季節ごよみトピックス2021年
 
 
 
苗場山麓ジオパークを応援します!         見玉公園から『石落し』の岩壁を望む。 
今年も苗場山麓ジオパークのすばらしい自然をお伝えしていきたいと思います。 

新年、明けましておめでとうございます!2021年(1月1日)  
 2021年が明けました。皆さん、おめでとうございます。昨年12月14日から一気に積もった雪で、津南町は役場で元旦にすでに182cmの積雪になりました。久しぶりに津南らしい冬になるのでしょうか?
 元旦の早朝から家の前の除雪です。集落の役員でもあるので、集落のお宮さんの道踏みにも行ってきます。
 除雪仕事のお陰で、今年も健康に過ごせそうです。
  1月6日朝、久しぶりに青空が覗きました。雪温が低いため、薄く雪面に霧が出ています。
 
  急いで外に出てみました。昨夜降った雪の結晶が朝日に光っています。    
 新年早々のドカ雪!(1月8日)  
 またまたドカ雪がやってきました。日本海が暖かいのですね。気象庁の雲画像を見ると、JPCZ(日本海寒気団収束帯)がしっかりとやってきています。
 早朝から今日も除雪作業です。一晩で80cmほど積もったでしょうか。どの家も出勤前からどんどん流雪溝に雪を入れるので、すでに流雪溝が詰まってしまい、水が溢れ出て道路が川のようになっています。大変!
 
   
 詰まった雪の圧力で、重いコンクリートの溝蓋が持ち上がっています。今日は、流雪溝に雪を入れられないので、空いている場所に雪を押しつけて、何とか女房の車の周辺だけをとりあえず、除雪しました。
 ようやく女房を送り出した後、家の1階に道路で溢れた水が入ってこないように、バイパス工事です。
 雪の下に埋もれた側溝から水が溢れています。それをバイバスを作って下流側の道路にうまく流していきます。無事、完成!これでとりあえず大丈夫。けっこう楽しんでやっています。 
   
 新雪の石落とし!(1月21日)  
 今年も冬の雪散歩(スノーシュートレッキング)のガイドの依頼が来ています。昨年は、テレビでも紹介されて、けっこう依頼が増えたのですが、今期は新型コロナの影響でお客さんはあるでしょうか。
 仲間と下見に行ってきました。今期から、もう1コース増やして、ジオパークのジオサイトの一つ「石落し」も加えました。
 
  
   

 素晴らしい青空!雪面の雪がキラキラと光っています。降った雪が、雪面で再結晶しています。森の中には、かわいいアカネズミやニホンリスの足跡もついています。必死に冬を越しているのでしょう。
 
アカネズミ足跡。尻尾の跡が見える。
 
これは、ニホンリスの足跡。
   
 石落しの岩壁の展望スポットでティータイム。仲間が用意してくれたおいしいコーヒーとお菓子で最高のひとときでした。     
 十二講!(2月12日)  
 今年も十二講の季節がやってきました。この行事は、山の神様にこれから山仕事で山に入る許しを請い安全祈願と、子孫繁栄の祈願をするものです。昔からこの時期になると雪も降り止み、山仕事を始めるのにちょうどよい季節になると言われています。かつて旧暦で行っていたときは、今より40日ほど遅かったので、今で言うと3月中旬頃の気候だったと思われます 。
 今年も前日に準備に行ってきました。
   あいにくの小雨模様でしたが、2時間ほどで立派な塞ノ神の準備ができました。
 いつの頃からか、うちの集落では、塞ノ神も十二講に併せて行うようになりました。
 我々の年代はすでに30年ほど、この行事を行ってきました。ようやく昨年度から少しずつ次の世代に引き継ぐようにしてきました。
 今年は、次の世代が仕切ります。
 昨日掘り出した十二様に御神酒やからこもち(米の粉で作ったおもち)などを備えます。 
   
