていない。また、後述のBig Five以後における、辻の性格特性テストFFMPIとYGとのジョイント因子分析の結果では、YGは特性NおよびEのみで構成されている。

 へ〜、これにはびっくりです。つまり、5つの因子のうち2つしか測定していないのだから、YG検査で血液型別の差が出なくとも不思議ではないことになります(苦笑)。  -- H18.1.26

 では、孫さんの意見を聞くことにしましょう。
 ビッグファイブでは、個別の項目では差が出ているのに、5因子にまとめると差が出なくなるというのが彼の主張です。

 【日本語】…太字は私

 一方,Big-Five Factor モデルを活用した研究では皆血液型と性格は関係がないという結論が下された(So Hyun Cho, 2005; Cramer, 2002; Rogers, 2003; Kunher, 2005).一方 MBTIを基盤とした研究では一部血液型と性格類型の関係を見せてくれた(Kim Beom Jun, 2006; D'Adamo, 2001).
 ところで Big-Five 尺度に対してだけ血液型と性格の連関性が現われないことをみて,血液型別性格類型の差があると言っても,Big-Five 尺度がこれを測定することができないのではないのか慎重に検討してみる必要がある.個別の質問では有意差があっても,Big-Five 要因で合算をするとき,血液型による差がお互いに相殺されて現われない可能性を排除することができないからだ.このように Big-Five モデルが血液型による差をよく検出することができなければ,上記 Big-Five モデルを利用した研究者等のデータを再分析して,Big-Five アンケート紙の個別質問項目に対して血液型別差があるのか検討してみなければならない.
 このために,So Hyun Choなど(2005)から該当の研究の調査データの提供を受け,個別質問項目に対してデータを再分析してみた.So Hyun Choなど(2005)の研究に使われた Big-Five 尺度は全40個の質問項目で成り立つアンケート紙に計算された.このアンケートデータを質問項目別に再分析してみた結果,10個の質問項目で有意な血液型との関係が発見された.その結果を上の表7[ 下に示す]に整理した.
 表 7には A型が思慮性が高いという事実を有意水準で支持する質問項目が全部で4個ある.これは[チョンソンテ?](1982)[ヨントルイン?慶尚大学校](1985)の研究結果と一致する.そしてA型と O型, AB型皆 B型に対して思慮性が[不明]を確認することができるのに,これは B型が他の血液型により個人主義的性向があるという D'Adamo(2001)の研究結果と一致する.そして思慮性側面のデータは表 5の内容とも一致している.
 しかし O型が内向的という事実を有意に支持する質問項目が 2個があるのに,これは既存研究結果とは相反するのだ([不明], 1982; [不明], 1982; [不明], 1982; Furukawa, 1927; Furukawa, 1930; Lester, 1987; D'Adamo, 2001).その外にも,B型が悲観的という点は既存研究では言及された内容がなく全然新しいのだ.
 このように,実際に血液型別差が存在するにもかかわらず Big-Five モデルはそれを感知することができないという事実が確認された.このように血液型と性格の連関性を否定した研究でも,データ分析方式に従って,全然違った新しい結果が出ることができるという点を確認した.

表7 So Hyun Cho のデータの再分析

赤線で囲まれた部分を見ればすぐわかるように、ちゃんと有意差が現れています。

念のため、So Hyun Cho さんの論文のアブストラクトから引用しておきます。

過去の研究と同様に、ビックファイブと血液型に意味がある関係は現れなかった。
Consistent with past research, no meaningful relationship emerged between the Big 5 traits and blood type.

 まさに、孫マジックですね!

 ただ、惜しいことに、この解釈にはちょっとしたミスがあるようです(もっとも、このすばらしい研究の価値に影響を与えるものではないでしょう)。それは…、

しかし O型が内向的という事実を留意するように支持する質問項目が 2個があるのに,これは既存研究結果とは相反するのだ([不明], 1982; [不明], 1982; [不明], 1982; Furukawa, 1927; Furukawa, 1930; Lester, 1987; D'Adamo, 2001).その外にも,B型が悲観的という点は既存研究では言及された内容がなく全然新しいのだ.

