1.人はなぜ絵を描(か)くのでしょう
思いつくままにあげてみましょう
- 伝達の手段、思考の手段
- 白い紙を思いどおりにうめる楽しさ
- 画材道具を使いこなす面白さ
- 絵を通して感動したい。美を追求して美に出会いたい。高い境地に達したい。
歴史からも少し考えてみましょう
- 古代の洞窟画
アルタミラなどの洞窟画は、狩の成功の祈りであり、自ら狩った獲物の誇示であり、その獲物から力を受けるための儀式画であったりする。
- 中世の祈り
中世のころ、聖書の内容を視覚化して、神の教えを伝える重要な伝道の要素だったり、祈りの対象そのものであったり、
祈りのための装飾であったりします。このころまで、絵は、神が主体でした。
- 近代の哲学的追究
近代になると「絵とは何か」という命題のもと、さまざまな画家たちが、人間を主体として「印象」や「感情」「存在」「潜在意識---幻想」
そして「立体」などのテーマをもとに、哲学的に考え描いてきました。
・・・人は絵画を通じて「真善美」の追究をしてきました。
2.絵を描く魅力はどこにあるのでしょう
- 絵の魅力は白い紙の上に自分ひとりだけで自分の美の世界、イメージやメッセージを込めたものがつくれる。
- 人間は一般に何かを作り上げることに無上の喜びを感じるものなのでしょう。
- 一つの作品が出来上がってくるときの高揚感。
- 絵を描くことで自分自身の中に入っていける孤独な幸福感。
- 結局は、自分自身を「幸福」にするために描いているのではないでしょうか。
3.「絵画教室ノススメ」
こんなことはありませんか?
- 絵は楽しいだけではありません。うまく描けないときの苦しみもあります。
- 子供のころは無邪気にかけたのが、いざちゃんと絵をかこうとすると何をどうすればよいか分からなくなる。
- 絵に関する知識が不足しているため、基礎から知りたい。・・・
そこで「修破離(しゅはり)」です。「修破離」とは、日本の諸芸能、諸道における伝統的な、そして根本的な考え方です。
| 「修」:師から伝統に裏打ちされた技の基礎を学ぶ段階。 |
| 「破」:基礎を十分に体得しかつ自由自在に応用して師の形を「破る」段階。 |
| 「離」:師から離れ、その人の流儀で自分の個性を発揮し実践する段階。 |
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「みすず絵画教室」では、絵画へのご案内役や絵画制作のお手伝いをしたいと思っています。
- みすず絵画教室では、それぞれの方のお考えや描いている様子、進み具合を見ながらカリキュラムを組み、
毎月の予定表を作ります。
- この予定表に沿って絵画技法を学びながら、それぞれ作品を制作していきます。
- こうしたことを通してみすず絵画教室では、皆様の絵画制作のお手伝いをしてまいります。
絵を一点一点心をこめて描いて残す楽しさ・・・。 絵を描くことによって、自分自身を”再発見”する旅に出られたらいかがでしょうか。
絵は現実に見たものをデッサンして描くことから始めますが、表現するのは、自分の夢の世界、イリュージョンであると考えています。 絵を描く事によって、内的な自由を手に入れるところまで進んでもらえれば、というのが講師の願いです。 絵を描いてみたい方は、どうぞ教室の開催日に見学にお出かけください。
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