  区長さんが、集落の山の方向に弓を射って、いよいよ点火。風がなく、まっすぐに炎が上りました。
 今年は新型コロナのため、甘酒や御神酒、子どもたちにはお菓子の振る舞いはありませんでした。
それでも思った以上に集落の人たちが集まりました。スルメを焼いて、今年一年の無事と繁栄を祈りました。
   
気持ちのいい朝!(2月20日)
  朝が早くなってきました。太陽の日差しが強くなって、家の前に積もった雪をどんどん溶かしていきます。
 素晴らしい快晴の朝、スノーシュートレッキングのガイドの下見を兼ねて川の展望台近くまでい行ってみました。
 遠くに鳥甲山や三ッ山、その後ろに苗場山もわずかに見えます。本当に気持ちのいい朝です。
   
  山の斜面から雪が落ちています。その先端には、おもしろい形のものが!「雪まくり」です。わずかに新雪が降った後、暖気が入ると、斜面を転げる雪がこんな形になります。まるで森のバームクーヘンです。    
  道路脇の雪の壁には、こんな奇妙な形の雪も!
これも新雪が降った後、暖気が入ると斜面に現れます。
 名付けて「俵雪」。まるで俵が重なったように見えます。本当の名前は何というのでしょうか?
 こうした雪の造形を見ることも、冬の楽しみの一つです。
   
 
 冬の今泉!(2月24日)  
  津南の隣にある栄村の今泉に仲間と行ってきました。3月に頼まれている観察会の下見です。木々の冬芽や葉痕(葉っぱが落ちた痕)を見ていると、いろんな動物やこびとの顔などに見えてきます。    
  ヌルデに不思議な形のさなぎを見つけました。
 よく見ると、なんとジャコウアゲハのさなぎです。どうしてこんな恐竜のような形をしているのでしょうか?
 昨年夏にこの付近で成虫を見かけていました。きっと食草のウマノスズクサがあるに違いありません。春になったらまた探しに来たいと思います。
 集落の奥には、湿地が出ているところもありました。雪が止めば、きっと獣が集まってくるに違いありません。
 なぜ縄文の人々が、こんな豪雪地帯にあえて見続けたのか。その答えがそこにあるように思います。
   
 
 アマガエル鳴く?!(3月24日)  
  3月に入り、ほとんど降雪がなく、とても暖かい日が続いています。そのため、急激に雪が融け、24日現在、気象庁の米原観測所では148cm(標高452m)、津南町役場で108cm(標高241m)と例年以上に少ない積雪となっています。
 なんと、今日は暖かい日差しに誘われたのか、アマガエルが鳴いていました。大雪が心配された今年の冬でしたが、結果としては少雪傾向で終わりそうです。
 右の写真は、先週の彼岸前にお墓の雪掘りに行ったときの状況です。このときは、まだ160cm以上は積雪がありました。
 
 
高いお墓だけ、頭が雪の上に出ています。
 
我が家のお墓は低いので、まだ完全に雪に埋もれていました。
 そんな具合で、今年は2月3月に好天が多く、スノーシュートレッキングが多くできました。21日には、秋山郷の天池周辺を歩いてみました。天池は、まだほとんどが雪に覆われていました。青空の下、鳥甲山がとてもきれいでした。そこかしこに、春の息吹を感じました。   
苗場山麓ジオパークのビューポイント 天池
 
まだ池の上には厚い積雪が。部分的に雪解け水が貯まっています。
 
こちらは、第2天池。鳥甲山がとてもよく見えます。
 
荒々しい岩肌が蒼天を衝くように直立しています。
 
ケヤマハンノキにすでにたくさんの花が付いていました。
 
ケヤマハンノキの雄花が目立ちます。昨年の黒い実も残っています。
 
これは、栃のベタベタする冬芽に付いたカモシカの毛。さんざん栃の冬芽を食べたようです。
 
最後は、急斜面を尻滑りで下ります。画面の遥か下に小さく仲間が写っているのですが、分かりますか?
尻滑り、サイコー!
 