 O型については、逆の傾向が2つ現れたということですが、これは不思議ではありません。というのは、この研究では有意水準を5%に取っているようだからです。有意水準が5%ということは、平均すると20の質問項目に1つは誤った結果が現れるということです。つまり「全40個の質問項目」なら、平均すると2つの項目では誤った結果が得られることになります。
 ということですから、今回はたまたまO型に2つに誤った結果が現れたということなのでしょう。また、B型には(たまたま)正しい結果が現れなかったと解釈すれば、特に矛盾はないと思います。

【韓国語】

 한편, Big-Five Factor 모델을 활용한 연구들에서는 모두 혈액형과 성격은 관계가 없다는 결론이 내려졌다(조소현, 2005; Cramer, 2002; Rogers, 2003; Kunher, 2005). 반면 MBTI를 기반으로 한 연구에서는 일부 혈액형과 성격유형의 관계를 보여주었다(김범준, 2006;D'Adamo,2001).
 그런데 Big-Five 척도에 대해서만 유 혈액형과 성격의 연관성이 나타나지 않은 것으로 보아, 혈액 형별 성격유형의 차이가 있다고 하더라도, Big-Five 척도가 이를 측정하지 못하고 있는 것은 아닌 지 신중하게 검토해 볼 필요가 있겠다. 개별의 질문에서는 유의차가 확보되더라도, Big-Five 요인으로 합산을 할 때, 혈액형에 의한 차이가 서로 상쇄되어 나타나지 않을 가능성을 배재할 수 없기 때문이다. 이처럼 Big-Five 모형이 혈액형에 의한 차이를 잘 검출할 수 없다면, 상기 Big-Five 모델을 이용한 연구 자들의 데이터를 재분석하여, Big-Five 설문지의 개별 문항에 대하여 혈액형별 차이가 있는지 검 토해 보아야 한다.
 이를 위해, 조소현 등(2005)으로부터 해당 연구 조사 데이터를 제공받았고, 개별 문항에 대하여 데이터를 재분석해 보았다. 조소현 등(2005)의 연구에 사용된 Big-Five 척도는 총40개 문항으로 이루어진 설문지로 계산된 것 이다. 이 설문 데이터를 문항별로 재분석해 본 결과, 10개 문항에서 유의한 혈액형과의 관계가 발견되었다. 그 결과를 위 표7에 정리하였다.
 표 7에는 A형이 사려성이 높다는 사실을 유의한 수준으로 지지하는 문항이 총 4개가 있다. 이는 정소봉, 정선태(1982)와 윤달원(1985)의 연구 결과와 일치한다. 그리고 A형과 O형, AB형 모두 B형에 대하여 사려성이 높다는사실을 확인할 수 있는데, 이는 B형이 다른 혈액형에 비 해 개인주의적 성향이 있다는 D'Adamo(2001)의 연구결과와 일치한다. 그리고 사려성 측면의 데이 터는 표 5의 내용과도 일치하고 있다.
 그러나 O형이 내향적이라는 사실을 유의하게 지지하는 문항이 2개가 있는데, 이는 기존 연구 결과와는 상반되는 것이다(정소봉, 1982; 정소봉, 정선태, 1982; 이영웅,1982; Furukawa, 1927; Furukawa, 1930; Lester, 1987;D'Adamo, 2001). 그 외에도, B형이 비창의적 이라는 점은 기존 연구에서는 언급된 내용이 없는 전혀 새로운 것이다.
 이와 같이, 실제로 혈액형별 차이가 존재함에도 불구하고 Big-Five 모델은 그것을 감지할 수 없다 는 사실이 확인되었다. 이처럼 혈액형과 성격의 연관성을 부정한 연구 에서도, 데이터 분석 방식에 따라, 전혀 다른 새로운 결과 가 나올 수 있다는 점을 확인하였다.

 繰り返しになりますが、これで統計的な論争は事実上決着が付いた、と言って も過言ではないでしょう。

 残された課題は、この論文の知見をどうやって広めるかです。
 そのうち英語のホームページでも更新しようかな…。

Red_Ball12.gif (916 バイト)to be continued...

 ここで私は力尽きてしまいました。時間もないので、今回はこの辺でおしまいにします。
 生化学的、社会文化的特性に対する研究の分析、そして血液型物質と神経伝達物質及び神経伝達速度の血液型別性格特性 への影響、この2つの紹介は次の機会にしようと思います。

 どうですか?楽しんでもらえましたか?
 ではバイバイ。(^^)/~


ホームページへ


最終更新日:平成20年6月16日[6月20日一部修正 H28.10.2モバイル用に微修正]