 梅の花咲く!(3月25日)  
 この暖かさで昨日ほころび始めていた梅が、今日開花しました。記録的な少雪だった昨年の3月19日よりは遅いものの、例年だと4月はじめですので、かなり早い開花です。
 このところ、津南町周辺を歩いてみると、スギ林の至る所で、途中で折れたスギが目に付きます。林縁に多いようです。
 昨年12月、雪の降り始めにほんの二日ほどの間に1m半ほどの降雪があった際に、湿った雪の重みで折れてしまったようです。特に林縁は、スギの枝が多く茂っているために、弱い木が軒並み折れてしまったようです。
 
 
   
折れたスギが白く目立ちます。
 
直径40cmもあるスギが折れています。
 また、家屋でも軒先が雪の重みで折れた家が多くあるようです。急に多量の降雪があったため、雪下ろしが間に合わぬ家が多くありました。春の訪れとともに、そうした家の補修が大忙しだと、地元の大工さんが話していました。
 昨日、私が育てている”お父さんの森”に行ってみると、エゴノキの大きな枝が折れていました。ここだけ、横に張り出した枝の混んだ部分だったので、雪の重みに耐えられなかったようです。
 他にも桜も、太い枝が折れていました。
 雪国に育つ木々の苦労を改めて感じることになりました。  
 
河岸段丘の広い雪原をスキーを履いて”お父さんの森”に向かいます。
 
エゴノキの大きな枝が折れていました。
 
桜のこの枝も、切るしかありません。
 
森は、まだまだ1m半の雪に埋もれています。
 梅、満開!ブナ芽吹き!(4月4日)  
 3月31日、津南の中津方面でツバメを見たという情報が入りました。4月4日には、我が家の梅が満開になりました。また、ブナも芽吹きだしたようです。例年にない早さでびっくりです。
 4月5日、ようやく割野周辺でもツバメを確認しました。
 「お帰り!」
 いよいよ春がやってきました。津南町役場は、4月8日に積雪が0になりましたが、割野周辺では、あと1週間ほどかかりそうです。 
 
4月6日、満開になった我が家の梅。
 
4月6日の裏の積雪。まだまだ50cmほどの積雪。
桜咲く!(4月7日)   
 昨日辺りからソメイヨシノが、ちらほらと咲き出しました。極端に雪が少なかった昨年とほぼ同じ開花日です。
 4月7日には、津南中学校の桜がすでに、三分咲きほどになっていました。残雪の中での開花です。
 また、今年は、津南・栄村ではブナが数年に一度の一斉開花のようです。芽吹きと同時にたくさんの花を付けています。今年の秋には、大量のブナの実が地面に落ちそうです。久しぶりにブナの実が食べられるかな。
 
4月7日、津南中校庭の桜。
 
オニグルミの芽も花芽が膨らんできた!
 段丘桜!(4月10日)   
 段丘桜が咲き出しました。今年は残雪の中での開花です。オオヤマザクラのピンク色と残雪の白、そして空のブルーが見事です。     
    メジロの群れがやってきました! 
 眼下に見える河岸段丘の雪ももうすぐ消えそうです。
 
 お父さんの森にも行ってみました。まだ車では行けません。歩いて森まで行きます。
まだまだ厚い残雪に覆われています。やはり雪の重みで、かなり木々の枝が折れています。この春は、森の手入れに時間がかかりそうです。
 いち早く雪が消えた場所では、キクザキイチゲの蕾が膨らんでいました。今年もギフチョウがやってくるかな。
 帰り道、マヒワの群れに出会いました。北に帰る途中なのでしょう。
 
   
     
 慈雨!(4月14日)   
  山々をそして里を覆うように、優しく雨が降っています。まさに木々の芽吹きを促す慈しみの雨、慈雨です。大好きな雨です。
 ブナがたくさんの花を付けていました。

 我が家の裏の雪もあとわずかとなりました。
   
     
 お父さんの森!(4月18日)   
  ようやくお父さんの森まで車で行けるようになりました。森の中の残雪も少しになりました。
 雪が消えた林床では、雪割草が咲き出していました。カタクリも蕾が立ち上がってきました。
   
 ギフチョウが来ない?!(5月15日)   
  連休前からお父さんの森では、カタクリが盛りとなりました。しかし、まだギフチョウの姿が見えません。食草のコシノカンアオイの新葉が開くのが遅れているせいでしょうか?
 連休中は、森の手入れでお父さんの森にいましたが、天気が悪かったせいもあって気温が上がらず、結局ギフチョウには出会えませんでした。
 5月15日には、新葉がたくさん開いていましたが、まだ、卵を見つけていません。
 今年は、カタクリの時期と卵を産み付ける新葉の時期がずれてしまったのでしょうか?
 
5月4日
 
5月4日
 
森はすっかり緑に覆われた(5/15)。
 
爽やかな木陰になっていた(5/15)。
 
お父さんの森近くの水田の畦にあった
見事なスミレの群落(5/15)。
     
 稲刈り日より!(9月19日)  
  ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。身体を悪くしていたわけではなく、今やっている仕事にすっかり追われてしましい、津南通信の更新まで手が回らなかったのです。反省!
 毎週3日ほど山に入り、動植物の調査をしているので、お伝えしたいことは山ほどあったのですが、日々の報告書をまとめるだけで精一杯の毎日でした。
 さあ、久々の更新です。季節はすっかり秋になってしまいました。 
  9月19日、朝霧で目が覚めました。集落の六地蔵様の影が長く伸びています。霧が晴れてきて、稲穂に露を結んでいます。
 稲刈りが始まっています。今日は絶好の稲刈り日よりです。
 早起きついでに近所を回ってみました。
   
      外丸地区の田んぼでは、今では珍しい「はざかけ」で刈り取った稲を干している場所がありました。
  すっかり霧が晴れ、陽が高くなってきました。稲の露も乾いてきたようです。さあ、稲刈りが始まります。
 今年は、倒れた稲が少なく、稲刈りがしやすいようです。しかし、お盆の頃の長雨のため、出来はどうでしょうか?
   
 広い正面集落の田んぼでも稲刈りが始まりました。何か懐かしい光景です。我が家は、父親が死んでからは人に作ってもらっています。かつては、今の時期は、子どもたちもみんな田んぼに出て、稲刈りを手伝いました。

 夕方、我が家にできたばかりのお米が届きました。今年は、やはりお盆の頃の長雨のせいで、実の入りが悪く、反当たり1俵ほど少ないとのことでした。
   
  お米のほかにも、津南町の高原では、キャベツの収穫も始まっています。今年は、あまり残暑がなく、すぐに涼しくなったので、おいしいキャベツが出来たのではないでしょうか。

 苗場山も今日はくっきりと見えます。上の方はきっと紅葉が始まっていることでしょう。
   
 年末の大雪!(12月31日)  
 なんと稲刈りの次が、大雪の報告になってしまいました。退職してからの方が、時間に追われ、ホームページを更新する時間が取れなくなってしまいました。
 今日はすでに大晦日。今年も元気に仕事に励んでいられたことにまずは感謝です。
 さて12月18日に根雪になった雪。日本中を襲った先日の寒波に続き、またまた年末寒波の襲来です。
 本日、気象庁アメダスの津南観測所では、最高積雪が197cmになりました。
 
  雪が積もる前の霜が降りた朝の様子です。我が家の裏の畑に残った花やコケに霜が付いています。どうしてこんな形になるのか、いつもながら目を奪われます。
 今はすでに深い雪の下です。
 今日は朝6時過ぎから家の前の除雪をし、その後、集落役員のため神社の道踏みに行きました。
1日中、激しい降雪があったため、神社には夕方再び道踏みに行き、初詣を迎えられるようにしてきました。
 今日1日で60〜70cmは降ったようです。
 
 明日の元旦も朝から神社の道踏みに行く予定です。
 大変な雪ですが、恵み多き雪でもあります。
 皆様、どうぞ佳いお年をお迎えください。